1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/14(土) 18:33:40.88 ID:Am39Vm/S0
2: 1 2014/06/14(土) 18:36:05.16 ID:Am39Vm/S0
兄「やろうぜ？ やろうぜ？」ｼｭﾀｯｼｭﾀｯ
妹「うーん……」
妹（私が楽器（担当）ってことはお兄ちゃんはボーカルかな？ もし有名になったら私の好きなアーティストと共演とか……）
妹「結構悪くないかも！」
兄「やっりぃ！」
妹「バンドやるの？ 私はピアノ弾けるしキーボードかなー。あ、でもギターってやってみたいかもしれな
兄「よーし、やるぞぉ！ 尻を出せ妹よ！」
妹「んっ！？」
3: 1 2014/06/14(土) 18:36:43.13 ID:Am39Vm/S0
兄「はよ出さんかい！」ｼｭﾊﾟｯ
妹「ちょっと待って！」
兄「私待つわ」
妹「私が楽器って、担当とかじゃなくて……」
兄「文字通りだ」
妹「クソがああぁぁぁ！！」ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ
4: 1 2014/06/14(土) 18:37:44.75 ID:Am39Vm/S0
兄「やだー、何暴れてんの？ ゴリラ？ ウホウホッ？」ｷｬｰ
妹「ぶん殴るぞ！」
兄「お願いします！！」
妹「なっ、あ、おお……うわぁ」
兄「……」
妹「……」
兄「……ホコリたつからあんま暴れるなよな」ﾌｩ…
妹「うわすっげえムカつく」
5: 1 2014/06/14(土) 18:38:14.77 ID:Am39Vm/S0
妹「ていうかなんなのよお尻を出せって！ いや、私が楽器ってのもよくわかんないけど！」
兄「説明しよう！」
妹「よし、よこせ」
兄「叩きます」
妹「は？」
兄「こう、手首のスナップ効かせてだな」ｼｭﾊﾟｯ
妹「何言ってんだこいつ」
兄「こう！ いや……こう！」ｼｭﾋﾟｯｼｭﾋﾟｯ
6: 1 2014/06/14(土) 18:39:08.53 ID:Am39Vm/S0
妹「いろいろと説明が足りないんだけど」
兄「なんじゃらほい」
妹「私が楽器ってのは」
兄「尻を叩いてドラムのごとくビートを刻むわけだ」
妹「それ普通にドラムでいいよなあ！？」
兄「甘いな。小一時間ペロペロしたいくらいに甘い」ﾚﾛﾚﾛ
妹「なんかすごい寒気がするんだけど！」
8: 1 2014/06/14(土) 18:40:04.17 ID:Am39Vm/S0
兄「尻を叩くことによって、お前の口から声が出る」
妹「……」
兄「やらし～↑ぃ声がなぁ！？」ｸﾜｯ
妹「うん、後でこの分もまとめて殴るから続けて」
兄「それで旋律も奏でられるという画期的な仕組みだ。効率が違いますよ！」
妹「どこでどう道を踏み間違えたら人はこうなるんだ」
9: 1 2014/06/14(土) 18:41:08.71 ID:Am39Vm/S0
兄「百聞は一見に如かず、わかったら実践だ！ さあ！ 一見というよりむしろ一聴な気もするが！ さあ！」ｽﾌｧｯ
妹「嫌！」
兄「むう、仕方あるまい」
妹「あれ。意外と素直」
兄「口だけで言ってもわからないだろう」ﾇｷﾞﾇｷﾞ
妹「……あ？」
兄「兄ちゃんが手本を見せてやる」ﾌﾟﾘｰﾝ
妹「なんで！ なんで私がこんな目に！」
10: 1 2014/06/14(土) 18:41:42.11 ID:Am39Vm/S0
兄「兄ちゃんのケツにお前の熱いビートをぶつけるんだ！ カモン！」ﾌﾟﾘﾌﾟﾘ
妹「なんで……なんで……」
兄「Beat it！」ﾌﾞﾙﾝ
妹「ほんと逃げていいか」
兄「貴様に拒否権はないわ！ このたわけ者！」ﾌﾟﾘｯ
妹「なんでこんな高圧的なんだこいつ……ああもうヤケクソだよ！ オラァ！！」ﾌﾞｫﾝ
兄「おおほおぉぉあああぁあぁ！！」ｽﾞﾊﾟｰﾝ！
