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動物が他者に見せる愛情。15の愛情物語 : カラパイア

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 動物にも他者を思いやりる行動が見られることはこれまでの研究結果により明らかになっている。それは本能的なもので理屈などないのかもしれない。気持ちを重ね合わせ、共有することは人間が社会生活を営む上で大切なことだ。動物たちが時折見せるゆるぎない愛情を見ることで、そこから学べることがあるかもしれない。

 ここでは、かつて紹介したものを含めて15の動物が、人間あるいは、他の動物に見せる愛情物語を見ていくことにしよう。
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1.感動的な最期の言葉を残したオウム

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 ヨウムのアレックスは、数を数えることができるし、色を識別することもできる。飼い主のイレーネ・ペパーベルグともすばらしい関係を築いていた。2007年にアレックスが死んだときの最期の言葉はこうだ。"元気でいてね。愛している"

ヨウムの「アレックス」の脅威の足し算能力が明らかに



2.ヘビに噛まれて動けない仲間を一晩中見守っていた象のグレース

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 具合が悪くて倒れていたエレノアに近づくグレース。翌日、エレノアはなんとか立ち上がった。グレースはそばに寄り添い、エレノアが歩くのを助けてやろうとした。明らかに仲間を助けようと心を砕いていた。夜がきても、エレノアが良くなる兆しはなかった。グレースはエレノアのそばを離れずに、鼻で突いて立たせようとした。ついに、エレノアが息絶えたとき、グレースと仲間の象たちが三々五々まわりに集まってきて、哀悼の意を示した。


3.犬に攻撃された少年を助けたネコのタラ

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 5年前、幼いジェレミーの後をついて家にやってきたという猫のタラはそのまま飼われることになった。先月、タラは犬に攻撃されたジェレミーを勇敢にも助け、厚意を何倍にもして返した。



犬に襲われていた男の子、飼い猫が犬に全力でアタック。男の子を救い出す(アメリカ)



4.怪我をした飼い主を毎日見舞う忠実な猫

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 腰骨を骨折した老女の飼い猫ヴィンセントは、毎日彼女を訪ね、その腕の中で丸くなるという。


5.20年に渡って、飼い主と交流し、愛情を示したマス(魚)

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 ミセス・キートは手からエサを食べるかわいらしいマスを飼っていた。1855年、この老マスが死んだとき、ミセス・キートは彼の思い出のために碑文を刻んだ墓石をたてた。今でも、イギリス、グロスターシア州ブロックリーにあるこの墓は観光客の人気スポットになっている。


6.ネコのミッツィーとおばあさん

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 ミッツィーの飼い主が卒中で倒れ、リハビリをしなくてはならなくなった。三週間後、飼い主の友人がミッツィーを連れて見舞いに来た。カゴから出るなり、ミッツィーは頑として飼い主の膝から動こうとしなかったという。

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7.駅で主人を待ち続けた犬、忠犬ハチ公

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 1924年、東京大学の上野英三郎教授は、秋田犬のハチ公を引き取った。ハチ公は毎日、大学から帰ってくる教授を迎えに渋谷駅に向かった。教授が亡くなった後もハチ公は毎日教授が帰ってくる同じ時刻に駅に通い、九年間主人を待ち続けた。上野教授の墓のそばには、ハチ公の碑がある。そして、渋谷駅にはハチ公の忠誠心を偲ばせる像が建っている。


8.イリノイ大学から名誉修士号を授与された介助犬ヒーロー

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 学生である車椅子の主人の授業に常につきそった献身的な行為が認められた。


9.自分の子供たちを救ったネコ、スカーレット

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 スカーレットと五匹の子猫たちが棲みついていた廃ガレージが火事になった。消防士たちが現場に駆けつけたとき、スカーレットはひどい火傷を負いながら、子猫を一匹ずつガレージから運び出していた。すべて救い出してから、スカーレットは子猫たちが生きているのを確かめるかのようにそれぞれの鼻に触れた。ひどい水ぶくれでほとんど目が見えなくなっていたのだ。
一命をとりとめたスカーレットは、優しい飼い主とめぐりあい、晩年を過ごした後、天へと旅立っていった。


