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なの「はかせ! 今日という今日は許しませんよっ!」



時給10万円稼げるバイナリというものがアツイらしい・・・・・
最近出会い系のアプリがこれまでも進化したのか
漆原「暑すぎてやる気でない」 芦屋「お前はいつもないだろ」
パズドラの時代は終わってこれからはパズドルだろ
エロげーの神アプリが遂に登場wwwww
漆原「ベルが遊びにやってきた」鈴乃「『面倒を見に来た』だ」
うはwwww5分で23万ゲットしたwwww 会社辞めるわwwwwwww
<期間限定>絶対に負けないギャンブルがここにはある

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 21:33:41.88 ID:/OQmHR/C0


なの「今までずっと甘い顔をしてきましたが、もう我慢の限界です!」

はかせ「ふ、ふーんだ! なんでそんなに怒るのか意味わかんないんだけど!」

なの「怒るに決まっているでしょう! 相生さん達に遊んで貰っておいてあんな態度がありますか!」

はかせ「ゆっこ全然怒ってなかったもん! 笑って「いーよ」って言ってくれたんだけど!」

なの「相生さんは優しい方だからそう仰ってくれただけです!」

はかせ「そんなの知りませんよぉーだ」

なの「もうっ! はかせがワガママだと私の躾が悪いと思われるんですからね! 恥を掻かせないでくださいよ!」

はかせ「は、はかせに作って貰ったくせにそんなこと言うなんて生意気なんだけどっ!」

なの「…! へ…へ~えそうですか…そこまで言われたら私にだって考えがあります」
   
なの「はかせはもう、ず~っとご飯抜きにしますからね!」

はかせ「ガビーン!」


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 21:36:56.97 ID:/OQmHR/C0


なの「あーあ。今日のお夕飯はせっかくはかせの大好きなオムライスにしようと思ってたのになぁ」

はかせ「はわわわ…」

阪本「ガキ、今のは流石にお前の言い過ぎだ。娘にちゃんと謝れ」

はかせ「う、うん…はかせ、なのに酷い事ゆったかもしれない…」

はかせ「ご、ごめんなさいなのぉ…はかせ謝るからぁ…」

なの「謝っていただかなくて結構です」プイツ

はかせ「オームーラーイースぅ…」

なの「知りませんっ!」


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 21:42:16.77 ID:/OQmHR/C0


はかせ「はうぅ…」ショボン

なの「……」チラッ

なの(ふふ。流石に懲りたみたいですね…そろそろ許してあげてもいいけど、ちゃんと反省するまでもう少し…)

はかせ「なのぉ…ねーってばぁ…」

なの「洗濯物取り込まなくちゃいけないので邪魔しないでください」

はかせ「はかせも手伝うよぉ…」

なの「お構いなく。はかせは私の生みの親なんですから偉そうにしていればいいじゃないですか」

はかせ「うえぇ…なのぉ…本当に怒ってる? はかせのこと…嫌いになっちゃった…?」ウルウル

なの(おっといけない…今のは私が意地悪すぎましたね。もう許してあげないと)

なの「はかせ、もう怒っていm…」

はかせ「なのぉ! お願いだから嫌わないでぇ!」ガバッ

なの「うわっと…ふふっ、もう…はかせったら…」ビリッ!

なの「ビリッ…?」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 21:46:46.90 ID:/OQmHR/C0


なの「はわわわわーっ!?」

なの「ななな何やってるんですかはかせえっ! 服が破れちゃったじゃないですかぁ!」

はかせ「あ…ホントだぁ。ゴメンなの…はかせが急に抱き付いたから…」

なの「ゴメンじゃないですよ! どーしてくれるんですかコレぇ! 
   相生さん達が私のお誕生日にプレゼントしくださった大切なワンピースなんですよっ!?」

はかせ「ご、ごめんなさい…新しいやつ買ってあげるから…」

なの「そういう問題じゃありません! 例えこれとまったく同じ物だとしても
   お友達の気持ちのこもった物は二着とないんですよっ!!」

はかせ「むむっ…だからさっきからごめんなさいしてるんだけど!
    はかせが悪いと思うからベンショーもするって言ってるんだけど!」

なの「謝ってもらったってどうにもならないと言っているんです!
   だいたい、それが謝っている人の態度なんですかっ!?」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 21:51:31.55 ID:/OQmHR/C0


