アメリカ建築家協会が選んだ2014年の小さい家5選
小さいって言っても、アメリカサイズ。
以前、アメリカ建築家協会が選ぶベストハウス10選を紹介しましたが、今回は小さい建物に注目したスモール・プロジェクト・アワードが発表されました。面積も小さく、さらに予算も少なく抑えた建物の中から5つの家を紹介します。
予算も少なく...なんて言われても基準がよく分からないですよね。今回アメリカ建築家協会が定めた基準は、費用が150万ドル以下の建物、となっています。それ…高くない?
うん、高いよね。アメリカ国内では半分以上の家主が費用削減のために建築家を雇わないくらい、建築家に家を設計してもらうことは贅沢なことであり、通常もっと多くのお金がかかってしまうんです。
でもやっぱり、そのお金をかける価値があるって下の家を見れば思うかもしれません。今回スモール・プロジェクト・アワードに選ばれた建物のうち、一番小さいものは850平方フィート(約80平方メートル)でした。日本だとそこまで小さくないですね。
Fall House(カリフォルニア州)
少し怖くなってしまいそうなこちらの家、なんと高さ76メートルの崖っぷちに建っています。マスターベッドルームは宙に突き出ていて、海の上に浮いているような気分になるとか。Fougeron Architectureによるデザインです。
Images: Joe Fletcher Photograph
Small House in an Olive Grove(カリフォルニア州)
ソノマ群にあるこちらの建物は、Wendy Evans Joseph Architectureによるわずか850平方フィート(78平方メートル)の家です。比較として、アメリカの家の平均的な大きさが2,480平方フィート(230平方メートル)なので、その小ささがわかりますね。オリーブ畑に建てても違和感や影響がないよう、そして効率性を重視して設計されたそう。
Images: Elliot Kaufman Photography
Redaction House(ウィスコンシン州)
この家が建てられた土地は細長く、一軒家を建てるのには不向きと考えられていましたが、Johnsen Schmaling Architectsはそこ5人家族の家をデザインしました。スクリーンや間仕切りを上手く使い、プライバシーを確保しています。
Images: John J. Macaulay
Topo House(ウィスコンシン州)
ベストハウスにも入賞していたこちらの家もJohnsen Schemaling Architectsによるもの。マディソン郊外のこの地域は、トルネード級の暴風に見舞われることもあるため、コンクリートファイバーパネルを使った雨戸を使い、小さくても風にも耐える頑丈なつくりになっています。
Images: John J. Macaulay
Flip House(カリフォルニア州)
サンフランシスコの多くの建物のように、この家もリノベーション前はごつごつした土地と、傾斜に頭を抱えてました。Fourgeron Architectureは元の骨組みを利用しながらも、部屋の配置を今までとは真逆に変えたデザインを提案。そうすることでより明るい家になりました。特徴的なジグザグの窓は、部屋を広く見せてくれます。
Images: Joe Fletcher
Kelsey Campbell Dollaghan - GIZMODO US[原文]
(るな)
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