【動物学】金属ドリルで果実に穴をあける寄生バチ
2014年06月06日
1:
Cancer ★@\(^o^)/
2014/05/29(木) 20:52:04.11
ID:???
穴あけ工具として「硬いのに巧みに動くというのは本来非常に難しい挑戦だが、この構造を見ると実に見事である」と、研究のリーダーでインド、バンガロールにあるインド科学研究所の機械工学者、ナムラタ・グンディア(Namrata Gundiah)氏は語った。
同氏は、亜鉛がハチのドリルの刃先を硬くしているという事実を今回初めて証明した。
◆硬い先端
グンディア氏は以前から、寄生バチが産卵管と呼ばれる腹の終端にある長い構造を使って、若いイチジクに卵を産みつけることを知っていた。
だが、一体何がイチジクに穴をあけられるほど産卵管を硬くしているのか、同氏と大学院生のラクシュミナス・クンダナティ(Lakshminath Kundanati)氏は疑問を持つようになった。
また、寄生バチ(Apocrypta westwoodi grandi)の産卵管の先端が、やわらかいイチジクの花に卵を産みつける花粉媒介性のハチ(Ceratosolen fusciceps)と 構造的に異なっているかどうかについても知りたかった。
そこで、彼らは電子顕微鏡を使って、産卵管の先端を高解像度で調べてみた。
寄生バチの産卵管の先端には、硬い果実に穴をあけるのに役立つ歯に似たギザギザのドリルの刃先のようなものが見えた。一方、花粉媒介性のハチの先端は、スプーンのような形をしていた。
また電子顕微鏡とX線検出器を用い、産卵管の先端に亜鉛のX線シグネチャを特定した。
「亜鉛は常に一貫して先端にだけ確認され、他のどこにも見当たらなかった」とグンディア氏は説明した。
さらに同氏は、原子間力顕微鏡と呼ばれる道具を使って亜鉛が豊富な先端の硬さを計算し、それが歯科医院で使用されるアクリルセメントとほぼ同じ硬さであることを発見した。
(つづきはソースを見てください)
ソース:ナショナルジオグラフィック ニュース(May 29, 2014)
金属ドリルで果実に穴をあける寄生バチ
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140529005
原論文: J Exp Biol
Lakshminath Kundanati and Namrata Gundiah
Biomechanics of substrate boring by fig wasps
http://jeb.biologists.org/content/217/11/1946
プレスリリース:The Company of Biologists/EurekAlert!(28-May-2014)
Parasitic fig wasps bore with zinc hardened drill bit tips
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-05/tcob-pfw052214.php
同氏は、亜鉛がハチのドリルの刃先を硬くしているという事実を今回初めて証明した。
◆硬い先端
グンディア氏は以前から、寄生バチが産卵管と呼ばれる腹の終端にある長い構造を使って、若いイチジクに卵を産みつけることを知っていた。
だが、一体何がイチジクに穴をあけられるほど産卵管を硬くしているのか、同氏と大学院生のラクシュミナス・クンダナティ(Lakshminath Kundanati)氏は疑問を持つようになった。
また、寄生バチ(Apocrypta westwoodi grandi)の産卵管の先端が、やわらかいイチジクの花に卵を産みつける花粉媒介性のハチ(Ceratosolen fusciceps)と 構造的に異なっているかどうかについても知りたかった。
そこで、彼らは電子顕微鏡を使って、産卵管の先端を高解像度で調べてみた。
寄生バチの産卵管の先端には、硬い果実に穴をあけるのに役立つ歯に似たギザギザのドリルの刃先のようなものが見えた。一方、花粉媒介性のハチの先端は、スプーンのような形をしていた。
また電子顕微鏡とX線検出器を用い、産卵管の先端に亜鉛のX線シグネチャを特定した。
「亜鉛は常に一貫して先端にだけ確認され、他のどこにも見当たらなかった」とグンディア氏は説明した。
さらに同氏は、原子間力顕微鏡と呼ばれる道具を使って亜鉛が豊富な先端の硬さを計算し、それが歯科医院で使用されるアクリルセメントとほぼ同じ硬さであることを発見した。
(つづきはソースを見てください)
ソース:ナショナルジオグラフィック ニュース(May 29, 2014)
金属ドリルで果実に穴をあける寄生バチ
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140529005
原論文: J Exp Biol
Lakshminath Kundanati and Namrata Gundiah
Biomechanics of substrate boring by fig wasps
http://jeb.biologists.org/content/217/11/1946
プレスリリース:The Company of Biologists/EurekAlert!(28-May-2014)
Parasitic fig wasps bore with zinc hardened drill bit tips
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-05/tcob-pfw052214.php
2:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/29(木) 20:55:14.39
ID:iVP35WRY
タッピングビスみたいなもんか?
4:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/29(木) 21:05:02.19
ID:orNF8Q/3
なんでZn? Feじゃいかんのか?
8:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/29(木) 21:27:38.24
ID:N7qIF6Pg
>>4亜鉛の方がイオン化傾向は大きいから
金属として使うのは大変、とも考えられたり?
硫化鉄を腹足にスパイクのようにつけた巻貝が深海にいるというのは報告済みだけど
昆虫で金属を使って先端部を強化しているというのは珍しいな
金属として使うのは大変、とも考えられたり?
硫化鉄を腹足にスパイクのようにつけた巻貝が深海にいるというのは報告済みだけど
昆虫で金属を使って先端部を強化しているというのは珍しいな
32:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/30(金) 16:57:27.38
ID:zniFVV77
>>8
酸素が多い地上だと錆びつくからでは?
鋳鉄は難しそうだし
酸素が多い地上だと錆びつくからでは?
鋳鉄は難しそうだし
6:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/29(木) 21:16:13.23
ID:g43/EIzl
11:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/29(木) 21:42:26.64
ID:Phm8zlSx
>>6
何この衝撃のラスト
真剣に見ていたからビックリしたジャマイカ・・・
何この衝撃のラスト
真剣に見ていたからビックリしたジャマイカ・・・
28:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/30(金) 02:51:13.43
ID:nDMccayk
>>6
ラストw心臓弱いやつは覚悟しとけw
いきなり出てきたアリが出てくるから結構ビビるww
ラストw心臓弱いやつは覚悟しとけw
いきなり出てきたアリが出てくるから結構ビビるww
27:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/30(金) 02:38:06.86
ID:v69lj1LA
>>6
ちょww
ちょww
10:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/29(木) 21:37:37.62
ID:KXhGPxQd
寄生バチとか寄生バエって生きた昆虫・動物が宿主のイメージがあるので植物にってのは、なんかピンとこないな。
でもイチジクはやだなあ。中割って虫湧いてたら。
でもイチジクはやだなあ。中割って虫湧いてたら。
17:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/29(木) 22:34:01.50
ID:F1C20FNS
>>10
イチジク属の植物は、固有のイチジクコバチがいないと受粉できない
共依存の共生なので、イチジクコバチのことを普通は寄生バチとはいわない
イチジク属の植物は、固有のイチジクコバチがいないと受粉できない
共依存の共生なので、イチジクコバチのことを普通は寄生バチとはいわない
18:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/29(木) 23:10:59.97
ID:n7WCMSzU
>>17
ところが調べてみると
受粉とは無関係のコバチも居て
17が言うようなのを送粉コバチ、記事の穴を開けるのを寄生コバチと呼んでいるらしい
どっちも祖先は同じらしい
というかイチジクの実は花だったのがショック
あ、そろそろイチジクの季節だね
ところが調べてみると
受粉とは無関係のコバチも居て
17が言うようなのを送粉コバチ、記事の穴を開けるのを寄生コバチと呼んでいるらしい
どっちも祖先は同じらしい
というかイチジクの実は花だったのがショック
あ、そろそろイチジクの季節だね
31:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/30(金) 12:04:48.68
ID:3VqsSlRX
>>18
元が同じでも協調性のない奴も居るもんだな
もしくはイチジク側の気合が足りなかったのか
共存関係のバランスを構築する過程はどうなってるんだろう
元が同じでも協調性のない奴も居るもんだな
もしくはイチジク側の気合が足りなかったのか
共存関係のバランスを構築する過程はどうなってるんだろう
13:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/29(木) 21:56:29.88
ID:gW2wSVb0
きもい画像かと思ったらメタリックでかっこいいな
14:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/29(木) 22:09:52.10
ID:Phm8zlSx
16:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/29(木) 22:13:07.67
ID:LtzRdwtz
>>14
これはスゴい!