はかせ「そんなこと言われたって…じゃあはかせ、どーすればいいか分かんないんだけど…」ウルウル

なの「兎に角この服を元通りにしてくださいよ! 買ったものじゃダメですよ!?
   私はお友達からいただいた、このワンピースがいいんですから!」

はかせ「うぅぅ… 分かったよぉ… はかせが直すからぁ…」ポロポロ

なの「はかせ縫い物出来るんですかっ!?」

はかせ「で…出来ないけど…」

なの「だったらどうやって直すつもりなんですか!」

はかせ「は…発明で! 発明で直してあげるからぁ!」

なの「結構です! はかせの発明でまた偉そうな顔されたのでは堪ったものじゃありませんから!」

はかせ「はうぁ!?」グサッ

阪本「お、おい…」

はかせ「ううううぅ…」ウルウル

なの「……」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 21:57:30.49 ID:/OQmHR/C0


はかせ「…なののバカぁ! もうなのの顔なんて見たくないんだけどっ! びええええええ!」

なの「っ! ああそーですか…」

なの「じゃあどうしますか!? 私が出て行きましょうか! それともはかせが出ていきますか! 
   どちらにしろ、はかせ一人でちゃんと生活出来るんですかっ!?」

はかせ「で、出来るもん! なのなんかいらないもんっ!!」

阪本「おいおい…二人ともよせって…」

なの「…分かりました。それではここを出て行きます。短い間でしたがお世話になりました」

阪本「娘っ…」

はかせ「いーもん! はかせが出てくもん! ベーッだ!」

はかせ「なのなんか大っ嫌いだ! バカバカバ~カぁ!!」ガララ ピシャッ!

なの「……」

阪本「……」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 22:01:42.83 ID:/OQmHR/C0


阪本「どーしたんだ娘。お前らしくもない。大切な服を破かれたとはいえ、あんな言い方をするなんて」

なの「…はかせが意地っ張りの分からず屋なのがいけないんです」

阪本「はぁ…あいつはまだガキなんだから仕方ないだろう。ワザとやったわけでもないんだし許してやれよ」

なの「そんなの分かってますよ…だけど私だって…はかせのワガママに振り回されていつも我慢ばっかり…」

阪本「…そうか。お前も苦労するな」

なの「……」

阪本「だがどーする。ああは言ってたが、あのガキを一人でフラフラさせたんじゃ危なっかしくてしょうがないぜ」

なの「ひょっとして事故にあったり、悪い人に誘拐されたり…」

阪本「あり得るかもな」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 22:06:45.29 ID:/OQmHR/C0


なの「…だ、だけど! はかせが自分から出て行くって言ったんだから自業自得ですっ!」プイッ

阪本「はぁ…前はもっと素直だったのに、お前もだんだん作り主に似てきたじゃねーか」

なの「……」

阪本「やれやれ。似なくていいとこに限って似ちまうのはどこの親子も一緒だな」

阪本「しゃーない。俺がひと肌脱いでやるか…」

なの「えっ」

阪本「…ガキを探して来てやる。だからお前はそれまでに夕飯と和解の台詞を用意しとくんだぞ」

なの「阪本さん…」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 22:12:58.91 ID:/OQmHR/C0


みお「もーゆっこはーwww」

ゆっこ「えーだってさぁwww」

麻衣「……」ピタッ

ゆっこ「どったの麻衣ちゃん?」

麻衣「…誰か追いかけてきてる」

みお「は?」


はかせ「ゆっこおおおおおおおお!」トテトテトテ


ゆっこ「わっ! 本当だはかせじゃん!」

みお「麻衣ちゃんすごっ」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 22:16:39.71 ID:/OQmHR/C0


