また、地元の裁判所はストを非合法と判断、このまま続くのであれば1日当たり50万レアル（約22万ドル、約2255万円）の罰金を労組代表に科すと決定した。しかし、地下鉄労組の広報担当者は「無期限で続行する」と脅している。

これに対しブラジル政府も圧力を強めており、6日にはアナ・ローザ駅を占拠した地下鉄職員らを解散させるため、ブラジル警察を投入。シールドとこん棒で武装し、催涙弾やゴム弾など駆使して労働者たちを蹴散らし解散させた。
この騒動で最低3人の労働組合員が負傷したという。



サンパウロ当局は、ストライキ労働者と乗客の間で争いが起きたため、 それに対する措置だったと述べた。しかしサンパウロ地下鉄労組は、当局が乗客との争いを口実としてストを無力化しようとしたと反発している。撮影された動画でも労働者を狙ったものなのは明らかだった。



地下鉄の駅65カ所のうち、半数近くが閉鎖されたという。


地下鉄労働者のストライキは4日目




もはや一般客なのか地下鉄職員なのかも分からないカオス


連日続く地下鉄ストの影響で道路利用者が急増。この日は計約２００キロが渋滞に。FIFAの関係者ですらイベント会場に2時間遅れて到着した。

12日に開幕戦が行われるサンパウロの競技場に行くには電車が主な移動手段となる。当日もこの混乱が続けば大勢訪れるブラジルとクロアチアのサポーターはとても苦労することになるだろう。

Via:WSJ/Daily