楽「ハニートラップ対策?」鶫「そうだ」
- 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/11(日) 20:13:49.96 ID:V3J5QHzMo
楽「いやハニートラップってお前、誰が俺にするんだよ。意味ねえだろ」
鶫「そうか? 日本有数の広域暴力団集英組組長の一人息子、一条楽」
楽「うっ」
鶫「どうした? 国際的ギャングビーハイブ首領の一人娘の恋人、一条楽」
楽「わかったよ! それで俺にどうしろってんだ?」
鶫「……」カアァァ
楽「おい、鶫?」
鶫「…………」カアァァ
楽「おーい。鶫さーん?」
鶫「わ、」
楽「わ?」
鶫「私が、貴様に耐性をつけてやる!」- 3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/11(日) 20:15:46.24 ID:V3J5QHzMo
楽「…………は? え、いやちょ、お前何言ってんの!?」
鶫「聞いてのとおりだ。私が貴様にそういう耐性をつけてやる」
楽「耐性をつけてやるって何するつもりなんだよ」
鶫「その前に、貴様は、その、お嬢と何をした?」
楽「え? 何って?」
鶫「だ、だからその……お嬢とどこまでしたかと聞いているんだ」
楽「どこまでってだからなんだよ?」
鶫「ぐっ……お、お嬢とキスとか、そ、それ以上のことをしたのかと聞いているんだ!」カアァァ
楽「なっ、す、するわけねえだろ!」カアァァ
鶫「そ、そうか」
楽「ああ。で、それがなんなんだ?」
- 4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/11(日) 20:16:12.53 ID:V3J5QHzMo
鶫「つまり貴様は女性への耐性が少なく、ハニートラップにかかりやすいわけだ」
楽「まあそうだろうけどよ」
鶫「だから私が耐性をつけてやるんだ!」
楽「だからそこがおかしいって! なんでお前がそんなことするんだよ!」
鶫「貴様がハニートラップにかかって集英組だけが被害を受けるならどうでもいいが、貴様はお嬢の恋人だ」
鶫「貴様がハニートラップにかかった場合、ビーハイブにも被害が及ぶ可能性がある。それは見過ごせないというわけだ」
楽「……いや、それにしたってお前がやる必要はねえだろ?」
鶫「この対策は当然ながらお嬢には秘密で進められる。貴様のそばに突然見知らぬ女性が現れたら不自然だろう」
楽「そりゃそうかもしれねえけど……まあいいか」ハァ
楽「それで結局何するんだよ。デートでもするのか?」
鶫「いや、そういうのではない」
楽「違うのか。じゃあ何するんだ?」
鶫「…を…め」ボソッ
楽「え? もう少し大きい声で言ってくれ」
- 5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/11(日) 20:16:41.04 ID:V3J5QHzMo
鶫「だ、だからその……」
楽「うん」
鶫「わ、私の胸を揉め!」カアァァ
楽「あーお前の胸を……ってええ!? な、何言ってんだよ!」
鶫「き、聞いてのとおりだ。わ、私の胸を触れば耐性もつくだろう」
楽「だからってお前なんでそんな命令受けてんだよ! 断れないってんなら千棘に言って……!」
鶫「そ、それはやめろ!」
楽「ふざけんな! こんなお前の気持ちも考えないような命令見過ごせるか!」
鶫「ち、違う! 別に強要されているわけじゃない!」
楽「え? それってどういう……」
鶫「か、勘違いするな。だからといって好き好んでいるというわけではない」
楽「どっちなんだよ」
- 6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/11(日) 20:17:20.27 ID:V3J5QHzMo
鶫「私以外に適任がいないというのもあるが、その……私の胸は平均より大きいだろう?」ギュッ
楽「お、おう」フイッ
鶫「正直なところこの胸は動くのに邪魔で小さくなればいいと思っている」
鶫「そして、胸は好きな人に揉まれれば大きくなるという話を聞いた」
楽「よく話がつながらねえんだけど……」
