ドイツ代表のDFジェローム・ボアテングと、ガーナ代表のMFプリンス・ボアテングは対決を控えて、複雑な心境を語った。
ジェローム・ボアテングとプリンス・ボアテングは、父親が同じで母親が違う異母兄弟であり、同じドイツのベルリン出身で、ドイツのユース代表でも活躍した二人だ。
プリンス・ボアテングはドイツの移民である父親の母国、ガーナを選択した。それまでドイツU-21の代表だったがA代表に選ばれたことのなかったプリンス・ボアテングはガーナ代表としての資格を有していたため、ガーナ代表を選択する。
ドイツとガーナは2010南アフリカワールドカップでも同じ組に属し、ワールドカップで史上初となる兄弟同士の対決が実現した。その際、プリンス・ボアテングに対するドイツサポーターのブーイングは凄まじいものだった。
そして、運命の悪戯か今回の2014年ブラジルワールドカップでもドイツとガーナが再び対戦する事になる。
弟のジェローム・ボアテングはFIFA公式のインタビューで、「兄との対決を控えて正直複雑な心境だ。兄とはいつも頻繁に連絡していましたが、最近は(W杯が近いので)連絡していません。私はワールドカップに集中しています。」と述べ、戦いに集中することを誓った。
兄のプリンス・ボアテングはインタビューで「
死ぬまで戦う。古代ローマのようなものだ、ガーナとドイツの戦いを見たいと思っている人がいます。より勝利を強く望んだチームが勝つでしょう。」ガーナのスターはドイツとの一戦を前に気合を入れた。
プリンス・ボアテングは、同じ歳で、同じようにアンダー世代の代表だったサミ・ケディラを選んだドイツ代表を見返したいと考えています。
ブラジルのフォルタレザで鳴らされる両国の国歌はプリンス・ボアテングにとってとても感情的なものです。
参考:
BBC/
Mirror