はかせ「ゆっこぉ…さっきはごめんなさい…」ガバッ

ゆっこ「えっ? 何だ何だ? 何のこと?」

はかせ「ひっく…お菓子作りの時…ゆっこのおデコで卵割ってごめんなさい…」

ゆっこ「あはは。なぁんだそんな事か」

みお「それでワザワザ謝りに来たの? 偉いなーはかせは。よしよし」

はかせ「ううぅ…だから誰かのお家に泊めてほしいんだけど…」

ゆっこ「へ?」

はかせ「もう研究所には帰れないから…」ギュゥゥ


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 22:19:36.72 ID:/OQmHR/C0


ゆっこ「どーしたの急に?」

みお「もしかして、なのちゃんと喧嘩でもした?」

はかせ「……」

みお「あのねはかせ、別に泊めてあげるのは構わないけど
   人様の家の子を預かるんだったら無責任な事は出来ないからさ…」

ゆっこ「そーそー。何かあったならここではき出しちゃえ♪」

はかせ「べ…別に何もないんだけど…」

麻衣「…ちょっと他所のお家に泊まってみたいお年頃なだけ、だよね」

はかせ「そーいうことです!」

みお「いや…」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 22:23:13.87 ID:/OQmHR/C0


みお「はぁ…でもどうしようか。お泊りなぁ…」 

麻衣「…家でよければ、いいよ」

はかせ「ほんと!?」ぱぁぁ

麻衣「うん。オグリキャップとピョン(犬)も喜ぶと思う…」

はかせ「はうぁ!?」ガタガタガタ

みお「あー…麻衣ちゃんとこの犬、はかせのトラウマになっちゃってるっぽいね…」

麻衣「…大丈夫。噛まないから」

ゆっこ「噛むじゃん! 麻衣ちゃんとこの犬噛むじゃん!」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 22:27:17.25 ID:/OQmHR/C0


みお「じゃあ私の所にくる? 今日家の人誰もいないから気を遣わなくていいしさ」

はかせ「いくいくーっ!」

ゆっこ「ちょっとみおちゃん、アンタの部屋には
    はかせに見られたらマズイ物がいっぱいあるんでないの?」ヒソヒソ

みお「はっ! そーいえば…!」

みお(明日から連休だから休みの間に雑誌の投稿作品仕上げちゃう予定だった///)

みお「ご、ゴメンはかせ…やっぱり家は無理だわ…」

はかせ「えー!? なーんーでぇーっ!」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 22:27:51.83 ID:/OQmHR/C0


ゆっこ「ふっふっふ。ご安心召されよ。相生家はお客様ならいつでもウエルカム」

みお「あー、そだね。はかせ、ゆっこのお家に行くといいよ。変な玩具とかいっぱいあるし」

はかせ「ホント? だったらゆっこの所がいい!」

みお「じゃあゆっこ、はかせの事よろしくね」

ゆっこ「お任せください!」ピシッ

麻衣(ちょっと残念…)

みお「帰ったらなのちゃんに連絡しとかないとダメだよ」

ゆっこ「わかってるって」

麻衣「…バイバイ」

はかせ「ばいばーい!」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 22:32:17.47 ID:/OQmHR/C0


はかせ「ゆっこのお家には誰がいるの?」

ゆっこ「あー 今の時間だったらまだお母さん一人かなぁ」

はかせ「お母さんかぁ…いいなぁ」

ゆっこ「はかせにはなのちゃんがいるじゃん」

はかせ「ふーんだ!」

ゆっこ(あれま…今のはかせになのちゃんの話はタブーか…)

はかせ「ねーねー、ゆっこも寝る時ってお母さんといっしょ?」

ゆっこ「あはは。流石にこの歳になったら自分の部屋で一人で寝てるよ」

はかせ「えー、でもね なのだったらはかせとお布団並べて寝てくれるんだけど…はっ!?」

ゆっこ「おやおや、そろそろなのちゃんが恋しくなってきたんじゃありませんかな?」ニヤニヤ

はかせ「そ…そんなワケないんだけどっ!」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 22:37:25.54 ID:/OQmHR/C0


ゆっこ「ただいま~」

母「お帰りー 随分遅いじゃな…あら、その子…」

はかせ「こんばんわー」ペコッ

母「はい、こんばんわ」

ゆっこ「友達の親戚の子…てかこの子も私の友達ね」

母「あらそう…娘がいつもお世話になってます」

はかせ「いえいえ、ゆっこにはいつもいっぱい遊んでもらってます」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 22:38:29.63 ID:/OQmHR/C0


