(┘°Д°)┘ ナンダコレハ?!
なんてエキセントリックなんだ・・・
江戸時代のおおよそ第1四半期、鎖国が敷かれた徳川家綱の時代 (1662年) に、西洋の最先端を取り込むべく、和歌山藩医の飯村玄斎らが考証を行い、岩田伝兵衛らが制作に関わった、希少な人体模型「銅人形」
網状に銅の皮膚で覆われ、西洋の解剖学の見地から木製の血管・骨・五臓六腑の模型が内部に収容されつつも、東洋医学の "経絡" が3色で示されているとう、歴史のはざまに生まれた当時の学者たちの葛藤がかたちとなったかのよう
次の模型は中国から伝わったと言われる銅人形で、幕府の侍医山崎宗運が宋の時代に書かれた鍼灸書「銅人ゆ穴鍼灸図経」もとに作成。医学の国家試験に使用されていた
全身に14本の経脈の線が走り、360か所以上の経穴が "穴" として開いている。試験の際には、表面にロウの皮膚が塗られ、正確に針を刺すと、内部に仕込まれた水や水銀が流れだすという仕組み
仏像のようなオーラ
人々を救わんと、当時の医学者と、職人たちの情熱が、いまにも語りだしそうな程のメッセージを僕たちに残し、それが "仏の境地" にまで達した故なのだろうか
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