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照「名探偵テル」


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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 21:55:23.43 ID:0HzjI1/R0


ここは宮永探偵事務所

数々の事件を解決に導いた実績を持つ、日本で指折りの探偵事務所である

その事務所の主、稀代の名探偵、宮永照

彼女の類まれな能力が、今日も心に闇を抱える人々を導いてゆく――


2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 21:58:06.96 ID:0HzjI1/R0


照「…………」サクサク

照(この新作のチョコスナック……チョコとスナックの比率がちょうどいい)

照(今度箱で買ってこよう)

テルルル テルルル

カチャ

照「はい、宮永探偵事務所です」

『あ、お姉ちゃん?』

照「なんだ、咲か……どうしたの?」


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 22:02:24.78 ID:0HzjI1/R0


咲『今日早く帰って来れそう? すきやきにしようと思ってたんだけど』

照「閑古鳥が鳴いてるからね、6時までには帰れると思うよ」

咲『じゃあ準備しておくね』

照「お肉は黒毛和牛で」

咲『わかったよ、じゃあまたね』

照「うん」

ガチャ

照(すきやきか……帰りにデザート用のシャーベットでも買っていこうかな……)

照(それにしても、今日は暇だなぁ……こんなふうにゆっくり本を読みながらお菓子食べられるからいいけど)


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 22:04:31.03 ID:0HzjI1/R0


ピカッ ピカッ

照(ん? センサーが……お客さんかな?)

照(急を要する依頼じゃなければいいけど……)


依頼人>>8


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 22:05:38.51 ID:EHSjjrr10


アラフォー



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 22:09:53.06 ID:0HzjI1/R0


コンコン

照「どうぞ」

ガチャ

健夜「あの……探偵事務所、でいいんですよね」

照「はい、どうぞお掛けになってください」

健夜「失礼します……」

照「今飲み物を用意しますね」

健夜「すみません……」

照(20代後半くらいかな……なんていうか、垢抜けてない感じ)カチャカチャ

照(とりあえず番茶でいいか……)コポポポ


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 22:12:41.20 ID:0HzjI1/R0


照「お待たせして済みません、どうぞ」コト

健夜「ありがとうございます」

照「それで……どういったご用件で?」

健夜「実は……」


依頼内容>>15


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 22:13:53.66 ID:S38yyAKX0


こーこちゃんを探してほしい



18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 22:16:26.16 ID:0HzjI1/R0


健夜「この人を探して欲しいんです」ス

照「……この人は」

健夜「k……友人の、福与恒子といいます」

照「福与…………もしかしてアナウンサーの?」

健夜「はい……」

照「なるほど、詳しく話していただけますか?」

健夜「わかりました」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 22:21:00.30 ID:0HzjI1/R0


私と彼女は、もともと仕事で知りあったんです。

初めはただの同僚だったんですが、気が会うのか、よく二人で遊びに行くようになりました。

自分で言うのもなんですけど、親友と呼べる仲だったと思います。

そんな関係が続いていたのですが、つい先日のことでした。

彼女と突然連絡が取れなくなったんです。

そんな状態が3日続いて、流石に心配になったので、知り合いに彼女のことを聞いてみたんですが、何もわかりませんでした。

それからもう2週間になります……


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 22:26:04.36 ID:0HzjI1/R0


照「なるほど、わかりました」

健夜「なんとか……彼女のことを見つけてください! お願いします!」

照「……とても仲のいいご友人だったんですね」

健夜「はい……」

照「…………」

照「わかりました、全力で調査に当たりましょう」

健夜「ありがとうございます! お願いします!」

照「では、調査に入るために、福与さんの友人についてなどお聞きしたいことがいくつかあるのですが……」

健夜「はい、なんでも聞いてください」

照「ではまず……」


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 22:32:01.13 ID:0HzjI1/R0


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

―MJプロダクション―


はやり「……」テクテク

照(来た……)

照(瑞原はやり……福与さんの仕事相手の中では、小鍛冶さんに次いで仲が良かったという)