ゆっこ「え~っと…それで、今日は家に泊まってみたいって言うもんだから連れてきたんだけど…ダメかな?」

母「は?」

ゆっこ「だ、ダメ…だったよね…あははは…」

母「なに言ってんのアンタは!」

はかせ・ゆっこ「ひっ!」ビクッ

母「……こんな小さい子を暗くて寒いなか帰らせるつもり!? 早く入れておあげ」

はかせ「…!」ぱあぁ

ゆっこ「な、なんだ…お母さんってば心臓に悪いんだから…」

はかせ「はかせです。よろしくお願いします」ペコッ

母「はいはい。ちゃんとご挨拶出来て偉い子だねー」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 22:43:28.92 ID:/OQmHR/C0


ゆっこ「うん、うん。大丈夫、元気してるよ。そーいうわけだからさ、取りあえず一晩はかせのこと預かるから」

ゆっこ「いいっていいって。なのちゃんも偶にはゆっくりしなよ。うん、うん」

ゆっこ「ん? 今隣にいるよ。代わろっか」

ゆっこ「はかせ、なのちゃんが話したいって」

はかせ「…はかせは別に話す事なんてないんだけど」

ゆっこ「そー言わずにさ。なのちゃん、はかせが飛び出して行っちゃったからすごく心配してたんだって」

はかせ(なの…)

はかせ「も、もしもし…」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 22:48:48.46 ID:/OQmHR/C0


なの『あ! はかせですか!? もうっ! 何やってるんですか!』

はかせ「だ、だって…なのが出てけって言ったから…」

なの『言ってません! はかせが自分から出て行くって言ったんじゃないですか!』

はかせ(そ、そーだったかもしれない…)

はかせ「さ、阪本が出てけって…」

なの『どうしてそうやって何でも阪本さんのせいにするんです! 
   阪本さん、さんざんはかせを探し回ってくれてグッタリして帰って来たところなんですよ!』

はかせ「はうぅ…ごめんなさい…」

なの『もう…いいから帰ってきてくださいよ。相生さんのお宅に迷惑がかかりますから』

はかせ「や…ヤダ…」

なの『ヤじゃありません!』


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 22:53:51.00 ID:/OQmHR/C0


はかせ「だって…なのがそんなに怒ってるから…」

なの『はぁ…もう怒っていませんから帰ってきてください。お夕飯のオムライスも用意しちゃったんですから』

はかせ「え? だってなのはもうはかせのご飯作らないって言ってたけど…」

なの『あ…いえ、それは…だからあの…』

はかせ「なの、はかせよりお洋服の方が大事だから謝っても許してくれなかったけど」

なの『…ど、どうしてそーいう言い方ばかりするんです! もう怒ってないって言ってるじゃないですか!』

はかせ「怒ってるし! そーやってガミガミガミガミ言うんなら絶対帰りたくないんだけどっ!」

ゆっこ「ど、どーしたんはかせ? 何で言い合いになってんのさ」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 22:59:34.84 ID:/OQmHR/C0


はかせ「ゆっこ! 晩ご飯なにか教えてっ!」

ゆっこ「え…? えっと、確か…カレーって言ってたかな…」

はかせ「やった♪」

はかせ「なの、聞こえた!? はかせはゆっこのお家でカレーご馳走になるんだもん!」

なの『ああ、そうですか。だったらはかせの分のオムライスも私が食べちゃいますね』

はかせ「そ、そんなのダメなんだけど! なのばっかり二つも食べるとかズルいんだけどーっ!」

なの『ズルくありません。もうここに帰って来ない人には関係ないじゃないですか』

はかせ「関係あるしっ! なのはなのの分だけ食べたら
    はかせの分もなのが食べちゃうくらいならゴミ箱にポイしてくれた方がマシなんだけどっ!」

なの『何ですかそれ! そんな食べ物を粗末にすること言うような子は家の子じゃありませんからね!』

はかせ「ううう…」

はかせ「い、いーもんっ! だったらはかせはゆっこの家の子になるもんっ!」

ゆっこ「ちょ…! 何でそんな話になってんの!?」

はかせ「なのなんか大っ嫌いなんだけどっ!」ガチャン


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 23:06:49.86 ID:/OQmHR/C0


ゆっこ「は、はかせ…」

はかせ「……」ウルウル


母「アンタ達ー ご飯出来たよー」


はかせ「……」ゴシゴシ

はかせ「行こ、ゆっこ」グイ

ゆっこ「う、うん…」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 23:07:25.80 ID:/OQmHR/C0


