雪乃「比企谷くんと猫カフェへ行ってきたの」
- 2014年06月21日 11:10
- SS、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
- 15 コメント
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- 1: ◆UYOMNZkX3A:2014/04/14(月) 02:09:26.59 ID:FzVsAbHDO
八幡「雪ノ下が猫カフェで働いてるだって?」
八幡「雪ノ下から一緒に猫カフェへ行こうと誘われるなんて」
のつづきです
地道に書いていきますよ~- 4: ◆UYOMNZkX3A:2014/04/14(月) 02:32:46.08 ID:FzVsAbHDO
八幡「」
『二俣新町 猫カフェ』
検索結果 715862件
0.00000000001秒
1.二俣新町猫カフェ「ねこまんま」ホームページ
八幡「マジかよ………」
八幡「(昨夜の夢に出てきた二俣新町の猫カフェ)」
八幡「(ふと思い出して何気なく検索かけてみたら、実在している……だと……!)」
八幡「(おかしいな……俺はここの猫カフェはおろか、二俣新町すら立ち入ったこともないのに、どうして夢に……)」
- 5: ◆UYOMNZkX3A:2014/04/14(月) 02:42:07.97 ID:FzVsAbHDO
八幡「……せっかくだし、ここにするか」
八幡「(俺が場所を決めとくって言っちまったし、特に異論も無いだろう)」
八幡「(そう、日曜日は雪ノ下と猫カフェへ行くという予定が組まれたのだ)」
八幡「(過去にも二人でショッピングモールを巡ったことはあるけど、あれは小町がはぐれたことによって仕方なしに……だったし)」
八幡「雪ノ下……とねぇ……」ゴロン
ブイイイイイイイイン
八幡「!?」
八幡「……アイツから、か」
××××@docono.ne.jp
件名『雪ノ下雪乃です』
本文「比企谷くんのアドレスですか?
日曜日の予定が決まったら連絡下さい」
- 6: ◆UYOMNZkX3A:2014/04/14(月) 02:50:14.04 ID:FzVsAbHDO
八幡「アイツから敬語使われるのもなかなかの違和感だな……」
八幡「ま、場所は決定したし、集合時間と場所も妥当なところでいいだろ」
【送信】
××××@docono.ne.jp
『Re:雪ノ下雪乃です』
「比企谷で間違いないぞ
二俣新町の猫カフェに決めた
集合は二俣新町駅前に11時で」
八幡「ま、こんなもんだろ」
八幡「必要な用件が済んだら返信とかして来なさそうだし、漫画でも読むかね」
ブイイイイイイイイン
八幡「あっという間に読みが外れた予感」
八幡「……雪ノ下からだ」
- 7: ◆UYOMNZkX3A:2014/04/14(月) 02:56:58.51 ID:FzVsAbHDO
【受信】
××××@docono.ne.jp
『件名は消すか変えるかのどちらかにしてくれないかしら?あなたは雪ノ下雪乃ではな』
「いでしょう?
了解。」
八幡「お前こそ、件名に書ききれないなら本文に移せや」
【送信】
××××@docono.ne.jp
『無題』
「スマン
いちいち気にすんなって
じゃあまた日曜日」
八幡「流石は俺……。謝罪の意を込めた返信するなんて、社会適応力ありまくりんぐだわ」
八幡「もう返信は無いだろうな。今度こそ漫画を」
ブイイイイイイイイン
八幡「俺がいったい何をしたというのだ……」
- 8: ◆UYOMNZkX3A:2014/04/14(月) 03:06:21.20 ID:FzVsAbHDO
【受信】
××××@docono.ne.jp
『件名は毎度設定しておいた方がいいわよ』
「」
八幡「本文真っ白じゃねぇか!!」
八幡「(なんなの雪ノ下さん、優先順位がおかしいと違いますか?)」
八幡「(件名埋まってて、本文空白のメールとか初めて見たわ)」
八幡「(これはこれでインパクトは絶大だな。迷惑メール送信業者が取り入れてもおかしくないくらい)」
小町『ちょっとお兄ちゃん、なに急に叫んだの~?』
八幡「あっ!?べ、べつになんてこと無いんだからっ!」
小町『あまりの気持ち悪さに、コンマ一秒で全身に鳥肌が立ったよ……』
- 9: ◆UYOMNZkX3A:2014/04/14(月) 03:17:09.69 ID:FzVsAbHDO
小町「もうこの際、中入っちゃうよー?」ガチャ
八幡「って入ってくんなや!いま、お兄ちゃんがあられもない姿でいたかもしれないんだぞ!」
小町「あられもないって女性に使う言葉だよ、お兄ちゃん……」
八幡「いまの発言無かったことにしようか」
八幡「(妹から言葉の間違いを指摘されるなんて……、兄として……っ!)」
八幡「(こんなに嬉しいことはないぜ!小町の成長っぷりが著しくて世帯栄誉賞与えたいくらい)」
- 10: ◆UYOMNZkX3A:2014/04/14(月) 03:22:59.93 ID:FzVsAbHDO
小町「お兄ちゃん、いま何してたの?」
八幡「は?……いや、何だってええべ」
小町「ふふ、その言い方。確実に小町に隠し事してるね!」ピシッ
八幡「そそ、そんなわけ、ないだるぉっ!」
小町「焦り方が露骨だよ……隠す気ゼロでしょ?」
八幡「まあ、そんな隠すようなことでは……ないからな」
小町「で、なになに?」