照(小鍛冶さんのあの反応からして……まぁだいたい予想はつくけど、一応ね)

照(ちょっと失礼しますね)キュピィン

はやり(……なにか……見られてるような)ゾクリ

##########


はやり『こーこちゃん、じゃあ私行ってくるからね』

恒子『うん……本当にありがとう』

はやり『困ったときにはお互い様だよ?』

恒子『ありがとう……はやりさん』


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 22:38:22.37 ID:0HzjI1/R0


照(やっぱり……ドンピシャ)

照(小鍛冶さんは瑞原さんのことを微塵も疑ってなかったみたいだから、逆に安全だと思ったんだろうな……)

照(でも、なんで福与さんは瑞原さんのところに逃げたりしたんだろう……ちょっと気になる)

照(せっかくだからもうちょっと覗いてみようか)

照(……本人のところまで行ってみようかな)


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

―はやりマンション―


ピンポーン

『はーい』

照「宅急便です」

『あ、今開けますね』


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 22:42:40.42 ID:0HzjI1/R0


恒子「ども!」

照「こちら、お届け物になります」

照(今だ!)キュピィン

##########


健夜『ねぇ……いいでしょこーこちゃん!』

恒子『いや……それは流石に……』

健夜『私のこと好きだって言ったじゃない!!』

恒子『そ、それとこれとは別……』

健夜『…………私のことは、遊びだったんだ』

恒子『そういうわけじゃないんだけど……』

健夜『…………もういい、こうなったら力ずくで!』ガシッ

恒子『ちょ!?』

健夜『このiPSキットで……絶対私の子供を妊娠してもらうんだからぁ!』

恒子『やめ、やめてすこやん!! 落ち着いてぇえええ!!』


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 22:46:55.30 ID:0HzjI1/R0


照「」

恒子「あれ? どうかしましたか?」

照「あ、いえ……済みません」

照(lこりゃ逃げられる……かわいそうに……)

恒子「よっと、はい」

照「ありがとうございます……」

ガチャ

照(さて……依頼は一応達成したけど……これは果たして教えていいものなんだろうか)

照(うーん……悩むなぁ)


このあとどうする? >>34


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 22:49:35.84 ID:+uri+hmE0


アラフォー暴走



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 22:53:13.34 ID:0HzjI1/R0


照(私もこれでご飯食べてるわけだし……ごめんね、福与さん)


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


健夜「…………」プルプル

照「……以上で報告は終わりです」

健夜「……ありがとうございます。お金は明日までに振り込んでおきます」

照「よろしくお願いします」

健夜「今回はお世話になりました……本当にありがとうございます」

照「いえ……」

健夜「では、失礼します……」

バタン

照「……」

カチャ ピポパ

テルルル テルルル


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 22:58:06.95 ID:0HzjI1/R0


『はいっす』

照「どう?」

『問題なく追跡中っす』

照「そう、やばいことになりそうだったら、その時はよろしくね、東横さん」

桃子『まかせてくださいっす!』

照「じゃあ、動きがあったら報告よろしく」

ガチャ

照(これで一応……大丈夫かな?)

照(あとは小鍛冶さんがどう出るか、報告を待つだけ……)

照(はぁ……疲れた……)ドサッ


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 23:02:13.51 ID:0HzjI1/R0


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


テルルル テルルル

照「んぁ……」

照(まずい……完全に寝てた……)

ピ

照「もしもし……」

桃子『あ、照さんっすか……』

照「っ! 何か起きたの?」

桃子『はぁ……起きたというか……えっと……その』

照「…………歯切れが悪いね」

桃子『どうやら、小鍛冶さんと瑞原さんが手を組んだみたいっす』

照「…………え?」


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 23:05:58.64 ID:0HzjI1/R0


桃子『つまり……「双子を産ませればいいんじゃね?」という結論に達したみたいで……』

照「……そ、そう……なんだ」

桃子『どうします? これ……』

照「えー……」

照「…………」

照「東横さん、私たちは何も見てないし聞いてない、そうだよね?」

桃子『…………そうっすね! 私なんも知らないっす!』

照「じゃあ今日の仕事は終わりということで、お疲れ様」

桃子「お疲れ様でした!」

照「……ふぅ」

照(福与さん……強く生きて)