母「おいしいかい、はかせちゃん」

はかせ「うんっ! おいしーよぉ♪」

母「あーよかった。今日のカレーは少し変わってるから」

はかせ「はっ! ホントだ、エビが入ってる」

ゆっこ「シーフードカレーだからねぇ」

はかせ「しーふーど…?」

ゆっこ「まぁ海の生き物が入ったカレーかなぁ」

はかせ「…! だったらサメは!? サメも入ってる!?」

ゆっこ「あはは。流石にサメは入ってないよ」

はかせ「え~っ?」

母「はかせちゃん、サメ好きなのかい。だったら次からはサメも入れてみようか」

はかせ「是非そーしてください!」

ゆっこ「お母さんってば、サメなんかどっから調達してくんのさ…」

母「アンタ捕まえて来なさいよ」

ゆっこ「勘弁してよ…」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 23:15:02.20 ID:/OQmHR/C0


はかせ「わぁーい♪ ゆっことお風呂だぁ。

はかせ「おお! 家のお風呂よりお洒落で新しい…」

ゆっこ「ほらはかせ、先に身体洗っちゃおうよ」

はかせ「はっ! ゆっこの身体…変だ!」

ゆっこ「えっ!? えっ!? 嘘っ!? 私どっかおかしい?」

はかせ「ここもなのみたいにペタッてしてないし、こっちもなのみたいにツルツルじゃない!」

ゆっこ「ちょ/// やめてよはかせ、そーいうこと言うの/// 私だって一応レディーなんだぞ?」

はかせ「?」

ゆっこ(それにしてもなのちゃん…ペタンコでツルツルなのか…)


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 23:19:57.07 ID:/OQmHR/C0


はかせ「えへへ~ ゆっこのパジャマでっかーい♪」

ゆっこ「ゴメンねぇ…箪笥に残しといたやつ、一番小さいので中学の時のしかなくてさ」

はかせ「~♪」

ゆっこ「そうだはかせ、お風呂上りにアイス食べる?」

はかせ「食べる!」

はかせ「あ…だけどもう歯磨きしちゃったけど…」

ゆっこ「ん? いーじゃん別に。さっき磨いたんだから大丈夫だよ」

はかせ「…! やっぱりゆっこはスゴい人なんだけど!」ぱあぁ

ゆっこ「えー? 私そんな尊敬されるようなこと言ったかね


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 23:25:53.29 ID:/OQmHR/C0


はかせ「」ウトウト

ゆっこ「…はかせ、もうそろそろおねむじゃない?」

はかせ「ん… 大丈夫だけど…」

ゆっこ「いつもはだいたい何時ごろ寝てるの?」

はかせ「9時になったら… なのが、寝なさいって…」ウトウト

ゆっこ「そっか。もう少しで10時だもんね…」

はかせ「でも、NHKのサメのやつまだ見たいんだけど… もう寝なきゃダメ…?」

ゆっこ「ん? まぁはかせが起きてたいなら無理に寝る事ないんじゃない?」

はかせ「えへへ~」

はかせ「ゆっこ好きー♪」スリスリ


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 23:33:18.93 ID:/OQmHR/C0


テレビ『こうしてサメは、今この瞬間も大いなる海を優雅に泳いでいるのです…』チャーララー♪


ゆっこ「ふぅん…サメって奥が深いんだ。最後まで見入っちゃったよ」

はかせ「スー… ピー…」zzz

ゆっこ「はかせは寝ちゃったのか…」

ゆっこ「そんじゃあ部屋まで運んであげますかな…よっと」

はかせ「んぁ…」パチッ

ゆっこ「ありゃ、起こしちゃった…」

はかせ「ゆっこ、サメは…?」

ゆっこ「あー…今さっき終わったとこ」

はかせ「そっかぁ…ちょっと残念…」

ゆっこ「私は最後まで見てたから明日にでも聞かせてあげるよ」

はかせ「うん…」


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 23:37:36.84 ID:/OQmHR/C0


はかせ「ベットだぁ! あはっ♪ 跳ねる跳ねる」ボヨンボヨン

ゆっこ「はかせ、そっちの方がいい? お客さん用の布団敷いてるけど」

はかせ「はかせはベットで寝た事ないからこっちの方がいいです」

ゆっこ「そっか。じゃあ電気消すね。おやすみ」

はかせ「おやすみー」

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

ゆっこ「ゴガー ゴガー」zzz

はかせ(うぅ…さっき寝たから全然眠たくならないんだけど…)

