小学校の朝礼で児童らが「スーパーハッピー」「ツイてる!ツイてる!」
などと絶叫したり、興奮している様子が物議をかもし出しています。
画像:【スーパーハッピー】
騒動を引き起こしたのは福岡県の市立小学校2年生クラスの朝礼の様子。
「世界一の朝礼」を目指して講演活動する居酒屋チェーン経営「てっぺん」(東京)の大嶋啓介代表らやその
知り合いである担任の女性教師が児童を指導した成果として撮影し、SNSサイト「フェイスブック」にて動画
を公開。
画像:【大嶋啓介(著書より)】
児童らは女性教師の掛け声に
「スーパーハッピー」
「ツイてる!ツイてる!」
「やればできる」
「いつもニコニコ楽しいクラス」
と劇団員のように反応。
画像:【ツイてる!ツイてる!】
閲覧者からは元気のよさを肯定する声もあったものの、
「自己啓発セミナーみたい」
「宗教みたいだ」
「教育現場になじまない」
などの批判的な声が多く寄せられました。
騒動を受け、校長は児童と保護者に謝罪し、大嶋代表は動画を削除。
校長は取材に
「掛け声は、教諭が長年の経験でつくり出した。
代表の影響を受けたとは思うが、保護者から苦情はなく、取り組みを大事にしたい」
と説明しました。
大嶋代表も弁護士を通じて、
「迷惑をお掛けしたことをおわび申し上げます」
とのコメントを出しています。
また今回の騒動について、子供の権利に詳しい弁護士は次のようにみています。
「この朝礼のようなやり方には、どうしても違和感を覚えますね」
「その日は落ち込んだ暗い気分の子どもだっているはず。誰が『ツイて』いるかなんて、一種の占いのようなことを刷り込ませるのは、担任教師の考えの押しつけとも思えます」「『幸せ』という言葉を聞くと、どうしても『自己啓発セミナー』が想起されるところで、講師の宗教、思想、信条などが現れやすいということに注意する必要があります。それをクラスの子ども全員に実践させることが妥当なのか、疑問を感じます。現に、この動画に写っているアドバイザーのような男性は『自己啓発セミナー』のような講演をしているようです」
「自己啓発セミナーを利用した集団的マインドコントロールについては、大人に対しても懸念されています。この教師がそのような意図で行っていないものだとしても、保護者や社会は疑念を持つでしょう。周りからも疑問を持たれないような教育を施すべきだと思います」
(引用元:http://www.bengo4.com/topics/1604/)
教育の成果はすごいと思いますが、低学年児童が大声で絶叫したり、興奮している様子は正直なところ、
異常にみえます。
まだ未熟な子供への自己啓発のような教育が良いか悪いかは別として、公立の小学校教育には不適切
ですね。