~小鍛冶編 END~


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 23:08:27.23 ID:0HzjI1/R0


忘れてた

次の依頼人>>55


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 23:09:18.14 ID:e1S4QOXZ0


クロ



60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 23:13:04.66 ID:0HzjI1/R0


照(今日も今日とてお菓子がおいしい)モグモグ

ピカッ ピカッ

照(お、お客さん)

コンコン

照「どうぞ」

ガチャ

玄「こんにちは」

照「どうぞこちらへ」

玄「すみません」

照(なんだか優しそう……そして泣き顔がすごく良さそう……)ジー

玄(な、なんか視線が怖いよ……)


玄の依頼内容>>65


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 23:15:19.59 ID:in2QIcfS0


至高のおもちを探して欲しい



72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 23:20:27.45 ID:0HzjI1/R0


玄「実は……私、あるものを探し求めているんです」

照「あるもの……?」

玄「はい……それは、あたたかく、やわらかで、私を包み込むように癒してくれる……」

照「癒してくれる……?」

玄「おもちです」キリッ

照「…………?」

玄「つまり……この世の中で最も素晴らしい、至高のおもちを見つけ出して欲しいんです!」

照「おも……え、何?」

玄「おもちです……おもちとは女性の神秘……女性の、母性の象徴……」

照「あ、あぁ……胸のことですか」

玄「厳密には違います、宮永さんのは胸ではありますがおもちではありません」キリッ

照「……」イラッ


75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 23:26:14.86 ID:0HzjI1/R0


玄「とにかく、私を満たしてくれる、そんな至高のおもちを見つけてください!」

照「っていうか、それ結婚相談所とかそのたぐいのところに行ったほうがいいんじゃ……」

玄「お願いします!」

照「えぇ……」

玄「とりあえず前金を持ってきました」ゴソゴソ

ドッ

照(こっこれは……一千万!?)

玄「成功報酬で同じ額をお支払いします」

照「えっと……この金額は……」

玄「私、奈良でいくつか温泉やホテルを経営していますので」

照「……もしかして、松実グループの?」

玄「はい」

照「わかりました、必ず至高のおもちを見つけて見せましょう」

玄「ありがとうございます!」


81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 23:34:56.13 ID:0HzjI1/R0


照(と、言ってはみたものの……これは一体どうすれば……)

照(だいたい至高としか言ってくれなかったし、具体的な大きさとか形が全くわからない……)

照(どうしたらいいんだろう……)

照「…………そうだ」

ピッピッピ

テルルル テルルル

『……もしもし?』

照「私、今大丈夫?」

『大丈夫やけど……また面倒な依頼が来たんやな?』

照「そんなところ」

『ほんなら、いっちょ照の未来見てみるわ』

照「お願い、園城寺さん」

怜『まかしとき』


85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 23:38:43.76 ID:0HzjI1/R0


怜『う~ん』

照「……どう?」

怜『鹿児島やな……霧島市や』

照「霧島……」

怜『これ以上はちょっとキツイからわからん』

照「ありがとう、報酬は後日」

怜『お金やのうて、咲ちゃん貸してくれるだけでもええで』

照「それだけはないな」

ガチャ

照「さて……鹿児島に出張か」


91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 23:47:07.69 ID:0HzjI1/R0


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

―鹿児島県霧島市―


照(かるかんおいしい……饅頭より普通のかるかんの方が好きだな……)モグモグ

照(それにしても……霧島市、ってだけじゃ大変だなぁ)モグモグ

照(このへんは○セラの工場くらいしかないし、明日霧島神宮に行って神頼みでもしてみようかな)ズズッ

「すみません、この20枚入のものを3つください」

店員「いつもありがとうございます」

照(20個入りを3つ……それもいつも? よっぽど好きなんだなぁ)

霞「こちらこそ、いつも美味しく食べさせていただいてます」

照「………………」

照(見つけた)