11: 1 2014/06/14(土) 18:42:13.96 ID:Am39Vm/S0
兄「おっ、おほ……あっふ……」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ
妹「うわぁ」
兄「ああ……」
妹「うわぁ」
兄「さあ……お前の番だ」ﾊｧﾊｧ
妹「ねーよ」
12: 1 2014/06/14(土) 18:42:47.18 ID:Am39Vm/S0
兄「普通に考えてさあ、わかるじゃん……強すぎるって……楽器って力任せに演奏するもんじゃないじゃん……兄ちゃんのケツ割れちゃったらどうすんの……
ていうかビートですらないじゃんこれ……スマッシュだよ、スマッシュブラザーズだよ……あれ、今ちょっと上手いこと言ったな……」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
妹「いや、なんかつい」
兄「まあいいさ。ハンムラビ法典によれば、"目には目を歯には歯を"だ。大人しく尻を出すが良い」
妹「残念だがその論理は両者が対等な立場にないと成立しない」
兄「お前……兄ちゃんをそんなに敬っていたのか」
妹「逆だよこの消しカス野郎！！」
13: 1 2014/06/14(土) 18:43:30.53 ID:Am39Vm/S0
兄「なんだそのヘヴィな罵倒は！？ カス野郎で、カス野郎でよかっただろうが！？」
妹「変わんねーだろ！」
兄「け、消しカス野郎だなんてそんな……そんな……うぅ……」
妹「え、そんな嫌だった？ その、なんかごめん」
兄「け、消しカスだなんてそんなぁ～///」ｳﾌﾌｯ
妹「なんで喜んでんだお前は！？」
14: 1 2014/06/14(土) 18:44:30.71 ID:Am39Vm/S0
兄「なんでもいい！ 尻を叩かせろ！ あわよくばむしゃぶりつかせろ！！」
妹「当初の目的忘れてんだろ！ 絶対嫌だね！！」
兄「ふっ、そろそろだな……」
妹「は？ 何、……！ 体が……！？」ｶﾞｸｯ
兄「俺のケツを叩いた瞬間、俺のケツに仕込まれていた催眠剤が貴様の体内に呼気と共に侵入、もう体の自由は効かないはずだ」
妹「それ嫌すぎるんだが！？ もはや意味がわからないんだがぁ！？」
15: 1 2014/06/14(土) 18:45:22.33 ID:Am39Vm/S0
兄「ふっはっは！ さあ、ゆっくりと楽しませてもらうか」ﾜｷﾜｷ
妹「さ、っせるかああぁぁぁああ！！！」ｸﾞｸﾞｯ
兄「！？ 0.1ミリグラムでクジラとかが前日5時間睡眠で1時間半踏み台昇降した後ソファーで30分経った時くらい眠くなるくらいの薬なんだが……」
妹「わっかりづれえんだよ！」ｸﾞｸﾞｯ
兄「正直ドン引きですわ」ｳﾜｧ…
妹「くっ……殴りに行けない自分に腹が立つ……」ｸﾞｸﾞｸﾞ
16: 1 2014/06/14(土) 18:46:13.09 ID:Am39Vm/S0
兄「くっ、こうなったら実力行使！ 行くぞ妹っ！」ﾄﾃﾄﾃ
妹「ふざけた足音しやがって……来いやぁ！！」
兄「ふん！」ｶﾞｯ
妹「ウラァ！」ｶﾞｯ
兄「うおおっ！」ﾚﾛﾚﾛ
妹「舌しまえ鬱陶しい！！」
17: 1 2014/06/14(土) 18:48:50.30 ID:Am39Vm/S0
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＜一方その頃＞
幼馴染「あれ、醤油ないな。刺身どうすんのこれ。やっぱソースか？ ソースでいけるか？ やっべなんかテンション上がってきた！ 斬新！ 私斬新！」
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18: 1 2014/06/14(土) 18:49:20.32 ID:Am39Vm/S0
