TVアニメ『スターダストクルセイダース』第11話「皇帝と吊られた男その2」感想
上の画像はハングドマンに煽られて、今にも我慢の限界突破しそうなポルナレフ。
眉間が凄いことになっています。鬼の貌でも浮かんできそうです。あるいは自力でエピタフを出せそう。
そういうわけで、パーティ入り一番遅かったくせに成長も復讐も最初に成されたポルナレフの成長回の感想です。
よろしくお願い申し上げます。
前回のEDそのままに、クレジットのみでの冒頭
先週からそのまま続いているということを、これでもかと演出。前回のED入りは
ジョースター一行の中でも随一の実力者であり、家出少女でもシャワーシーンでしか晒さなかった
ナマアシを常にほんの少しだけとはいえ見せつけていたガッチリ眉毛野郎である
アヴドゥルさんの割り込んできての突然の死を待っていただけではなかったということです。
流石の演出。しかし、上の画像の直後にジョジョテロップでポル顔面が覆い隠されたのには少し笑いました。
いわゆる「提供目つぶし」みたいで。
カモォ~ン ポ~ルポ~ルく~ん
若干、間延びした物言いでポルを誘うホルホース。舐めきった余裕と態度が声にも出ています。
花京院のドラテク
学生は学生らしくがモットー(?)なのに、さらりと左ハンドルのトラックを転がす花京院。
ポルナレフのキャッチアップもお手の物です。
海外経験が豊富っぽい花京院の事ですし、どこかの国で自動車免許を取っているのかもしれません。
しかしながらF-MEGAをやりこんで覚えたという可能性も無きにしも非ず。
トラックを追うハングドマン
スタンドは光の反射で追いかければいいのですが、本体のJガイルはどうしていたのでしょうか。
ハングドマンは反射物に写るという制約で、破壊力と精密動作性を高く保ったままの遠隔操作が可能なスタンドのようですし
本体はのんびり徒歩で追いかけていたのかもしれません。トラック自体も、遠くまで行かずにすぐに止まっちゃってました。
サ、サンキュー花京院
仲直りの握手の代わりに肘鉄を食らいメルシーなポルナレフ。アニメではちょっとポルの口振りがちょっとだけギャグチック。
原作漫画では、ギャグかシリアスかどっちとも取れるような感じだったので、
アヴドゥル死亡の原因を作った自分に対して、わざとキツイ一撃を入れてくれた花京院にマジメな感謝だと、私は読んでました。
鏡に中の世界だなんてありませんよ(花京院個人の感想です)
マンインザミラーのイルーゾォを全否定した台詞として有名(?)な発言ですが
ここまででのスタンドの常識(?)では、いくらスタンド能力が強力であろうとも
まさか『鏡の中に世界を作る』ことまでは、いくら花京院でも予想すらできなかったということです。
鏡の世界を作れるイルーゾォが例外かつ非常識なだけなのです。
ボロ船をタンカーに変えたフォーエバーの比ではない、スタンドエネルギーです。
その分、基本能力がほとんど無いことも漫画中では言及されていたので、要は割り振り次第かもしれません。
光のスタンドということか
カーズの時もそうでしたが、ゲスい敵のくせに『光』属性を持っているというちょっとした違和感。
とは言えカーズの光は、ただ刀が反射して光るとかいう『何だそれ』みたいな属性でした。
それはそうと、カーズの輝彩滑刀の刃にハングドマン写ったら高速移動で酔っちゃったりするのでしょうか。
おい花京院 この場合そんなセリフを吐くもんじゃあねーぜ
n ∧_∧ n
+ (ヨ(* ´∀`)E)
Y Y *
ポルナレフの決めポーズ。ダブルグッジョプ。台詞は花京院に直後にリスペクトされたもののポーズはリスペクトされず。
ここに限らず、ポルナレフは両手でのリアクションが多い気がします。
この後にも、ホルホースに向かってJガイルの死を告げる時にゲッツみたいなポーズしてました。
ハングドマンは写っているものの世界にしか存在できない!(ナレーター)
驚愕(?)の真実。そうだったんだ…というわけで色々と制約かけて、パワーと精密さと射程距離を成立させていたのでしょう。
だとしても、やばくなったらスタンドを解除して引っ込めて攻撃を回避しろよとも思いますが
その辺のスタンドとしての一般的な器用さも捨てて、能力の方にスタンドエネルギーを振っていたのかもしれません。
ただ、あの場でスタンド解除してても本体をボコられて、やられていた可能性大です。
とは言え、このハングドマンの特性をもう一段階推し進めると遠隔自動操縦タイプにまで行きつきそうな勢いです。
特にブラックサバスとは、光り物か影かで存在できる領域が別物でありながら、条件付けとしては似た感じかも。
軌道さえ分かっていれば見切るのはたやすい!
光並みの速さ(ポルナレフ個人の感想です)で動くハングドマンだろうと、自力で眉間にエピタフを作れるほどに
観察眼を磨いたポルナレフであれば見きって、切りつけるのは可能なのです。10年の修行は伊達じゃあありません。
逆に前回は、見切れていなかったのでホルホースの弾丸の軌道にアッサリ惑わされ、硬直してしまったのです。
相手の能力が分からなければ、例えどんな強者でも敗死するのです。
デーボもラバーソールも言ってましたが、スタンドを見せるのは自分か相手が死ぬ時と相場は決まっているそうなので
彼らの間では初見殺しや初見殺されが日常なのでしょう。まったくジョジョの奇妙な冒険は地獄だぜ。
よし見てこよう!
ポルポル君発言時とはうって変わって、早口でこう言い残し全力で逃げ出すホルホース。
ポルナレフも面食らってしまいます。やる気がないなら出てけと言ったら、本当に出ていかれた教師な気分。
みんなの心を一つにするんだぜ!
アヴドゥルの死を乗り越えて結束を新たにするジョースター一行。ポルナレフも力強くこう言い放ちます。
友の死を克服し、人間としても戦士としても大きく成長したポルナレフのある意味照れ隠しともとれる宣言に
ジョセフ、承太郎、花京院の間にも温かい空気が流れます。「こいつ成長したな」と思っていることでしょう。
承太郎も感嘆して「やれやれだぜ」と漏らします。決して「お前が言うな」とか思っていたわけではありません。
ともあれ、アヴドゥルが脱落した今後のジョースター一行は結構な苦行となることでしょう。
特に野宿の時とか、アヴドゥルがいてくれたら焚火が楽ちんなのにとか思うのでしょう。
そして、そのたびにポルはちょっと傷ついて枕を涙で濡らすことになるのでしょう。
チュミミーン
本編最後のチュミミーンは普通でしたが、次回予告中のチュミミーンがやけに可愛らしい美声。
不細工エンプレスのスタンドの声も、ひょっとしてネーナさんと同じなのでしょうか。
無性に気になりつつも今回の感想はここで終了です。ありがとうございました。