鶫「好きな人に揉まれれば胸が大きくなるというなら、嫌いな奴に揉まれれば小さくなるはずだ」
楽「う、うん?」
鶫「そして私は貴様が嫌いだ……つまり」
楽「つ、つまり?」ゴクリ
鶫「貴様が私の胸を揉むことで私の胸は小さくなるのだ! お、お互いにメリットがあるのだから気にすることはない」
楽「……んなわけあるかー!」
鶫「ないと言い切れるのか!?」
楽「言い切れるのかって……いやそりゃ言い切れるのかって言われたら難しいけどさ」
鶫「なら決まりだ。どのみちハニートラップ対策はやらなければならないんだ」
楽「いやでもやっぱりこういうのはよくねえって」
鶫「……そこまで嫌か?」
楽「い、嫌ってわけじゃねえけど」
鶫「ならいいだろう。お嬢に言うようなことはしないから安心しろ」
鶫「断った場合、おそらく私以外の者が来る。どちらがいいか決めるといい」
楽「……わかったよ。嫌ならすぐ言えよ?」
鶫「ああ。それじゃあ行くぞ」
- 7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/11(日) 20:17:48.20 ID:V3J5QHzMo
――体育倉庫――
楽「こ、ここでやるのかよ」
鶫「定番だと聞いたのだが……」
楽「なんの定番だよ!」
楽「……まあいいか。それじゃその……」
鶫「う、うむ。す、好きにしていいぞ」グッ
楽「お、おう」
鶫「……」ドキドキ
楽「……」ソーッ
鶫「……っ」ドキドキ
楽「……」モミ
鶫「ひゃぅ」ピクン
楽「うお……」
- 8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/11(日) 20:18:22.52 ID:V3J5QHzMo
鶫「な、なんで貴様が声を出すんだ」
楽「わ、悪い。その、こんな柔らかいとは思わなかったんだよ」
鶫「なっ!」カアァァ
鶫「き、貴様はなんでそんな馬鹿なことを言うんだ!」
楽「しょ、しょうがねえだろ。大体触れって言ったのは鶫じゃねえか」
鶫「感想を言えとは言ってない!」
楽「そりゃ言ってねえけどさ」
鶫「これからは黙ってやれ!」
楽「わかったよ」
楽「……」モミモミ
鶫「……んっ」ピクッ
楽「……」モミモミ
鶫「ふ……んぅ」
楽「……」モミモミ
鶫「……黙って触るな!」
楽「お前無茶苦茶言ってるぞ!?」
……
- 9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/11(日) 20:18:49.53 ID:V3J5QHzMo
鶫「お、おい。そろそろ……」
楽「お、おう。わかった」パッ
鶫「30分くらいか。よく飽きもせずにしていたな」フン
楽「理不尽にも程がねえかそれ」
鶫「うるさい!」
楽「なんなんだ一体……」
楽(しかし鶫はどうしてこんなこと言い出したんだ? まあなんにせよ終わったし、とりあえず今日のことは忘れよう)
鶫「これからは2日に1度くらいのペースで行う。する時間は朝メールをするから、無理な場合はそのときに言え」
楽「はぁ!? まだ続けんのかよ!」
鶫「当たり前だ。それとももう女の体には慣れたとでも言うつもりか?」
楽「言わねえけど、だからって……」
鶫「一度やったんだ。二度も三度も同じだろう」
鶫「それに、いずれにせよ貴様がハニートラップに引っかからない程度には慣れさせる必要があるから、まだ続けなければならないのだ」
楽「ほんとお前の組織は何考えてんだよ……」
- 10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/11(日) 20:19:15.90 ID:V3J5QHzMo
鶫「……お嬢にバレてはマズイからそれだけは気をつけるように。メールも開いたらその場で削除しろ」
楽「わかったよ」
鶫「それじゃあ私が先に出るから、貴様は時間をおいて出ろ」
楽「ああ」
鶫「……一条楽」
楽「ん?」
鶫「……これからよろしく頼む」
楽「あ、ああ。こちらこそ」
鶫「そ、それだけだ! じゃあな!」ガラッ
楽「おう」
楽(まだ手に感触が残って……)ニギニギ
楽(って何やってんだ俺! 俺には小野寺がいるってのに!)ウオォォ!
