エアホッケーでスマホの液晶保護カヴァー「Z'us-G」をテストした
うわ、このテスト、やり過ぎ!?
メガネレンズなどでおなじみのHOYAから、強化ガラスのスマートフォン用液晶保護カヴァー「Z'us-G」(ゼウスジー)が発売されました。
特徴はなんといっても、キズに強いこと。強度は鉛筆硬度で9H。通常の保護フィルムが2〜3Hなので、9Hというとだいぶ強そうですね。公式に、カッターを使ってもキズをつけるのは困難であると発表されています。
……ほんとかな?
ということで、ギズモード編集部ではこのZ'us-Gのタフネスぶりがほんとうなのか、実験してみることにしました。
実験方法は簡単。iPhone 5sのモックアップにZ'us-Gを貼り、エアホッケーで手に持つマレットとして使います。マレットとして使うのですから、相当エアホッケー台にこすりつけられますが、Z'us-Gなら傷なんてつかないはずです。
ということで、この実験を行った様子をレポートいたします。どうぞ。
撮影場所がなくてピンチ!
我々ギズモード編集部は、iPhone 5s(モック)を使ってエアホッケーをするために、都内のゲームセンターに協力を依頼。しかし、どこもNG。正規のプレイ方法ではないため、どのゲームセンターも難色を示したのだ。
「すいません、正規のプレイ以外はお貸し出しできません」
何軒のゲームセンターに電話したことだろう。担当編集者は、焦っていた。
エアホッケーができなければ、この企画はボツ。この記事に社運をかけている編集部は、最終決断を下した。
「エアホッケー台、借りるぞ」
その編集長の言葉に、編集部員は反発する。
「しかし、それはやり過ぎなのでは……」
「予算を大幅にオーヴァーしてしまいます!」
「いくらなんでも、常軌を逸脱している!!」
「狂ってる! 狂ってるぜ!! 何もかもがクレイジーだ!!」
しかし、編集長は決断した。
「全責任は俺がとる。ギズモードの本気を見せてやれ!」
こうして、エアホッケー台をレンタルすることが決定。この壮大なプロジェクトが始まった。
実験に向けてのトレーニング開始
プレイヤーに選ばれたのは、編集部鈴木とライター三浦。二人はこの実験を全力で行うため、密かにトレーニングを開始していた。
鈴木は仕事中に椅子を使わず、空気イスで下半身を重点的に強化。安定したプレイを目指しているようだ。
一方三浦は、スマッシュの威力を強化するため、片腕立てで筋力アップを図った。
今回は、三浦の使うiPhone 5s(モック)にだけZ'us-Gを貼り、鈴木の裸のiPhone 5s(モック)と比較する。ちなみに、本物のiPhone 5sのディスプレイ面にはGorilla Glassが使われているが、このモックではプラスチックになっている。
三浦は、実験直前にZ'us-GをiPhone 5s(モック)の液晶面に貼り付ける作業を行った。まずは、付属のクロスで液晶面をキレイに拭き上げる。
そして裏面のシートを剥がし、本体に貼り付けていく。
Z'us-Gは厚みがあり、簡単に貼ることができる。万が一気泡が入ってしまっても、時間がたてば自然に気泡は抜けていくようだ。
こうして、実験の時を迎えた……。
でかすぎる! 予想以上の大きさに一同圧倒
編集部に運ばれたのは、エアホッケー公式戦で使用されるダブルス用の台。重さは優に300kgを超える。
4トントラックから運び出されるエアホッケー台は、ゲームセンターで見るそれよりもはるかに大きい。その迫力に実験を行う2人のみならず、撮影班も驚いている。
「やれんのか……いや、やるしかない!」
業者の手際のよい搬入作業で、あっという間にエアホッケー台が設置された。あとは、2人の真剣勝負だ。
レディー、ファイト!!
最初はゆっくりとした攻防からスタート。しかし、時間が経つにつれ両者ともにヒートアップ。パックがぶつかる音と、二人の息遣いが会場に響き渡る。
鍛えた右腕から強烈なスマッシュを決める三浦。
負けじと空気イスで鍛えた下半身を使った、正確なショットで確実に返してくる鈴木。一進一退の攻防は続いた。
この真剣勝負に、エアホッケー台を搬入した業者がつぶやいた。
「こ、このためにエアホッケー台をレンタル……?」
しかしその声は、無心にパックを叩き合う二人には届かなかった。
ピピー−−−!!
ゲーム終了の合図。だが、この勝負は点数の差ではない。いかにお互いのiPhone 5s(モック)が傷ついていないかだ。
激闘の末の結果は……?
恐る恐る2人のiPhone 5s(モック)を並べて比較。
こちらが鈴木が使用した裸のiPhone 5s(モック)。擦り傷がついているだけでなく、エアホッケー台の汚れも付着している。
一方、三浦のZ'us-Gを貼ったiPhone 5s(モック)。見事にキズひとつない。汚れもなく、タッチ感も変わらず、激闘によりフレームが歪んでZ'us-Gが少し剥がれてしまっている点を除けば、まるでZ'us-Gを貼った直後のようだ。歪んだフレームが激闘を物語っている……。
わかりやすく比べるとこんなに違いが表れた。
Z'us-Gとエアホッケーのこの勝負、Z'us-Gの勝利!! 喜びに浸る三浦の前で、崩れ落ちる鈴木。いつの間にか集まったギャラリーからは、惜しみない拍手が送られる。ありがとうZ'us-G、よくやったZ'us-G!
そして、業者の手によって、素早く搬出されるエアホッケー台。今回のもう一人の主役は、君だ。
エアホッケー台が搬出され、編集部はまたいつものような静寂に包まれた。それぞれの席に戻り仕事を始める編集部。しかし、鈴木だけがイスを使わず、空気イスで仕事をしている。そう、リヴェンジの日のために……。
Z'us-Gはほんとにタフネス
ということで、ムダに壮大なスケールでお届けしたZ'us-Gのタフネス実験、いかがでしたでしょうか。あれだけエアホッケー台にこすりつけても、キズひとつついていません。タフネスぶりは本物のようです。
あ、もちろんみなさんは、ゲームセンターでスマートフォンを使ってエアホッケーをしてはいけませんよ。今回はあくまでも実験ですので。そこのところ、よろしくお願いします。
Z'us-Gは、キズがつきにくいだけでなく、タッチ感を損なわず汚れがつきにくいという特徴ももっています。また、透過率が93%で液晶が見やすいハイクリアと、目にやさしいブルーライトカットの2種類があり、ハードにスマートフォンを使う人にとってはうれしい液晶保護カヴァーですね。
ちなみに今回はiPhone 5s/5c/5用のものを使いましたが、そのほかiPad mini、Xperiaシリーズ、Galaxyシリーズ用もラインアップされています。お使いの機種に合わせて選びましょう。
最後に、エアホッケー台でiPhone 5sをくるくる回している動画でお別れです。第2回はあるのか? 次はアルミノシリケートガラスの衝撃耐性実験か? 乞うご期待!!
source: Z'us-G
(三浦一紀)
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