【ミリマスSS】まつり「あなただけのお姫様」
- 2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/18(水) 20:55:01.42 ID:CCFIAT0k0<br>
P(今日のオフは珍しくまつりに付き合うことになった。明日はついにIA大賞
発表の日だ。俺はこの一年間必死にまつりをプロデュースし、まつりもそれに答えてくれたおかげで大ブレイク
おそらく今年の大賞はまつりになるだろうとは業界でももっぱらの噂だ)
P「そろそろ待ち合わせの時間だな・・・」
???「おまたせ、プロデューサーさん」
P「」
???「どうしたの?」
P「えっと、まつり・・・だよな?」
まつり「そうだよ?わからなかった?」
P「いや・・・・・・あー、その・・・なんだ」
まつり「ん~?」
P「いや、何でもない」
まつり「ならいいよね、さ!行こう!」
- 3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/18(水) 20:56:32.31 ID:CCFIAT0k0<br>
P「そういえば言われた通り車で来たがどこに行くつもりなんだ?」
まつり「遊園地!」
P「は?」
まつり「ほら、前に美也ちゃん達がお仕事した大きなお城のあるあそこ!」
P「えぇ・・・マジで・・・」
まつり「ダメ?」
P「まあ、今日はお前に付き合うって約束したからな。行くか、遊園地」
まつり「やった!」
- 4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/18(水) 20:58:02.30 ID:CCFIAT0k0<br>
-遊園地到着-
P「着いたな、遊園地」
まつり「結構広いんだね」
P「前の撮影の時はこれなかったもんなぁ」
まつり「さあ!プロデューサーさんさっそく行こう!案内は任せて?」
P「おおっと!あんまり引っ張るなよ?」
コーヒーカップ
まつり「プロデューサーさんもっと回して!」
P「よーし、任せろ!」
まつり「きゃー♪すごいすごーい!」
P「うっぷ・・・回してる俺が気持ち悪くなってきた・・・」
- 5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/18(水) 21:01:08.69 ID:CCFIAT0k0<br>
お化け屋敷
客K「きゃっ!志保ちゃん今何かに足触られたよ~!」
客S「だ、大丈夫よ可奈・・・わ、私がついてるわ・・・」
P(ふーん・・・結構いいつくりしてるなぁ・・・雰囲気がかなり怖い)
まつり「うー・・・」プルプル
P「まつりって結構怖がりだったんだな」
まつり「そういうわけじゃないけど・・・プロデューサーさん絶対離さないで
ね?」ウワメヅカイー
P「お、おう」
P(今ちょっとドキッとしてしまった)
ジェットコースター
まつり「きゃー♪」
P「ギャー!!!!」
まつり「うわぁ~♪」
P「ウギャー!!!!」
まつり「あー!楽しかった!あれ?プロデューサーさん?」
P「」チーン
- 6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/18(水) 21:02:24.62 ID:6vCoYryTo
支援
徳川まつり(19)
- 7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/18(水) 21:03:25.04 ID:CCFIAT0k0<br>
P「な、なかなかハードだな・・・」
まつり「大丈夫?プロデューサーさん?私もお腹すいてきたしちょっと休
憩しようか?」
P「おお!ありがと、助かるよ」
まつり「じゃあ、代わりにあのアイス買ってよ!ね?」
P「お安い御用だ」
店員「ラッシャセー」
まつり「イチゴソフト下さい!」
店員「マイドー」
まつり「ありがとう、プロデューサーさん」
P「美味いか?」
まつり「うん!とっても!」
P「そりゃよかった
- 8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/18(水) 21:06:18.32 ID:CCFIAT0k0<br>
まつり「プロデューサーさん」
P「ん?なんだ?」
まつり「はい、あ~ん」
P「」
まつり「どうしたの?あーんは?」
P「いや、だってそれスプーン一本しか・・・」
まつり「ん?(満面の笑み)」
P「・・・・・・あ、あーん・・・」
まつり「はい、あーん♪」
P「んぐ・・・確かに美味いなこのアイス・・・」
まつり「ね?」
P(正直、意識しすぎてて味なんかわからんかったが・・・)チラッ
まつり「・・・・・・」
P「どうした?スプーン見つめて、溶けるぞ?」
まつり「うん?な、何でもないよ!・・・・・・はむっ」
P(顔真っ赤にして・・・意識してるのは俺だけじゃないってことかな?)
- 9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/18(水) 21:07:16.76 ID:6vCoYryTo
客K??
客S??