楽(……いつまでやるかわかんねえけど。慣れたりすんのかなこれ)ハハ…
………
……
- 11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/11(日) 20:20:03.55 ID:V3J5QHzMo
楽「ん、鶫からメールか」
鶫『1640』
楽「……いつもながら、すぐ消すってのに徹底してんなあ」
千棘「何一人でブツブツ言ってんのよ?」
楽「うお! な、何でもねえよ」
千棘「挙動不審だからやめたほうがいいわよ」
楽「うるせー」
千棘「まあいいわ。あんた鶫見なかった?」
楽「えっ!? い、いや見てねえけど」ビクッ
千棘「そう。なんかあの子最近どこか行っちゃうことが増えたのよね」
楽「へ、へー。任務かなんかあるんじゃないか?」
千棘「大変なのかしらね。私といるときなんか険しい顔してたりするのよ。前はそんなことなかったのに……」
楽「……そうなのか」
千棘「あんたもし鶫見かけたら心配してたって伝えておいて」
楽「わかった」
千棘「それじゃ今日は先に帰るわね」
楽「あ、待った。鶫のことなんだけど――」
……
- 12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/11(日) 20:21:02.45 ID:V3J5QHzMo
鶫「んっ……ふぅ、はぁ……」
楽「声、漏れてるぞ」
鶫「う、るさいっ……くっ、んぅ!」ピクッ
楽(最初の頃は顔見る余裕なんてなかったけど、最近はよく見れる)
鶫「ふっ……うぅんっ!」
楽(反応も大きくなってきてるな。こいつもこんな顔するのか……)
楽「……可愛いな」ボソッ
鶫「なっ!? き、貴様何を言い出すんだ!」カアァァ
楽「悪い、声に出てたか? でもこんなことやってるんだし今さらいいじゃねえか」
鶫「うるさい! 今日はこれで終わりだ!」バッ
楽「ああ、わかった。……なあ、最近なんか悩みとかあるのか?」
鶫「なんだ藪から棒に。別に悩みなどないが」
楽「そっか。ならいいんだけど、最近なんか黙りこんでること多いから」
鶫「特に意識はしていない。いつもと変わらないはずだ」
楽「絶対増えたと思うんだけどなあ」
楽(まあ、増えてるように感じたのは最近鶫を見てることが多くなったからかもしれねえな)
楽(……最近なんか鶫のこと目で追っちゃうんだよな。こんなことしてるからなのか、それとも……)
- 13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/11(日) 20:21:33.87 ID:V3J5QHzMo
楽「千棘も元気がないって心配してたぞ」
鶫「む、お嬢にまで心配をかけてしまうとは……問題無いとお伝えしなければ」
楽「俺のせいで負担かけてるのかもしれないけど無理すんなよ」
鶫「……別に無理などしていない」プイッ
楽「そっか」
楽「……なあ鶫。今週末動物園行かねえか? お前動物好きだったよな?」
鶫「は? なんだいきなり」
楽「いや、動物園。動物好きだろ?」
鶫「何を馬鹿なことを。そういうところはお嬢と行け」
楽「ハニートラップ対策なんだから色んなシチュエーション試したほうがいいだろ?」
鶫「……外でこれをしたいのか。この変態め」ギロッ
楽「ちげーよ! こういう普通のデートみたいのも試そうって言ってんだよ!」
鶫「わかりづらい言い方をするな! まあそれなら……いや、それは別にお嬢と行ってもいいのではないか?」
楽「あー……千棘と違うタイプの女の子とも慣れておいたほうがいいだろ?」
コメント一覧
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- 2014年06月02日 23:54
- 原作も鶫ENDはよ
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