そして、最も多く稼いでいる監督は、前イングランド代表監督で現在はロシアの代表監督を務めるファビオ・カペッロ氏。その額は1年間で約670万ポンド（約11億4千万円）を受け取っています。2位にはイングランド代表を率いるホジソン監督となっていますが、カペッロ監督はその額のほぼ倍の金額を貰っており次元の異なる高給取りです。

今大会では1年に200万ポンド（3億2千万円）以上を受け取っている監督は7人います。
その多くが母国の監督ではなく、他国により雇われた監督です。



 監督別、推定年俸一覧。

一覧を見ていくと3位はイタリア代表のチェーザレ・プランデッリ 258万ポンド（約4億4千万円）、4位にブラジル代表のルイス・フェリペ・スコラーリ監督 240万万ポンド（約4億1千万円）、5位はスイス代表のオットマール・ヒッツフェルト 220万ポンド（約3億7千万円）

6位はドイツ代表のヨアヒム・レーブ 210万ポンド（約3億5千万円）、最後7位には前回覇者スペイン代表を率いるビセンテ・デル・ボスケ202万ポンド（約3億4千万円）とそうそうたる顔ぶれとなっている。



2番めの高給取り、イングランド代表のホジソン監督。イングランドサッカー協会はとても贅沢です。



最下位のメキシコ代表ミゲル・エレーラ監督はわずか2200万円程度の賃金で働いている！



浦和レッズの元監督フィンケ氏。浦和時代は年俸8000万円と言われていたが、現在はカメルーン代表を4000万円程で指揮している。



日本と対戦するコロンビア代表監督ペッケルマン氏。2010年に岡田監督が退任したあと、日本代表監督就任の噂が流れた。現在はザッケローニ監督よりも安い1億7千万円でコロンビアを指揮する。


監督を国籍別で見ると、ヨアヒム・レーブ（ドイツ代表）、ヒッツフェルト（スイス代表）、クリンスマン（アメリカ代表）、フィンケ（カメルーン代表）と、4人のドイツ人監督が全体で最多となる。

それに続くのがイタリア人監督、カペッロ（ロシア代表）、プランデッリ（イタリア代表）、ザッケローニ（日本代表）。アルゼンチン人監督、ポルトガル人監督もそれぞれ3名がワールドカップで指揮をとる。サッカーの盛んな国でありながらイギリス人監督や、スペイン人の監督はまだ少ない。

参考:Daily