東京都議会で「みんなの党」の塩村文夏議員(しおむらあやか 35才)議員に「セクハラ野次」
を飛ばしたとして、自民党の鈴木章浩(すずきひろあき 51才)議員が謝罪会見を開きました。
画像:【鈴木章浩議員】
http://www.huffingtonpost.jp/2014/06/23/suzuki-akihiro-apologize_n_5520747.html
発端は18日に行われた東京都議会での出来事。
塩村議員が「女性の妊娠・出産をめぐる支援」に関する発言をしている最中、
画像:【塩村文夏議員】
ある男性議員から
「そんなことを言う前に、お前が早く結婚すればいい」
「産めないのか」
など大きな声でセクハラ的な野次がぶつけられ、議会からは賛同するような笑いも起きました。
塩村議員と「みんなの党」はこれに抗議し、必要な措置を検討。
19日、塩村議員は取材に
「(やじを聞いて)殴られたような感覚を受け、悲しくなった。
東京の女性の悩みを代表した質問を議員が否定したのは残念」
と語っていました。
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20140620-00000006-yfuji
野次の様子を動画などで閲覧して怒った人たちからは、塩村議員の視線と議会内の座席表から関与が
疑われる複数の自民党議員に抗議の電話が殺到し、公式サイトなどには脅迫めいた書き込みまでなされ、
巻き込まれる騒動に。
”野次大王”として知られる同党の川井しげお議員もとばっちりを受けた1人。
「大変迷惑している。私の席は一番後ろで、ヤジが飛んだとされる手前側と全然違います。
電話が鳴りっぱなしで『しね』とか『自殺しろ』とかまで言われている」
「今回の『セクハラやじ』騒動。私は一切関係ございません。
この様な下劣な『やじ』は人間としても、39才の未婚の娘を持つ身としても、断じて許す事は出来ません」
「議会の品格が問われています。
議員運営委員会でしっかりと議題に挙げ、しかるべき対応をすべきです」
と困惑。
20日、塩村議員は名誉を傷つけられ、侮辱を受けたとして、地方自治法に基づき、発言者の特定と処分
の「要求書」を議長宛に提出。
画像:【文書を掲げる塩村文夏議員】
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/photos/20140620/plt1406201529002-p1.htm
しかし、即「不受理」となり、これについても内外から批判の声が続出し、各閣僚からも一連の問題に
「絶対にあってはならない」(森雅子少子化担当相)
「極めてひどい発言だった」(太田昭宏国土交通相)
「誰であれ『自分でした』と言っておわびすべきだ。
仮にわが党であったら党としておわびをしなければいけない」(自民党・石破茂幹事長)
との厳しい意見が出ていました。
一方、特定者探しでは名乗り出る者がなく、犯人探しに躍起となり、塩村議員が属する「みんなの党」では
「声紋分析をやる準備がある」
と構えを見せたものの、最大会派の「自民党」は発言者は特定しない方向とコメント。
この対応には、自民党内からも
「発言者は自発的に名乗り出て謝罪すべきだ」
との声が挙がっていました。
他方、「みんなの党」や同党議員には応援のメッセージなどが届くほかに
「偽証罪の犯罪メス○」
「事実関係が明らかになったら、(塩村議員を助けた)お前は死んで詫びる覚悟はもちろんできてるんだよな」
などと中傷や特定を中止するように脅迫をする文書もFAXなどで多数届けられていました。
画像:【「みんなの党」議員に届けられた脅迫文の一部】
https://twitter.com/otokita/status/480339013010616322/photo/1
そんな中、23日、都議会自民党の吉原修幹事長は、同党の鈴木章浩議員が野次の発言者であること
を明らかにし、「会派離脱届」も出され、受理したと発表。
当初疑われた際、自分は犯人ではないと否定していた態度を一変させました。
画像:【容疑を否定していた鈴木章浩議員】
同日午後2時30分ごろには鈴木議員が塩村議員と面会し、
「私の発言でご迷惑をおかけし、重ね重ね申し訳ございませんでした」
と直接謝罪。
塩村議員は
「(鈴木氏以外にも)いろいろな発言があった。
再発防止のためにも確認できる範囲で(他に誰が発言したか)教えてほしい」
と他の野次を飛ばした議員についても、情報提供を要請しました。
画像:【頭を下げて、塩村文夏議員に謝罪する鈴木章浩議員】
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20140623k0000e040258000c.html
同日午後3時から、改めて鈴木議員の謝罪会見も開かれ、改めて、
「私の不適切な発言で塩村議員、都議会、都民の皆さんに多大なる心痛、迷惑を掛けたことに心からおわび申し上げます。
本日、会派を離脱しました。しっかりと反省して、原点に帰ってまた頑張らせていただきたい」
と謝罪。
記者団との主な一問一答の要約は次の通りです。
Q.会派は離脱したが、議員職は続けるのか?
A.はい。そうさせていただきたい。皆さんから、いろいろお話をいただいたなかで、私の謝罪が遅れたこと、話が二転三転してしまったこと。本当に申し訳ない。遅れた理由の中では「結婚した方がいい」との発言と、「子供産めないのか」とか、さまざまな話が一緒になって、取り上げられた中で、私自身も謝罪する機会を失した。
Q.なぜ不適切な発言をしたのか?
A.少子化、晩婚化の中で早く結婚をしていただきたい、という思いがある中であのような発言になった。本当にしたくてもできなかった方への配慮が足りなかった。深く反省しています。
Q.なぜ当初、「私は野次を飛ばしていない」と否定したのか?
A.さまざまな話が一緒になって報道されていて、話す機会を失ってしまいました。本当に申し訳なく思っています。
Q.20日に「発言者は辞職に値する」と言っていたが、今日の議員職を続けたいという
発言と矛盾しているのではないか?
A.私がそのような発言をしたかどうかには記憶がない。(会見が)今日になってしまったのは深く反省している。説明の機会を失してしまった。
Q.議員辞職に匹敵する責任とは考えていないのか?
A.私自身はこれから初心に帰って都議として頑張らせていただきたいと思っている。父亡き後、中小企業の経営者として頑張らせていただいて、そうした状況を打開させていただきたい。高齢者社会の中で現場に足を運んで、しっかり取り組める議員にならせていただきたいという志の中で活動している。もしお許しいただけるのであればもう一度、しっかりと見つめ直して頑張らせていただきたいと思っています。
Q.海外でも大きく取り上げられた件については?
A.心から申し訳ない。東京都はこれからオリンピック、パラリンピックを控える中で、私を含め、複数そういうヤジが出たということで(議会の)正常化のためにも頑張っていかねばいけない。
Q.なぜ発表が今日になったのか?
A.政調会長、幹事長にお願いしてけじめをとらせていただきたいと、こちらから言わせていただいた。
Q.議会では同調する声もあったが、
A.確認はできなかったが、騒がしかったのは感じた。笑い声もあったのかもしれない。
今回の騒動に【ネットの声】は・・
- ばれちゃったか(テヘッ)
- 鈴木以外にも野次飛ばしてた奴らいただろ
- スケープゴート
- 自民に発言者はいないってデマ記事まであったな
- 51才にはみえんな
- 海外からもこの件は叩かれてたからな
- 鈴木「今後は一線超えない野次だけをするように気をつけます」←反省してないじゃんw
- 記者 「犯人はやめるべきと言ったのはご自身ですよね?」
- なんで辞職しないんだ?
先生方は早々に名乗り出る意気地も無いというわけだろう。