はかせ(あと枕もいつものウサギのじゃないから変な感じなんだけど…)

ゆっこ「ゴガー ゴガー」zzz

はかせ「ゆっこぉ…はかせあんまり眠たくないかもしれない…」ユサユサ

ゆっこ「ゴガー ゴガー」zzz


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 23:44:07.82 ID:/OQmHR/C0


はかせ「ゆっこ起きてぇ…」ユサユサ

ゆっこ「ゴガー ゴガー」zzz

はかせ「ううぅ…」

はかせ「やっぱりお布団の方が寝やすいかもしれない…ゆっこもいるし…んしょ…」モゾモゾ

はかせ「えへへ~ ゆっこあったかーい♪」

ゆっこ「ゴガー ゴガー」zzz

はかせ「う…うるさいんだけど…」

ゆっこ「ゴガー ゴガー」zzz

はかせ「うぅ…なのだったらもっと静かに寝るのに…」

はかせ(なのぉ…)じわっ


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 23:51:46.45 ID:/OQmHR/C0


はかせ「う…うう…うえええええ! なのおおおおお!」

ゆっこ「むにゃ…?」パチッ

はかせ「うええええええ! うえええええええええええ!!」

ゆっこ「ど、どしたのはかせ…お腹でも痛いの?」

はかせ「うぅぅ…ゆっこぉ…やっぱりはかせ…なのがいい…」

ゆっこ「あー…」ポリポリ

ゆっこ「……そっか。そりゃそうだよね」


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/12(水) 23:52:22.77 ID:/OQmHR/C0


母「どーしたんだいこんな夜中に。はかせちゃんの泣き声が聞こえたようだけど」ガラッ

ゆっこ「あ、お母さん…」

はかせ「ひっく…えっぐ…」

母「ゆっこ、アンタまさかはかせちゃんに意地悪してないだろうね!」

ゆっこ「し、してないしてない… はかせね、やっぱりお家が恋しくなっちゃったんだってさ。
    だから今からでも送っていってあげようと思うんだけど、いいかな?」

母「当たり前でしょう! そんな小さな子泣いたままにしておけるの!
  無事に送り届けるまで帰ってくるんじゃないよ!」

ゆっこ「へーいへい。いちいち怒鳴らないでよ。じゃあはかせ、なのちゃんの所に帰ろっか」

はかせ「うっ…うっ…ありがと…ゆっこ…」


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/13(木) 00:02:59.58 ID:2fZnPbgp0


みお「…で、何で家に来るのよ」

ゆっこ「いやぁ、夜道に女の子の二人連れじゃあ何かと危険かなぁって。そんでみおちゃんにボディーガードを…」

みお「さらっと失礼だな…私だってか弱い女の子なんだけど」

みお「てか誘うなら麻衣ちゃんでいいじゃん。腕相撲めっちゃ強かったし…」

ゆっこ「麻衣ちゃんにもメールしたよ? そしたら『いま寝てる』って返ってきたから…」

みお「起きてるじゃんそれ…」

はかせ「うっ…うっ…夜遅くなのにごめんなさい…」

みお「あ…! 違う違う! はかせが悪いんじゃないよ。ゆっこのバカに言ってるだけ」

ゆっこ「まぁまぁいいじゃん。どうせ徹夜するつもりだったんでしょ?」

みお「まーね。ちょうどひと息入れようと思ってたし、付き合ってあげてもいいかな」

ゆっこ「流石みおちゃん! 心の友よ」


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/13(木) 00:09:42.92 ID:2fZnPbgp0


なの(はかせ、相生さんのお家でワガママ言ってないかな…)

なの(今頃寂しくなって泣いてないかな…)

阪本「…ガキの事がそんなに気になるのか」

なの「べ…別にはかせの事なんてちっとも考えていませんでしたよっ?」アセアセ

なの「ただ…こんなに静かな夜は初めてだなって…」

阪本「フッ 同感だな…」

ドンドンドン! ドンドンドドドン!