八幡「ああ、日曜に雪ノ下と猫カフェに行くことになってな」
小町「へー!で、誰と?」
八幡「いや、雪ノ下と」
小町「あとは?」
八幡「俺。以上」
小町「」
- 11: ◆UYOMNZkX3A:2014/04/14(月) 03:29:27.50 ID:FzVsAbHDO
小町「えぇぇぇぇーーーーーっっ!!?」
八幡「ちょっ!うるさいわ!」
小町「そ、そそそれってつまりは、デート!?」ワクワク
八幡「……まぁ俗に、そうとも言うか」
小町「いやいやそうとしか言わないって!すごいよお兄ちゃん!今までの暗黒孤立生活とはおさらばだね♪」ニコッ
八幡「俺の人生を暗黒孤立とか言うなや……」
小町「いや~、でもそっかー、お兄ちゃんと雪ノ下さんねぇ……♪」ニヤニヤ
八幡「おい小町、今なに余計なこと考えた」
小町「え?別にー?」ルンルン
八幡「(こいつの隠し事も見破りやすいな……)」
- 12: ◆UYOMNZkX3A:2014/04/14(月) 03:36:46.20 ID:FzVsAbHDO
小町「ねぇねぇ、どっちから誘ったの?」
八幡「……雪ノ下から」
小町「へー!こりゃフラグビンビンだね!」
八幡「いや、大げさだろ。猫カフェ行くくらいで……」
八幡「(あと年頃の女の子がビンビンとか言うんじゃありません。息子の九幡が『呼んだ?』って反応すっから)」
小町「ちなみに、由比ヶ浜さんはそのこと知ってるの?」
八幡「猫カフェ行くことか?いや、知らないだろ」
小町「なるほどぉ~…」ニヤニヤ
八幡「お前、俺の部屋入ってきてからほとんど怪しげな表情してるぞ。ニヤニヤと」
- 13: ◆UYOMNZkX3A:2014/04/14(月) 03:49:24.19 ID:FzVsAbHDO
小町「わかった!頑張ってね!」トテテ バタン
八幡「聞き逃げかよっ!」
八幡「(きっと、何か企んでるよな。兄として、妹のことは疑ってはならないのだが……)」
八幡「(小町が妹だと、そんなの信用ならないからな……)」
ブイイイイイイイイン
八幡「!?」
八幡「また雪ノ下からメールか……?」
【受信】
××××@docono.ne.jp
『言い忘れたわ』
「今回の猫カフェ訪問は、くれぐれも内密にね。
決して、あなたと二人だけの思い出を作りたいからとか、そんな考えでばなくて。
身近の人が色々と問い質してきたり、私たちの関係が誤解される可能性があるから、そのような面倒事をを防ぐためよ?
お願いね」
八幡「うんごめん、今更だわ」
八幡「(しかも一番知られてはまずい人物に、ペラペラ喋っちまったよぅ……)」
- 21: ◆UYOMNZkX3A:2014/04/15(火) 01:12:55.49 ID:kxFg7yHDO
日曜日
・・・・・・・
八幡「そんじゃ、行ってくるわ」
小町「うん!頑張ってね!ヘタこいちゃダメだよ?余計な一言は避けてね?口は災いの元だよ?猫カフェに着いたらちゃんとエスコートしてね?店内では楽しそうな表情で」
八幡「あーわかったわかった!それくらいは人並みに気を付けるっての」
小町「その口ぶりも不安だなー」
八幡「大丈夫だって。テキトーにしてれば時間も経つだろ」
小町「ううむ、女の子とのデートでその意気込みはポイント低い……」
八幡「じゃ、行ってくるから」
小町「うん、行ってらっしゃい」ノシ
- 22: ◆UYOMNZkX3A:2014/04/15(火) 01:18:00.27 ID:kxFg7yHDO
バタン……
小町「……よし」ピポパ
小町「……あ、由比ヶ浜さんですか?」
小町「兄が今出たので……はい、では20分後に駅前で……」プツッ
小町「フッフッフ~、これは楽しみ♪」
小町「こんなにも兄想いだなんて、小町的にポイント2倍デー!」
小町「さてと、お着替えお着替え」トテテ
- 23: ◆UYOMNZkX3A:2014/04/15(火) 01:27:33.13 ID:kxFg7yHDO
30分後
・・・・・・・
駅前
八幡「……ふう、着いた」
八幡「(うーん、小町の前では平然を保っていたが、さすがに待ち合わせ場所に着くと変な緊張感が……)」
八幡「(これから雪ノ下とデート紛いなことするんだよな……)」
八幡「(これ、ドッキリじゃないよね?遠巻きにカメラで撮影してないですよね??)」
八幡「……さて、奴はどこだ」キョロキョロ
雪乃「真後ろにいるのだけれど」
八幡「うぉっ!?」ビクッ
雪乃「その驚きとアホなポーズ、見ていて不愉快だから止めなさい」
八幡「そりゃあ驚くわ。後ろから声かけられりゃ」
- 24: ◆UYOMNZkX3A:2014/04/15(火) 01:45:43.09 ID:kxFg7yHDO
雪乃「普通、こんなに近くにいて気がつかないかしら?」
八幡「……すまん」
八幡「(本当は、後ろにいたことに気づいていたんだよ)」
八幡「(ただ、一見雪ノ下とおぼしき人物だったが、俺が普段感じ取っている雰囲気とは何だか違って……)」
八幡「(今日はいつもに増して、女性らしさが前面に出てるといいますか)」
八幡「(おかげで、雪ノ下のことを意識せざるを得なくなってしまいました)」
八幡「てか、おまえ何分前から待ってたんだよ」
雪乃「そうね、10分前頃かしら」
八幡「まじか、今の時間でやっと集合5分前なのに」
- 25: ◆UYOMNZkX3A:2014/04/15(火) 01:58:04.73 ID:kxFg7yHDO
