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読みたい一冊が見つかりそう♪第151回芥川賞・直木賞の候補11作 - NAVER まとめ
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読みたい一冊が見つかりそう♪第151回芥川賞・直木賞の候補11作

第151回芥川賞・直木賞(平成26年度上半期)の候補作が発表されました~。どれを読もうかな(*´▽`*)♪ってことで、候補11作品をザックリまとめてみました~!

更新日: 2014年06月20日

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今回の作品はどんな感じなんだろう…?

20日、『第151回芥川龍之介賞』の候補作品と『第151回直木三十五賞』の候補作品が発表されました。選考会は7月17日です。

芥川賞は、漫画家としても活躍する小林エリカさんや、デビュー作で新人賞を受賞した若手作家の横山悠太さんらの作品が候補に

直木三十五賞候補には、人気の高い「疫病神」シリーズ最新刊『破門』で黒川博行氏が6度目のノミネート

▽以下、まずは芥川賞候補の5作品

放射能の発見を、ネコ視点で語った作品

【内容】
物語は、北の町を猫たちが十年前に「乗っ取った」という説明から始まる。明らかに2013年3月の大震災と原発事故を踏まえた設定。

物語は、大きな地震と津波がやってきて、放射性物質が空から降ってきて、人間たちが逃げ出し、猫たちがそこを自分の町にしてしまったという設定から始まる

エジソンが電気技術の開発の過程で多くの動物を犠牲にしていたことが、猫の視点から語られるかと思えば、放射能を発見したキュリー夫人の生涯が振り返られる。。

今日、小林エリカさんの『マダム・キュリーと朝食を』という小説で、ネコが時空を超えてキュリー夫人がラジウムを発見する場面に立ち合うというくだりがあるということを伺い、とても興味をそそられました。帰りに掲載されているすばる4月号を本屋で探したけれど見つからず。

時空を超えるらしい。ちょっと気になる…

小林エリカ『光の子ども』を手に入れました。「マダム・キュリーと朝食を」と重なる主題で、表現形式による比較ができるのもおもしろい。amazon.co.jp/gp/product/489…

1978年東京生まれ。作家・マンガ家。最新コミックは『光の子ども』。著書は、作品集『忘れられないの』『親愛なるキティーたちへ』

いちいち脱力するオチ…哀しさをシュールに描く

【内容】
万病に効くお灸「天祐子霊草麻王」を行商する「わたし」は、父の残した顧客名簿を頼りに日本海沿いの村を訪れる。出会う人々は一癖も二癖もありそうな人たちばかりで…

お灸を自家調合して全国を売り歩いた父親の家業を継いだ息子が、お灸を行商して回る、という話。読み進んでいくにつれ本作の語り手とともに人外境に踏み込んでいくような作りになってる

地に足のついた設定だというのに、妙にふわっふわした内容だそう。

漢字苦手で日本の小説近寄りがたいと思ってたんだけど戌井昭人のどろにやいと面白すぎて一気に読んでしまったーーー!>RT 民話調で経済圏もなんだか今と似ているようでちょっと違うこのなんか変な手触り!いちいち脱力するオチ!面白かったーー!すごい好み!すっぽん心中買いに行こ!

1971年東京都生まれ。。パフォーマンス団体、鉄割アルバトロスケット主宰。著書に『まずいスープ』『びんぞろ』など。2013年に「すっぽん心中」が芥川賞候補になった。

隣人女性の好奇心が、街に積もる物語をひもといていく

【内容】
離婚したばかりの元美容師は、同じアパートに住む女が、塀を乗り越え、隣の家の敷地に侵入しようとしているのを目撃。呼び止めたところ、意外な動機を聞かされる……

「隣の女」に誘われた小さな冒険。いつもの街の中に、気づかなかった「時間の流れ」や「暮らし」の歓びが浮かび上がってくる

あの水色の家の中を覗いてみたい。一人の女性の好奇心が、街に積もる時間と記憶の物語をひもといていく。

「文學界」のつづき。次に柴崎友香氏の「春の庭」。柴崎文学は読者が感情移入しやすい。ところがオーソドックスな三人称小説の終盤に主人公の姉=「わたし」が突然介入。この手法は古い(エリオットら)のだが、現代文学に導入することで逆に異化効果を発揮した結果、作品を鋭利に。裏切りに期待。

1973年大阪府生まれ。デビュー作である『きょうのできごと』は、妻夫木聡・田中麗奈主演、行定勲監督で映画化、話題に。

凄まじいSMの世界。変態証券マンの悲喜劇

【内容】
ネット取引に押され業界に未来がないと感じながらも彼は、資産家たちに投資信託などの売買を繰り返させ、手数料収入をむしり取っている。その彼はSMクラブにはまってゆく。

「完全に奴隷の状態に身を委ねなければ見えない世界が見たい…」マゾヒズムの快楽に耽溺せずにはいられない男たちを精細に描く

新潮3月号、羽田圭介「メタモルフォシス」。凄まじいSMの世界。自分は全く知らない世界であるが、あたかもそういう世界があると信じさせられる。倒錯の世界!踏まれ、嬲られ、痛めつけられ、辱めを受けることによって人は死んでもいいと思えるほどの快楽を得られるのだろうか。

リアルで体感するにはハードルが高い、倒錯の世界に触れられる?

羽田圭介「メタモルフォシス」(「新潮」3月号)。M男が女王様に調教され......という単に「設定頼み」の作品かも、という不安?がラスト数行で「ああ、そうか、そういうことだったのか!」という(後で考えると手がかりは「元々」あったのですが)衝撃を伴った痛快感に。見事にやられました。

1985年生まれ。2003年、「黒冷水」で第40回文藝賞受賞。明治大学商学部卒業。

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まっしゅー5さん



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