10.うつに苦しむ女性を癒す体の不自由なカンガルー

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 脳卒中を患った後、うつに苦しみ、自殺未遂を犯したこともあるクリスティ・カーは、野生動物のシェルターでボランティア活動をすることに意義を見出した。そこで出会ったのが、生後五ヶ月のカンガルーのアーウィン。彼はフェンスに激突した事故のせいで体に麻痺が残っていた。カーの住むオクラホマ州ブロークンアローの町が、外来生物に関する免除の法令を可決したため、離れがたくなっていた、カーとアーウィンは一緒に暮し続けることができるようになった。


11.大津波の後、傷ついた仲間のそばを離れようとしない犬

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 2011年3月11日、日本のあの大津波の直後、怪我をした仲間の犬のそばをうろうろし、ずっと寄り添って慰
めていた犬がいた。その後、二頭とも救助隊に助けられた。


12.大親友と再び一緒になるまで、ハンガーストライキを起こしたヤギ

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 南カリフォルニアで、劣悪な環境に押し込まれて、ろくな世話もされずに何年も暮らしていた動物たちが救出された。その中にヤギのミスター・Gとロバのジェリービーンがいた。

 二頭は大の仲良しだったが、人間たちはそうとは知らずに二頭を別々のシェルターに避難させた。引き離されたとたん、ミスター・Gはエサを口にしなくなり、小屋の隅にうずくまったまま、立ち上がろうともしなくなった。



 そこで、ジェリービーンを遠路はるばる連れてきたところ、ミスター・Gはたちまち起き上がって、再会後20分もすると、エサを食べ始めた。結局、ミスター・Gのハンガーストライキは6日間続いた。ジェリービーンがいなくて寂しかったせいだったのだ。

「会えないよ、悲しいよう。」 何も食べられなくなってしまったヤギにロバと再会させたところ元気を取り戻した!(アメリカ)




13.10歳の少年の命を助けた7ヶ月の子犬ジオ

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 トラックに轢かれそうになっていた少年を押しのけて、自らトラックにぶつかり負傷したという少年の愛犬、ジオ。

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14.貧しい人間の子どもに乳を与える犬

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 インドで、貧困で飢えに苦しんでいる6歳の男の子に、自らの乳を飲ませている近所に住む野良犬がいる。

貧困にあえぐ6歳の少年を我が子同様にかわいがり、授乳する野良犬(インド)



15.亡くなった飼い主の墓から離れようとしない犬

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 6年間にわたり、飼い主が埋められているお墓に訪れ、日がな一日そこにいるというブラジルの犬。

また会えると信じて。6年前に亡くなった主人の墓から離れようとしない犬(アルゼンチン)



via:buzzfeed・原文翻訳:konohazuku

▼あわせて読みたい
優しい心を持った13の動物たちのハートフルーストーリー(動画あり)


残された時間がわずかとなってしまったおばあさんと片時も離れたくない猫のいる光景


道路で轢かれた犬を必死で助け出そうとする犬


酔っぱらって道路で寝ているそんな飼い主ですら守ろうとする犬


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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 11:54
  • ID:Rd68.KQm0 #

動物も人間と根本は変わらない。

2

2. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 12:28
  • ID:yFyf.O320 #

映画化決定!

3

3. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 12:31
  • ID:I2WvW10U0 #

号泣

4

4. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 12:38
  • ID:.LudqspX0 #

9のスカーレットは生きていて引き取られたよ
前にアンビリバボーで紹介されてたし
飼い主は「何かしらの運命を背負った猫を飼いたい!」と熱望していたとか

5

5. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 12:41
  • ID:.5z.IgJ00 #

9番目は、いい話だけど、厳密には他者では無いような気が
てか、火事の中で我が子を救う猫って、他にも居たんだ

火事で取り残された人間の赤ちゃんを救いに行ったワンコもいるし、マンション十階の手すりによじ登ってハイハイしてる赤ちゃんを優しく追い返して無事に済ませた猫もいるし、エサとして与えられたネズミと仲良くなるヘビもいるし、異種間でも愛着が湧くってことがあるんだなぁ