雪乃「待ち合わせ時刻よりも早く到着することは常識よ?マナーが成っていないのね」
八幡「いやいや、5分前に来たんだからマナー身に付いてる方だろ」
雪乃「甘いわね。今日のような遊びの時には、少しでも早めに集合した方が、より長い間楽しむことができるでしょう?」
八幡「まあそう言われると、正論には反論できない……」
八幡「(でもいまの雪ノ下の発言は『俺と一緒に出来るだけ長い時間楽しみたい』という解釈も可能なんですがこれは……)」
八幡「(いや、ダメだ八幡!俺はそんな阿呆思考を廻らせてきた結果、かつての苦~い失敗を繰り返してしまったんだ!)」
八幡「(勝手に雪乃ルートへ進みそうな解釈はよそう……)」
- 26: ◆UYOMNZkX3A:2014/04/15(火) 02:06:43.75 ID:kxFg7yHDO
一方その頃
・・・・・・・
駅からほんの少し離れた広場
小町「あ、由比ヶ浜さん!やっは」
結衣「わわ!」アタフタ
結衣「小町ちゃん、あまり大きな声で呼ばないでよぉ……バレたらまずいし……」
小町「あはは、このくらい大丈夫ですって。心配症すぎますよ?」
結衣「そう……なのかな……?」
小町「(ここからは小町が解説しますよ♪)」
小町「(実は2日前の夜、お兄ちゃんから『雪ノ下さんと猫カフェへ行く』という情報を入手したので、)」
小町「(すっかり蚊帳の外状態である由比ヶ浜さんにこの件を教えちゃいました!)」
- 27: ◆UYOMNZkX3A:2014/04/15(火) 02:18:11.56 ID:kxFg7yHDO
小町「(もちろん、お兄コメント一覧
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- 2014年06月21日 11:47
- まあ3人とも幸せそうでなにより
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- 2014年06月21日 12:30
- ゆきのんドコモかよ!
ソフバンのイメージだわ
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- 2014年06月21日 12:47
- おもしろかったよ!!
二俣新町駅を死体蹴りしないであげてwwww
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- 2014年06月21日 12:48
- ほぅ…
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- 2014年06月21日 15:55
- 聖子ちゃんはどうなったの
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- 2014年06月21日 16:43
- 面白かったが読むのに疲れた…何故だ
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- 2014年06月21日 18:04
- 長かった……
しかし面白かった
てかサキサキって猫アレルギーなんちゃうの?
あえて?
-
- 2014年06月21日 18:04
- 長かった……
しかしすごく面白かった
てかサキサキって猫アレルギーなんちゃうの?
あえて?
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- 2014年06月21日 18:40
- なあなんでこの頃雰囲気って書けない書き手多いの?
由比ヶ浜だからわざとフインキにしたの?
それとも馬鹿なの?
けど内容は面白かった
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- 2014年06月21日 18:50
- ※9
あえてフインキにしたんだろたぶん
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- 2014年06月21日 18:54
- 3人は幸せなキスをして終了
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- 2014年06月21日 21:18
- 猫隙だけど猫アレルギーだから猫カフェ行ったらたぶん死ぬ
猫飼ってる友人宅で喘息気味になったところでこれはヤバイと思ってからはそれ以降の症状は知らない
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- 2014年06月21日 21:44
- この人の作品は好きなんだけどファッって言うのだけはやめてほしい
最高にキモイ
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- 2014年06月21日 22:51
- なんかぐだぐだしてる
そこまで面白くもつまらなくも無い
イミ弱いヤマ弱いオチ弱い
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- 2014年06月21日 22:55
- あぁ面白くも疲れるのは全体的にボケと言い回しがキモいというかサムいのか…
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