国際サッカー連盟(FIFA)でさえも、コスタリカの
“死の組”突破が信じられなかったようだ。
コスタリカは初戦の相手ウルグアイに 3-1 で勝利し、続く21日に行われた第2戦では、強豪イタリアを1-0で破り、2連勝で"死の組”と呼ばれたグループDを突破した。今の大会の大番狂わせの一つといってもいいだろう。
しかし、そのおかげで
試合後に7人ものコスタリカの選手がドーピングテストを受けるようFIFAから命じられた。対戦国のイタリアは通常通り2人のみテストを受けた。※通常の試合後には、各チーム2名の選手がドーピングテストを受けるそうです。
ドーピングテストを受けたのは、GKケイラー・ナバス、FWブライアン・ルイス、MFセルソ・ボルヘス、FWジョエル・キャンベル、MFイェルツィン・テヘダ、MFクリスティアン・ボラーニョス、MFマイケル・バランテスの7人。
7人もの選手がドーピングテストを受けたため、最後の3人のテストが終わった時にはすでに2時間が経過していたという。
FIFAによれば「7人のうち5人がW杯前のドーピング検査を受けなかったため」という理由を説明した。しかし、コスタリカの選手達はFIFAの決定に疑問を抱いている。
ゴールキーパーのナバスは「人々はまだ私達が勝ったことを信じていないようだ。しかし、我々は良心的に全く問題ありません。チーム全体をテストしても結果は同じですから。
FIFAは私たちへのリスペクトが欠如しているようだ。」
「ユーモラスなことだよ。我々は成し遂げたことに満足しています。今日が過ぎれば、私たちは幸せになれるでしょう」と述べた。
チームのキャプテンでイタリア戦でゴールを記録したルイスもチームメイトの言葉に同意している。
ルイス「私もこの検査が少し過剰なものだと思っています。我々はこの指示に対して何もすることはできません」
「我々は禁止された薬物など使用せず、ただ練習を一生懸命やっただけです。多くの人々が、コスタリカが出した結果を信じられないようです。FIFAがドーピング検査を受けなさいと指示したのもそのせいだと思います。」
「我々コスタリカは何の問題もありません。7人もの選手がテストを受けるというのはやはり行き過ぎだと思いますね。」と述べた。Via:
ESPN