650人以上の暴力的なウルトラスはブラジルの隣国を経由して入国すると考えられています(直接だと出入国を拒否される可能性があるため)。
その多くが
“ベロオリゾンテ”に向かっており、これはアルゼンチン代表が6月22日にイラン代表と、イングランド代表が6月25日にコスタリカ代表と同地で試合を行うためだ。3日も滞在すれば多くのイギリス人とベロオリゾンテで出会うことになる。
警察によれば、悪名高い「
バーラ・ブラバ」と呼ばれるアルゼンチンのウルトラスが、ブラジルのクルゼイロECのウルトラス「
マフィア・アズール」と連携を取っているようだという。「マフィア・アズール」はアルゼンチンから訪れる「バーラ・ブラバ」を受け入れるためブラジル南東部郊外にある牧場を賃貸した。
「マフィア・アズール」も悪名高いウルトラスであり、今年初めにライバルチームとの試合で死傷者が出る激しい乱闘を起こして競技場への入場を禁止されている。
警察署長Divino Brito氏はブラジルのエスタド・デ・ミナス新聞社に次のように語ります「アルゼンチンとブラジルの凶悪犯が、英国のサッカーファンを襲撃するために協力すると見ている。」
「心配は試合と試合の間にアルゼンチンとイングランドから何千ものファンが訪れて衝突が予想されることです。我々はどんな外国人であっても、力強く仕事をします。」
「我々は危険なグループを監視することができます。しかし、それは空からくる者のみでバーラ・ブラバのメンバーは陸路で到着するとみられています。彼らの全てを把握することは非常に困難です。」
「バーラ・ブラバ」は世界でも凶悪なサポーターとして知られており、20年で120件以上の死亡事件の原因となり非難されてる。少なくとも11,000人のアルゼンチン人がベロリゾンテで行われる試合のチケットを購入している。
フォークランド紛争の復讐-
※1982年3月からイギリスとアルゼンチン間で3ヶ月にわたって行われた紛争 今年初め「バーラ・ブラバ」を支持している代表弁護士Debora Hambo氏(画像)はイギリス人に警告すると共に、リーダーから聞いたと思われるメッセージをこう伝えている。
「
アルゼンチの人々には良い記憶があります、そして決して忘れない、許しもしない。」
「
我々は1982年に何があったか、常に覚えている。」と述べた。
彼女は以下のように付け加えた「
彼らは臆病者ではありません。自身の怪我も恐れない、彼らにとってそれは重要ではなく、毎分命を賭けます。彼らは生死を超えて勇敢です。」