これはスゴい!
19:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/29(木) 23:14:33.82
ID:+nFLVet9
この前見たぜ
オスは孵化してすぐに交尾して死ぬんだよな
悲しいよな、オスって
オスは孵化してすぐに交尾して死ぬんだよな
悲しいよな、オスって
20:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/29(木) 23:58:46.59
ID:UL4AJgnk
>>19
かと思えば一生養って貰えるアンコウってのもいるぞ
※但し多夫一嫁である※
かと思えば一生養って貰えるアンコウってのもいるぞ
※但し多夫一嫁である※
22:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/30(金) 01:28:18.92
ID:hdUprnAZ
>>20
柱の男に取り込まれみたいなアレか
あの状態でも射精だけはするってのがなんとも
男って・・・
柱の男に取り込まれみたいなアレか
あの状態でも射精だけはするってのがなんとも
男って・・・
25:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/30(金) 01:54:26.28
ID:NSm3RkWA
よーするニダ
昆虫は究極進化を遂げた生命体で完成した姿ってこった
昆虫は究極進化を遂げた生命体で完成した姿ってこった
35:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/30(金) 20:41:37.55
ID:u3V3ecmo
イチジクって日本にはメスの木しかないよな。
36:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/30(金) 21:12:53.51
ID:oftWIiMw
日本のイチジクはコバチにより受粉しなくても
花托が肥大して甘くなる品種を使っている
海外だと、コバチが受粉させないと花托が肥大しない品種も一部残っている
・・・と説明されている
花托が肥大して甘くなる品種を使っている
海外だと、コバチが受粉させないと花托が肥大しない品種も一部残っている
・・・と説明されている
38:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/31(土) 03:10:57.53
ID:y12ecSb6
亜鉛って爪よりもやわらかいだろ
ばかじゃね
ばかじゃね
39:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/31(土) 05:31:45.22
ID:6snPgF4O
亜鉛つっても金属片じゃなくてイオンじゃねえのかな
タンパクに取り込まれて硬化させるぐらいのの働きはあるかもしれないけどそれを金属ドリルといっていいのかどうか
タンパクに取り込まれて硬化させるぐらいのの働きはあるかもしれないけどそれを金属ドリルといっていいのかどうか
40:
名無しのひみつ@\(^o^)/
2014/05/31(土) 08:46:17.88
ID:mtsRFpBJ
>>39
とうぜん金属でなくイオンの形だろう
バイオミネラリゼーションの話で、節足動物の殻にカルシウムの代わりに亜鉛やマンガンが混じると強度が増すらしい
でも記事の英語版を見たらそっちも「Metallic “Drill Bit”」となってた
とうぜん金属でなくイオンの形だろう
バイオミネラリゼーションの話で、節足動物の殻にカルシウムの代わりに亜鉛やマンガンが混じると強度が増すらしい
でも記事の英語版を見たらそっちも「Metallic “Drill Bit”」となってた
41:
名無しのひみつ@転載は禁止
2014/06/02(月) 16:14:16.70
ID:d0aqAt9M
そりゃ全国のホームセンターで売ってるくらいだし、生まれつき身に付けてる奴がいても不思議じゃないよ
元ネタ:http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1401364324/
タイトル:【動物学】金属ドリルで果実に穴をあける寄生バチ