兄「くっ……薬を盛られたというのになかなかやるじゃないか」ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ
妹「必要だったか？ 今の必要だったか！？」ｶﾞｷﾞｷﾞｷﾞ
兄「何を言っているんだお前は」ﾋﾟｩﾝﾋﾟｩｰﾝ
妹「くっ、私がアホみたいだ……効果音も含めアホみたいだ……」ｶｷｰﾝｶｷｰﾝ
兄「ふふふ。頑張ってはいるが、そろそろ薬が回ってきて我慢の限界なんじゃないか？」ｸﾞｲｯ
妹「くっ」ｶﾞｸｯ
19: 1 2014/06/14(土) 18:49:55.41 ID:Am39Vm/S0
兄「妹の尻！ 大公開！」ﾊﾞｯ
妹「うわああああああ！！」
兄「これは……なかなか……」
妹「お前後で覚悟しとけよ！ 絶対！ 絶対記憶なくなるまで殴るからな！」
兄「よきかな」
妹「くっそ、視界の外だけどお前絶対良い顔してんだろ！！」
20: 1 2014/06/14(土) 18:50:56.65 ID:Am39Vm/S0
兄「いやはやなんとも、なかなかどうしてこれは」
妹「くっそぉ……くっそぉ……」
兄「ぺろり」
妹「ひっ！」
兄「ぺろぺろり」
妹「やめろ！ 舐めてないのに擬音言うのやめろ！」
21: 1 2014/06/14(土) 18:51:30.73 ID:Am39Vm/S0
兄「それは舐めて欲しいということだろうか」
妹「断じてない！」
兄「でも舐めます」ﾇﾛｫｰ
妹「ひいいいいいいいい！！」
兄「ご飯半杯くらいイケそう」ﾚﾚﾚﾚ
妹「なんか微妙じゃねえかあ゛ぁ゛ぁあぁぁあ゛！！」
22: 1 2014/06/14(土) 18:53:17.74 ID:Am39Vm/S0
兄「はっ！」
妹「うぅ……もう無理ぃ……」
兄「今日はそういうアレじゃなかったわ」
妹「なんなのよ……」
兄「さあ、お前の尻にほとばしる魂のリズムを刻んでやる」
妹「いやもうほんと勘弁」
兄「ぐへへ」ｽﾘｽﾘ
妹「死にたい」
23: 1 2014/06/14(土) 18:53:56.87 ID:Am39Vm/S0
兄「ほれ」ﾍﾟｼ
妹「んっ」
兄「ほい」ﾍﾟｼﾝ
妹「あぅっ」
兄「ほほーう？」
妹「死にたい」
24: 1 2014/06/14(土) 18:54:33.45 ID:Am39Vm/S0
兄「それぃ」ﾍﾟﾍﾟｼｯ
妹「んあっ！」
兄「あ、ほれほれ」ﾍﾟﾍﾟﾝ
妹「ふっあ……」
兄「あらよっとどした」ｽﾍﾟｰﾝ
妹「あぅう！」
兄（ヤバイ楽しい）
25: 1 2014/06/14(土) 18:55:05.00 ID:Am39Vm/S0
兄「ほれほれ良いではないかー」ﾊﾟﾊﾟｼﾍﾟﾊﾟﾊﾟｼﾍﾟ
妹「んあっあ！」（え、エイトビートぉぉお！！）
兄「はっほっ」ｯﾍﾟﾍﾟｰﾝﾍﾟｯﾍﾟﾍﾟｰﾝﾍﾟ
妹「ふぅんんっぁ」（くそ、体が勝手にリズムに乗るほどすっごいジャジー！！！）
兄「へっへっへ、妹もノッてきたじゃないか」
妹「こいつマジで……」ﾊｧﾊｧ
26: 1 2014/06/14(土) 18:55:35.53 ID:Am39Vm/S0
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＜一方その頃＞
幼馴染「これ無理だわ。ソースはなかったわ。許せん、許せんわ」
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27: 1 2014/06/14(土) 18:56:11.54 ID:Am39Vm/S0
兄「さて、堪能したな……」
妹「本当か？ なあ、本当に必要だったか今の！？」
兄「そうだな、尻の音色は良い。だが声のチューニングが甘いな。スポーツの時に重宝されるくらい甘い」
妹「話聞けよおい！」
兄「案ずるな妹よ。我にはチューナーなぞ必要ない！」
妹「ああこれだめだこいつ」
28: 1 2014/06/14(土) 18:56:43.21 ID:Am39Vm/S0
