「ゆとり」の生き方に中高年が嫉妬? 「なぜ普通に就職しない」「すぐ辞めるに決まってる」 | ニコニコニュース
6月16日放送の「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日)では、そんなゆとり世代と、「団塊・しらけ世代」の中高年タレントたちが激論を交わした。特集タイトルは「ゆとり世代は日本を救うのか?」だったが…。
<一部抜粋>
■マナー講師は「全部ネット」と批判
ゆとり批判の急先鋒となったのは、マナー講師の平林都氏(53)だ。発言早々に「ゆとり世代の人は好きじゃない」と言い放ち、その理由をこう説明する。
「ネットと少子化と機械化。それが同時にハマって(悪影響を与えて)しまった。機械に頼ってしまう。知識はネットにあって自分で考えてくれない」
「ケーキ屋はどこが美味しいかって言ったら、あなた自分で足を運びます? みなさんはきっと趣味の問題でも、ネットのデータで決めると思いますよ」
■ミッツ「労働は生きがいを感じるものじゃない」
ホラン千秋氏(25)は「3年頑張って辞めるなら、それは吟味した結果だからいいんじゃないかなと思うんですけど…」と退職を擁護するが、ミッツ・マングローブ氏(39)は、
「頑張ったなんて恩着せがましいのよ。労働なんて生きがいを感じるものじゃなく、無になってやるものなのよ」
と頭ごなしに否定している。
「やりたいことがあって会社に入ったんでしょ?辞めグセつけるの?」(平林都氏)
「生活が成り立つと思ってるんですか?」(阿川佐和子氏)
■カフェ起業も「ゆとり新ビジネス」と揶揄
出演者の中には、会社を辞めた後や在学中に起業した若者もいた。
しかし番組は、これらを「ゆとり新ビジネス」と紹介し、出演者も「普通に就職しようとは思わなかったんですか?」「ずーっと食パンに卵塗ってんだー」「もし負債を抱えた場合、助けてくれる人はいるんですかね」などと冷ややかな言葉を投げかける。
議論は平行線で、世代間には大きな埋めがたい「乖離」がある――。そう感じた視聴者も多かったようで、この番組にはツイッターでも多数の意見が出ている。
「TVタックルの大人達、腹立つな。会社員が一番えらいのか?リスクをとらない会社員ばかりの社会にイノベーションは起こらん」
「たけしさんの世代とかにも、ローリング・ストーンズとか、どの時代にも夢追狂はいるわけで、それを時代の名前で象るのは可笑しいと思う」
■嫉妬めいたおせっかいは不要だ
終始ゆとり世代に批判的だった出演者たちだが、司会のビートたけし氏(67)は、夢というのが自分と環境との関係性によって変わっていくもの、という言葉で番組をまとめていた。
「(アフリカにいる)俺の知り合いのゾマホンの子どもの夢は『温かいご飯食べたいな』。偶然日本に生まれて、環境の中で夢を持つものであって、それがすべてではない。叶う叶わないじゃなくて、色々な選択肢を同時に考えられるようにならないと。逆に言えばそれが『ゆとり』だと思う」
その観点でいえば、日本はようやく「ゆとり」がある豊かな社会になったはず。それを年老いた中高年たちが、若者のわざわざ選択肢を狭めるような、嫉妬めいたおせっかいをする権利はないはずだ。
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