PC遠隔操作事件(※)で勾留されている元IT関連企業社員・片山祐輔(かたやまゆうすけ

32才)被告が、自殺をしようとしていたときの心境を語りました。

画像:【片山祐輔・被告】
片山祐輔
http://news.nicovideo.jp/watch/np958102

PC遠隔操作事件
2012年の夏~秋、犯人が他人のパソコンを踏み台としてインターネット掲示板を利用し, 犯罪予告をした事件。 踏み台にするため、他人にウイルス(トロイの木馬プログラム)を仕込んだウェブサイトを閲覧させたり、ソフトウェアをダウンロードさせて感染させ、その結果、警察による複数人の誤認逮捕を招きました。
この事件では容疑者として、元IT関連企業社員・片山祐輔被告が逮捕・起訴され、現在裁判で事実関係などを争っています。

現在裁判中の片山被告。

自殺を考えたのは、別に真犯人がいると偽装メールを送ったことがばれてしまったとき。

ジャーナリストの江川昭子氏の公判メモによると・・

スマホを握りしめたまま、選択肢を考えたが、すぐに「もう死ぬしかない」と思った。

パニックになって、訳も分からず自転車で走り回って、気がついたら錦糸町の公園にいた。その前に酒を大量に買っていた。
トイレで首を吊ろうとしたら、バックルが破断してしまった。亀戸のドンキホーテでベルト2本ネクタイ1本を買って、JRに乗って山の方に行って、人がいないところで死のうと思った。

中央線で高尾まで行って、京王線に乗り換えた。酔っ払っていて、このまま山に登るのは無理だと思った。電車に飛び込むことも考えたが、リフトを使って山を登った。しばらく歩いて谷に入った。斜面を使って首を吊ろうと、滑り落ちたり転げたりしてみたがダメだった。

辺りが暗くなったので、やっぱり電車に飛び込んで死んだ方が早いと思い、月明かりを頼りに下山した。
どこで飛び込もうかと思案した。快速がとまらない小さい駅がいいと、1つ1つ降りて確かめた。
カメラもなさそうな駅があったので、ホームの下に入って、首を数十センチ差し出せば死ねる、次の電車が来たら死のう、次の電車が来たら死のうと思いながら迷って踏み出せないまま2時間近くが経った。
佐藤先生に謝ったら死ねるのか、と思って電話をした。

「すいません。全部僕が犯人だったんです。今までだましていました。死のうと思ったが死ねない」と。佐藤先生からは「そうか、でも死んじゃダメだ」と強く諭された。

(引用元:http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20140622-00036640/)

この事件では死者やケガ人は出ませんでしたが、多くの誤認逮捕者を出したり、騒動を巻き起こしました。

騒動とは裏腹に法的には実刑を受けても数年で出所してくる可能性があります。

片山被告は公判の中で、”真人間に生まれ変わりたい”と願望を話していますが、果たして実現できるので

しょうか・・?