毎年この時期に発表される、錯視コンテスト(The Best illusion of the Year Contest)、2014年の優秀作品が決まったようだ。創意工夫の凝らされたオリジナリティーのある応募作品から、投票によりその順位が決められる。今年のベスト3は以下の作品となった。
1位:ダイナミック・エビングハウス
ダイナミック・エビングハウスは、古典的な静止画の大きさに関する錯視を、ダイナミックで動的な方法で表したものだ。真ん中の円は同じ大きさだが、周りにある円が大きくなったり小さくなったりすると、真ん中の円のサイズが変わって見える。
面白いことに、この効果は動かない中心円をじっと見ているとあまり感じられない。しかし中心円から目を離したり、目を動かしたり、または画面全体を眺めたりすると、この錯覚は驚くべき威力を発する。昔からのエビングハウス錯視の倍ぐらい大きく見えるから面白い。
2位:フレキシブル・カラーズ
単色の画像が、画像の縁取りをしている黒線の位置によって様々な色に見える錯覚である。表面の形の実際の変化は、色の変化よりも、輝度の変化による所が大きい。色のついた画像の上に黒い線を置くことにより、黒い線と線の間の全域が1色の色に見える。
それぞれの場所での実際の色を見る代わりに、我々の脳は1つの均質の色を見ようとする。それはまるで我々が人生を見つめる時のようだ。
コンテストのサイトに行けばこの方法を用いた他2つの錯覚を見ることができる。
3位:ターン・イン・ア・ロード
物理的に同じものを描いた2枚の絵は、通常は同じように見える。違っている場合には、当然違って見える。しかしこの錯覚はその正反対である。つまり、2つは同じではないが同じように見えるのだ。こういうのを「メタマーズ」と呼ぶ。
この作品には2つの錯覚を混ぜてある。つまり、3つの絵を用意するが、2つは同じで1つは違う。1つを、残り2つのうちのどちらかに重ねなければいけないが、その2つは両方とも違うように見える。その錯覚を我々は「ファルス・ポップ・アウト(飛び出す偽物)」と呼ぶ。
他の入賞作品はコンテストのサイトで見ることができる。
【The Best illusion of the Year Contest】
via:neatorama・原文翻訳:LK
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コメント
1. 匿名処理班
全部おもしろい・・・
2. 匿名処理班
2の説明が分かりづらいな
背景(微妙なグラデーションがある)が固定のままで
その上を黒い線が移動すると、色が変化しているように見える
ってことか
3. ata
1位意外が、なんとなく?な気分。
4. 匿名処理班
うぅ…目が、目がぁ…
5. 匿名処理班
こういうの見るたびに自分の目と脳が信じられなくなる
視界に入るものすべてを正しく認識できている人っているのだろうか
6. 匿名処理班
普通に錯覚できたのは1のラストくらいだった
他は意図的に見ないと騙されにくい
7.
8. 匿名処理班
目がチカチカするw
9. 匿名処理班
2 本当に単色?