6

6. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 12:42
  • ID:ExgVEZDx0 #

動物の泣ける話は卑怯だと思います

7

7. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 12:56
  • ID:8xYg8Ds10 #

スカーレットが火災にあったのは1996年3月29日だから2008年に亡くなったということはその後はかわいがってくれる飼い主のもとで幸せに暮らしたんだ。昨今の子供を虐待する親はスカーレットの子を思う母の愛をみてどう思うだろう。

8

8. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 13:01
  • ID:I9VyuCmZ0 #

切なくて胸が締め付けられる

涙が止まらないよ…

午後からも仕事なのに…

9

9. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 13:18
  • ID:LyVRjy.E0 #

スカーレット死んでないような
子供とバラバラだけど貰われていったんじゃなかったっけ
飼い猫が死んで、次は運命的な出会いで猫が飼いたかった人に
多分画像の人

10

10. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 13:24
  • ID:LyVRjy.E0 #

あ、でももうスカーレット亡くなってるみたいだね
画像から察するに13歳で亡くなったのかな?
とにかく火事の後はけがも治って、貰われた先で元気だったはずですよ

11

11. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 13:49
  • ID:iOE6f1of0 #

9番の猫は親の鑑だな
文章だとすぐ亡くなったように書かれてるけど、画像見る限り少しの間子供と過ごせたのかな?

12

12. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 14:12
  • ID:qah8uxtM0 #

動物たちの豊かな感情を見るたび、毎日彼らの命を頂いていることの途方もない重みを感じる。

13

13. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 14:30
  • ID:owBnZrND0 #

9番の猫のスカーレット、火事で死んだように書かれてるけど違うよ。
子猫達と一緒に動物病院に運ばれて治療を受けて回復して、その後里親さんに引き取られて13歳まで生きている。

14

14. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 14:53
  • ID:bndHbBt40 #

動物は感情表現が素直な分心打たれやすい。
人間はよくも悪くも考える力が他の動物と比べて高いから行動に移すのに色々障害があるんだよなぁ…

15

15. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 15:16
  • ID:H17WA2HB0 #


なんかインドの例だけ違和感があるんだがw

16

16. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 15:52
  • ID:4FXiQnPF0 #

4.怪我をした飼い主を毎日見舞う忠実な猫
は猫も偉いけど、中に入れてあげる病院の理解の深さに驚いた。
日本じゃありえない

17

17. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 16:20
  • ID:1zqnji5e0 #

マスが20年も生きてるわけねーだろ! って書こうと思ったけど
調べたら30年も生きるらしい。びびった。

18

18. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 16:42
  • ID:2ikaq7fv0 #

動物は純粋だから、忘れてたことを思い出させてくれるよ。
言葉がなくても伝わるし。
てか人間より清らかなんじゃないかとさえ…

19

19. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 17:08
  • ID:GgTYSUF50 #

ゾウが蛇にやられるのを初めて知った
あれだけデカイと平気なんじゃないかと勝手に思ってた

20

20. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 18:33
  • ID:6TtCPGye0 #

その一方で、我が子を公衆の面前で蹴り倒す人間の母親もいる現実。我々の闘いはまだ終わらない。

21

21. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 21:30
  • ID:Zu24mIRV0 #

お魚も愛情を持って飼うと懐いてくれるんだなぁ

22

22. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 21:43
  • ID:BZVFmYuL0 #

「介護犬」じゃなくて「介助犬」だよ・・・
なんで皆間違えるかな。

23

23. 匿名処理班

  • 2014年06月19日 21:49
  • ID:SuqalGMo0 #

11の動画、2匹とも救助されたとか。よかった!!!!!!
福島の動物シェルターにボランティアに行ったことあるけど、まだ必要な人を募集してるから、気になったら協力してあげてね!!!!!!

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