- 10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/18(水) 21:08:25.87 ID:CCFIAT0k0<br>
観覧車
まつり「最後はやっぱりこれだよね」
P「しかしこの遊園地結構遅くまでやってるんだな、もう帰るころには日が変わってるかも」
まつり「見てみて!私たちの劇場が見えるよ!こうやって見るとキラキラして
てすごく綺麗・・・」
P「・・・・・・」
まつり「・・・・・・なんでこの喋り方してるのか聞かないの?」
P「聞いていいのなら聞くぞ」
まつり「明日、IA大賞の発表の日だよね」
P「そうだ、今年はほぼ間違いなくお前が選ばれるだろう」
- 11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/18(水) 21:10:13.15 ID:CCFIAT0k0<br>
まつり「私、夢だったんだキラキラ輝くみんなのお姫様になるのが」
P「明日それが叶うじゃないか」
まつり「うん・・・だけどこの一年でもう一つ夢ができたんだ・・・」
P「・・・・・・」
まつり「私にとびっきりの魔法をかけてくれた、素敵な王子様の・・・あなただけのお姫様になる夢」
P「・・・!」
まつり「でもみんなのお姫様になるには誰かのためだけになんて気持ちはあっ
ちゃいけないんだと思う・・・だからお姫様の魔法は今日だけ、12時になれば魔
法は終わり」
- 12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/18(水) 21:12:31.77 ID:CCFIAT0k0<br>
P「・・・・・・シンデレラか」
まつり「そう・・・でも私にはガラスの靴はないの、だから代わりのものを王子
様に残すね・・・」
P「代わりのもの・・・?」
まつり「んっ・・・」チュッ
P「・・・!?」
まつり「・・・・・・」
P「・・・・・・」
-まつり自宅近く-
まつり「今日は一日まつりに付き合ってくれてありがとうなのです」
P「家まで送らなくて良かったのか?」
まつり「ほ?心配ご無用!なのです、姫は今少し夜風にあたりたい気分なので
す、だから・・・ここでいいのです」
P「そうか・・・じゃあ、また明日」
まつり「さよならなのです~」
ブロロロロ・・・・・・
まつり「・・・・・・ありがとう、プロデューサーさん」
- 13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/18(水) 21:14:00.63 ID:CCFIAT0k0<br>
-P宅-
ピリリリッ・・・ピリリリッ・・・ピッ
P「もしもしこのみさん・・・?」
このみ『コラ!プロデューサー!今何時だと思ってるの!?夜更かしはセクシーの天敵なのよ!?』
P「すいません・・・ちょっと相談したいことがあって」
このみ『・・・いいわ、お姉さんが聞いてあげる』
・・・・・・
P「というわけなんです」
このみ『・・・で?』
P「・・・え?」
- 14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/18(水) 21:16:05.50 ID:CCFIAT0k0<br>
このみ『そんな惚気話聞かせて私に何を言ってほしいの?』
P「俺にもわからないんです・・・・・・このまま、まつりをトップアイドルにしたら、もう二度と彼女に会えない気がして・・・」
このみ『プロデューサーはまつりちゃんにトップアイドルになってほしくない
の?』
P「違います!・・・でも・・・・・・・・・あのまつりの表情が・・・仕草が・・・忘れられな
いんです・・・・・・!」
このみ『まつりちゃんの事・・・好きになっちゃったのね?』
P「ダメなんです!そんなことは!まつりがそんなことあっちゃいけないんだ
って・・・!みんなのお姫様になるんだって・・・!だから、まつりみたいに俺も諦
めなきゃいけないんです!」
このみ『まったく・・・・・・ほんとにただの惚気話じゃない!』
P「!?」
- 15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/18(水) 21:16:51.50 ID:6vCoYryTo
馬場このみ(24)
- 17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/18(水) 21:17:33.98 ID:CCFIAT0k0<br>
このみ『プロデューサーがどう思ってるんだか知らないけど、あなたが諦められてないのにまつりちゃんが諦められてるわけないでしょ!』
P「で、でも・・・今日だけだって・・・日が変われば終わりだって・・・」
このみ『ウジウジと女々しいわね!今日一日の出来事をじっくり振り返りなさい!答えはもうあるでしょうが!』ブツッ
P「・・・このみさん!?」ツーツー
P「まつり・・・俺はどうしたら・・・」
- 18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/18(水) 21:19:05.93 ID:CCFIAT0k0<br>
・・・・・・
まつり『あなたがまつりをみんなの姫にしてくれるプロデューサーさんなので
す?』
P『ああ、そうだ!今日から俺が君のプロデューサーだ!』
まつり『わぁ・・・こんなに素敵なプロデューサーさんが居ればまつりの未来は
わんだほー!なのです!』
P『任せてくれ!俺が君をみんなのお姫様になれるとびっきりの魔法をかけて
みせるからな!』
まつり『約束なのですよ?プロデューサーさん?』
・・・・・・
- 19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/18(水) 21:21:14.55 ID:CCFIAT0k0<br>
-翌日 765プロライブシアター内小ホール-
社長「徳川君!IA大賞受賞おめでとう!」
みんな「おめでとう!」
まつり「ありがとうなのです~!」
社長「今日はささやかながら徳川君をみんなで祝うために
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