万能細胞と呼ばれる「STAP細胞」の論文不正問題をめぐる騒動で、共著者で山梨大学
の若山照彦(わかやまてるひこ 47才)教授は「STAP細胞の存在を示す証拠が
ない」との見解を示しました。
画像:【山梨大の若山照彦教授】
http://www.47news.jp/CN/201406/CN2014061601001709.html
同論文を手がけた理化学研究所のユニットリーダー小保方晴子(おぼかたはるこ 30才)氏による画像の
使い回しや切り貼りなどの不正があったとされているこの騒動。
画像:【小保方晴子氏】
http://www.bbc.com/news/science-environment-25967136
16日、記者会見を開いた若山教授は
「第三者機関が保管していた細胞を解析した結果、私が小保方さんに渡したマウスから作られたものではないと判定された」「今も、STAP幹細胞があれば本当に夢の細胞だと思っています。あってほしいと思っています。
「僕自身、何十回も再現実験を繰り返したが、再現できていない。自分はこの問題を解決するため、できる限りのことをした。 小保方さん自身も問題解決に向けて行動してほしい」
ただ、全ての解析結果が存在を否定する方向だ」
と語りました。
また同日、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの研究者らのグループは、小保方氏の研究室
の冷凍庫から、「ES」と書かれたラベルが貼られた容器が見つかったと発表。
中の細胞を分析した結果、STAP細胞から作られたという細胞と特徴が一致したとしています。
理研は一連の報道に
「これだけでSTAP細胞がES細胞だったと結論付けることはできないが、今後さらに詳しく検証を進めていきたい」
と回答しています。
動画:【若山照彦教授による記者会見(全)】
小保方氏は「STAP細胞はある」と主張し続けていますが、次々と出される反証に客観的な証拠を出せなけ
れば、「STAP細胞」の存在自体も危ぶまれる状態となっています。