なの・阪本「ひいっ!?」


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/13(木) 00:15:27.77 ID:2fZnPbgp0


なの「だだだ…誰かが玄関の戸を叩いてます!」ビクビク

阪本「こここ…こんな時間に誰が来るってんだよ…?」ビクビク

なの「どどど…泥棒さんでしょうか…!?」

阪本「ばばば…バカ言え! どどど…泥棒がわざわざノックするわけねーじゃねーかよ…」

なの「だだだ…だったら阪本さん、様子を見てきてくださいよぉ…」

阪本「んなっ!? 俺がか!?」

なの「阪本さん、いつも自分だけ大人ぶってるじゃないですか。今こそ大人の威厳を見せてください!」

阪本「お前…! こんな時ばかり頼りやがって…」

なの「じゃないと阪本さんもご飯抜きですからね!」

阪本「おい! 汚ねーぞそれ!」


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/13(木) 00:22:14.97 ID:2fZnPbgp0


ゆっこ「あっれぇ…おかしいなぁ…こんだけ叩いてるのに…」

はかせ「ひっく…やっぱりはかせのこと怒ってるから開けてくれないんだ…」

みお「はかせ…なのちゃんはそんな酷い事しないってば…」

ゆっこ「そうだよはかせ! もっと魂のビートで叩けばなのちゃんのハートにもきっと届くからさ」

みお「いや…ゆっこがドンドン叩くからなのちゃんも不審がって出てこないんだと思うけど…」

ゆっこ「はっ! 確かに言われてみれば…」

はかせ「うっ…ううっ…ひっく…ぐすん…」

はかせ「なのおおおおおおおおお!!」


54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/13(木) 00:30:56.59 ID:2fZnPbgp0


阪本「娘!?」

なの「はかせの声…!」

タタタタ…ガラッ

なの「はかせ…!」

はかせ「なのぉ!」ギュゥ

ゆっこ「おっす、なのちゃん」

みお「こんばんわー」

なの「相生さんと長野原さんも…こんな時間にどうして…」

ゆっこ「あはは。やっぱはかせはなのちゃんがいいんだってさ」

なの「そ、そうでしたか/// すみません。こんな遅くにわざわざ…」

はかせ「なのぉ…なのなのぉ♪」スリスリ

みお「えへへ…ラブラブじゃん、お二人さん」


56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/13(木) 00:37:31.15 ID:2fZnPbgp0


なの「はぁ…すっごく心配したんですよ、はかせ」ナデナデ

はかせ「うん…ワガママとか…お洋服の事とか…色々ごべんなざぁい…うえええええ!!」

なの「…だから言ったじゃないですか。もう怒っていませんよって。
   ワンピースもちょうど縫い目のところで裂けただけでしたから綺麗に直りそうですし」

はかせ「うん…うん…よかったぁ…なのがいなくて寂しかったよぉ…!」

なの「はかせぇ!」ギュゥゥ

はかせ「なのぉ 大大だーい好き!!」

阪本(やれやれ…)


ゆっこ「いやぁ、心が洗われるようですなぁみおちゃん」

みお「うん。ついさっきまで禁断の世界ばかり描いてた私には目の痛む光景だよ…」


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/13(木) 00:44:22.16 ID:2fZnPbgp0


なの「オムライス、はかせの分はちゃんと残してありますからね」

はかせ「やった♪ じゃあ今から食べる!」

なの「いけません。こんな時間に食べてたら牛さんになっちゃいますよ」

はかせ「ええ~っ 食ーべーたーいー! なののオムライスぅ…」

なの「ダメです。それに、食べたらはかせの嫌いな歯磨きもしないといけないんですよ」

はかせ「でもでも、歯磨きは一回したら後から食べたって大丈夫なんだけど」

なの「誰がそんなこと言ったんですか!」

はかせ「ゆっこが…」

なの「相生さん! 家のはかせに変なこと教えないでください!」

ゆっこ「うへぇ! 許してヒヤシンス!」

みお「だからヒヤシンスどっから出てくんのよ…」



東雲家は、今日も平和であった


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/13(木) 00:48:19.97 ID:AZX5+cJx0





63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/13(木) 00:50:04.52 ID:ES9Y+4kz0





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最近出会い系のアプリがこれまでも進化したのか
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夜空「な、なぜ私の股間から男性器が・・・・・・」
星奈「喧嘩するほど仲が」夜空「悪いに決まっているだろう」