兄「そうと決まれば」ｽﾞｲｯ
妹「ちょ、なんで顔近づけてくんのよ！」
兄「顔の近くにいた方が聴き取りやすいだろ」
妹「声聴くだけなら耳向けろよ！ なんで真っ正面で対面してんだよ！！」
兄「別になんとなk……お前の顔が見たくてな」ｷﾘｯ
妹「今日1でキモい」
29: 1 2014/06/14(土) 18:57:13.57 ID:Am39Vm/S0
兄「ファッキンシスタァァー！！」ｽﾍﾟｰﾝ
妹「あぁうっ！」
兄「へへ、良い声で鳴くじゃねえか」ﾊﾟｼｭ
妹「くっ、うっ！」
兄「そいやっ」ｼｭﾊﾟｰﾝ
妹「んあっ！///」
30: 1 2014/06/14(土) 18:57:40.79 ID:Am39Vm/S0
兄「ふんふん」ﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟ
妹「いひいっ！///」（まずい……これ、なんか……）
兄「あっひょぉ」ﾄﾞｩｯﾊﾟｼ
妹「おほぉぉ！///」（なんか、癖になりそ……）
幼馴染「……」
兄「ほらほらどうだほら」ﾄｩﾙﾗﾗﾗﾗ
妹「んああぁぁあ！！///」
幼馴染「……」
兄「……！」
妹「……？///」
31: 1 2014/06/14(土) 18:58:09.11 ID:Am39Vm/S0
兄「ほら、違うんすわ。別にそういう、ほら」
妹「何？ もう終わり？///」
幼馴染「まあたぶん世界はそれも愛と呼んでくれるよ」
妹「誰！？ 見えないんだけど！ 見えな、誰！？」
幼馴染「うん、二人してお尻出して何してるのかは聞かない」
妹「お前まだズボン履いてなかったのかよ！？ ケツ丸出しで格闘して私のお尻叩いてたのかよ！？」
32: 1 2014/06/14(土) 18:58:34.50 ID:Am39Vm/S0
兄「違ぇだ……オラ違ぇだ……」
幼馴染「あっ、これ、刺身にソースかけたやつ置いてくから。良かったらプレイに使って？」
兄「いや意味わからな
幼馴染「世間のバッシングに、負けるな！」b
妹「待って！ 状況わからないんだけど！ ていうかいつまでくっついてんだおいコラぁ！」
幼馴染「」b
妹「すげえムカつくんだが！！ 見えないのに！！」
33: 1 2014/06/14(土) 18:59:00.36 ID:Am39Vm/S0
――――――――――――――――――――――――
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――――――――
兄「以上説明となっております！」
妹「わからんわ！ もう全部わかんない！ どっからどこまでがなんなのかもう全然わかんない！」
兄「言いたいことは一つだ」
妹「なに！？」
兄「お前の尻にむしゃぶりつきたい」ｷﾘｯ
妹「消え去れえええええ！！！」
おわり
34: 1 2014/06/14(土) 18:59:58.11 ID:Am39Vm/S0
終わりです、反省しかないです
良い夜を
ありがとうございました
良い夜を
ありがとうございました
35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/14(土) 19:00:20.86 ID:8WHrb7u5o
乙乙
36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/14(土) 19:19:04.49 ID:K4k67jqXO
乙
勢いがすごかったな
勢いがすごかったな
37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/14(土) 19:24:11.48 ID:F753+s3Ko
乙
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