妖しくも美しい。紫色に輝くM51銀河
神秘的なGIFにゾクゾクドキドキ。
M51、通称子持ち銀河は直径が推定5~10万光年の渦巻銀河です。上の画像で紫色に輝いているのがX線源で、NASAのチャンドラX線観測衛星が観測しました。
渦巻銀河の全体像を捉えたこの画像、NASAは6月10日付けの「Astronomy Picture of the Day」で以下のように解説しています。
チャンドラ(X線観測衛星)が撮影した渦巻銀河の画像には、きらめく何百ものX線星(星状のX線源のこと)が写っています。この画像はチャンドラで観測されたX線とハッブル宇宙望遠鏡で観測された可視光のデータを合成したものになります。M51銀河内のX線源は中性子星やブラックホールからなるX線連星であるとされ、その数は普通の渦巻銀河あるいは楕円銀河にしては非常に多く、この子持ち銀河が強大な星形成による激しいスターバーストを経験していたと示唆しています。画像の左右にあるNGC 5194と伴銀河NGC 5195の核の明るさは、ともに高エネルギーの活動を示しています。この合成画像ではX線が紫色で表現されていますが、広範囲に及ぶX線放射は超新星爆発によって非常に高温になったガスによるものなんです。
M51銀河の麗しさについては以前お伝えしましたが、2つのデータを合わせることでこんなにも妖しさが増すとは…。
Jesus Diaz - Gizmodo SPLOID[原文]
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