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http://japanese.engadget.com/2014/06/19/fire-phone/


アマゾン Fire Phone 、国内販売は「現時点で未定」。国内携帯会社のコメント - Engadget Japanese


日本時間の19日未明、米Amazon.comが独自のスマートフォン Fire Phone を発表しました。やはり気になるのは国内で販売するのか? という点ですが、これにアマゾン ジャパンは「Fire Phoneの日本における展開については、現時点で未定です」とコメントしています。

米国では7月25日、AT&Tから独占販売となるFire Phone。残念ながら国内は未定ではあるものの、コメントを好意的に捉えれば、現時点で未定としているのはもしかしたら米国同様に携帯電話会社との独占販売だからか、そんな一縷の望みだってあります。

Fire Phoneは、4.7インチHDディスプレイを搭載するAmazon.comの独自スマートフォン。Kindle FireがAmazonのショッピング&コンテンツプラットフォームと連携しているタブレットなら、Fire Phoneはそのスマートフォン版といったところ。



ユニークな機能としては、ディスプレイ側の四隅に広角120度のカメラを装備し、利用者の顔の位置を認識、画面を見る角度に応じて映し出されている映像が変化する Dynamic Perspective 機能を搭載。

たとえば、画面を横方向から覗けば、画面に映し出されている映像も側面部から見た画面に切り替わります。Amazon.comでは、商品閲覧や3D地図表示などに活用できるとしています。



また、Firefly 機能も特徴の1つ。Amazonのデータベースと連携した画像&音声検索機能で、商品を画像検索できるだけでなく、楽曲や映画などの音声を認識したコンテンツ検索も可能です。

米国での販売価格は、32GBモデルで2年契約199ドル。64GB 299ドル。これに12か月分のAmazon Primeの権利が付きます。

なお、国内のAmazon プライムは年会費3900円で、送料が「お急ぎ便」含め会費内でおさまるほか、対象電子書籍が毎月1冊読めるという内容です。一方米国版のPrimeは会員無料(定額)のビデオライブラリInstant Videoが充実していたり、音楽サービスPrime Musicなど、国内よりも手厚い会員特典があります。Fire Phoneはアマゾンのエコシステムを前提としており、Prime特典の違いはそのまま米国市場とそれ以外での商品の魅力を左右します。



繰り返しになりますが、Fire Phoneの国内販売は現時点で「未定」です。国内携帯電話事業者にコメントを求めたところ、KDDIは「スマートフォン市場の活性化に繫がる可能性があり歓迎していますが、とくにコメントはありません」、ソフトバンクモバイルが「今のところ発売の予定はありません」としています。

国内最大事業者で、もっとも積極的にMVNOを受け入れているNTTドコモですが、あいにく6月19日は株主総会。その後の記者懇親会によって広報部は全員出払っているとのこと。現時点でコメントは得られていません。