657 名前:もきち[] 投稿日:2013/11/29(金) 14:59:42.29 ID:hpv3mFuS0.net
N○○の「ち○さな旅」で涙

長文失礼。感動したから書かせてくれ。

茨城県の北の方では、江戸時代から林業が盛んらしく、八方が山で
お店もないから納豆は自分で作るような場所に、一人の
お婆さんが住んでいる。

お婆さんは、今でもガスではなく自分で割った薪を使ってご飯を炊き、
煮物を作り、お茶を沸かして、暖を取るという生活をしている。 
煙が出てなかったら、近所の人が声を掛けてくれるという、
あてにならない市役所の人が訪問しなくても大丈夫な、良い場所だ。

毎日ご飯を食べる訳だから、当然薪も毎日使う。
お婆さんは、納屋へ薪を取りに行ったんだが、
約1万5千本ぐらいの薪が綺麗に積み重なっていた。

その大量の薪は、お婆さんが割った訳でも近所の
人がくれた訳でもない。
実は、何年か前に亡くなった旦那さんが割って
くれた薪だった。

--続く


658 名前:もきち[] 投稿日:2013/11/29(金) 15:00:27.66 ID:hpv3mFuS0.net
--続き

旦那さんは、自分がもう長くないと分かった時、
妻であるお婆さんが困らないようにと、入院直前
まで毎日こつこつと薪を割ってくれたらしい。

でも、大量にある薪をお婆さんはほとんど使わない。
お婆さんは、
「感謝しているよ(薪を残してくれたことに)。
 毎日思い出さない(旦那を)事はない。
 でも薪が減ってしまうとさみしくなる。だんだんね・・・。
 だから自分で取ってきた薪と一緒に、混ぜて燃やすん
 だよ。少しずつね。」

そう言って、お婆さんは大きなかごをしょって、杖をつき
ながら薪を取るために、長い山道を登って行った・・・。

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