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http://japanese.engadget.com/2014/06/18/galaxys5ltea/


サムスン、2560x1440有機ELとSnapdragon 805採用のGalaxy S5 LTE-Aを本国で発売。下り225MbpsのLTE-Advanced対応 - Engadget Japanese


サムスンがフラッグシップAndroidスマートフォン Galaxy S5 のさらに上位版 Galaxy S5 LTE-Aを韓国市場向けに発表しました。

日本では今年の夏モデルとして発売されたばかりの Galaxy S5 が5.1インチ1920 x 1080ピクセルのフルHD Super AMOLED (有機EL)を採用するのに対して、S5 LTE-A は同じ5.1インチで2560 x 1440 のWQHD Super AMOLEDディスプレイを採用します。

またプロセッサにはメモリ帯域やGPU処理能力が大幅に向上した Snapdragon 805を、モデムは韓国で展開する下り225Mbps のLTE-Advanced に対応するなど、全般にパワーアップした上位バリエーションにあたります。

サムスン Galaxy S5 LTE-A

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スマートフォンのモデルチェンジ競争が激化し、年に一度ではなく二度最新機種をリリースするメーカーも増えてきました。特に 2560 x 1440 ピクセルの高解像度ディスプレイは、Oppo などハイエンド市場への侵攻を強める中国メーカーを皮切りに、サムスンのライバルLG も LG G3 や、7月発売の日本版バリエーション isai FLで採用しています。

サムスンは従来 Galaxy Sシリーズを先に、基本仕様がやや上の Galaxy Note シリーズを後に出すことでスペック争いに追いついて来ましたが、今年は Galaxy S5 名称のまま上位バリエーションを投入する戦略です。2560 x 1440 ディスプレイを採用するサムスン製スマートフォンはGalaxy S5 LTE-Aが初めて。

韓国Samsung Electronics によれば、画素の細かさを表すppi (Pixel Per Inch)は約5.1インチで2560 x 1440ピクセルならば 577ppi。ライバル LG G3 はやや大きい5.5インチで同じピクセル数のため538ppi。細かさではGalaxy S5 LTE-A が優ることになります。また、Galaxy S5 LTE-Aは液晶ではなくSuper AMOLED (有機EL)ディスプレイを採用する点も違いです。


画面解像度だけでなく、メインのプロセッサも最新の Snapdragon 805 になりました。無印 Galaxy S5 の Snapdragon 801 とは型番の下一桁が1から5になっただけであまり変わっていないようですが、CPUコアは Krait 400 から Krait 450に、GPUコアはAdreno 330から Adreno 420 にそれぞれ代替わりし、メモリ帯域も約1.7倍の25.6GB/sへと向上するなど、全般にパフォーマンスが上がっています。またH.265 HEVCデコーダや1ギガピクセル/秒の新イメージシグナルプロセッサなども加わります。詳しくはSnapdragon 805発表時の記事へ。

韓国では2013年からすでにLTE-Advancedのサービスが始まっており、LTE-A対応端末も販売中です。Galaxy S5 LTE-A も、韓国内で使える下り最大225Mbps のLTE-Advanced ネットワークに対応します。

Galaxy S5 LTE-A は、(今のところ)韓国国内限定で販売予定。高解像度ディスプレイを搭載した上位版 Galaxy S5 としては Galaxy S5 Prime の名称でうわさが続いてきましたが、韓国以外の市場に向けた展開は今のところ情報がありません。