96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/09(日) 23:54:12.85 ID:0HzjI1/R0


照(これでまず間違いない……ちょろい依頼だった)

照(おっと、まずこの人の素性を調べないと……)キュピィン

照(石戸霞……霧島神宮の巫女さん……)

照(よし、早速松実さんに連絡しないと)

テルルル テルルル

玄『もしもし』

照「宮永です。ブツを見つけました」

玄『本当ですか!?』

照「ええ、自分でもびっくりするくらい至高だと思います」

玄『そそそ、そのおもちはどこに!?』

照「鹿児島の霧島神宮にいるそうです。こちらにいらっしゃるようでしたらご案内しますよ」

玄『マッハで行きます!』

ガチャ

照(あとは案内するだけ……ふふ、これで総額2千万の儲け……)


98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/10(月) 00:00:27.14 ID:TCW2p3370


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

―霧島神宮―


照「いかがでしょう」

玄「っ! ……っ!!」ガクガク

照「そんなに喜んでいただけて光栄です、あと揺らさないでください」ガクガク

玄「さささ、早速あのおもちの方を私の家にお招きしなくては!」

照「……え? あの……このあとどうするつもりなんですか?」

玄「決まっています!彼女を奈良の実家に向かえ入れるんです!」

照「え……そんな……」


99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/10(月) 00:01:37.65 ID:TCW2p3370


玄「大丈夫です! 絶対に持ち帰ってみせますから」

照「いや、そう言う問題じゃ……あ、ちょっと!」

照(どうしよう……松実さんがどうするかなんて全然考えてなかった……)

照(でも、ここで下手なことをしたらもう1千万が……)

照(私は……どうするべきなんだろう)


>>104


104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/10(月) 00:03:09.84 ID:t4VQ/QBg0


さらっちゃえ



113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/10(月) 00:10:07.71 ID:TCW2p3370


照「待ってください」

玄「なんですか、お金ならちゃんと……」

照「手伝いましょうか?」

玄「え?」

照「おそらく……松実さんの説得に彼女が応じるとは思えません」

玄「そんなの……試してみないとわからないじゃないですか」

照「試してみてもいいですが……成功しないと断言できます」

玄「…………プロの勘ですか」

照「ええ、ですから……初めから力ずくで誘拐しましょう」

玄「誘拐……?」

照「私に任せてくだされば、確実に松実さんのお宅まで彼女を連れて行ってご覧に入れます」

玄「……本当ですか?」

照「ええ、その代わり……成功したらもう1千万いただきたいのですが」

玄「成功報酬ですか……わかりました、お願いします!」

照「分かりました、お任せ下さい」


116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/10(月) 00:15:37.78 ID:TCW2p3370


霞(今日のおやつは何にしようかしら……)ザッザッ

照「すみません」ギュルルルル

霞「はい? どうされまし

照「ブロウクンマグナァァァム!!」ゴスン

霞「かっ…………はっ……」

霞「」ガクッ

照(よし、あとは拘束して松実さんの自家用セスナまで運ぶだけ……)ヨイショ

玄「宮永さん……あなたに頼んで本当に良かったです!」

照「まだ終わりじゃありませんよ、さぁ、空港まで急ぎましょう!」


119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/10(月) 00:21:46.21 ID:TCW2p3370


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


ブロロロロ

照「まさか飛行機まで操縦できるなんて……」

玄「淑女の嗜みです」

霞「……ぅう」ピクッ

玄「おっと……目を覚ましましたか?」

照「いえ……さっき打った薬はまだ効いてるはずですから、ただの寝言でしょう」

玄「そうですか……それにしてもこんなに素晴らしいおもちがこの世に存在するなんて……」

照「ええ、信じられませんね」

玄「ふふふふ……家に着くのが楽しみです」

照「お金の方もちゃんとお願いしますね」

玄「わかってますよ」



霞「……」ユラリ


121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/10(月) 00:25:40.58 ID:TCW2p3370


照「!?」ゾワッ

玄「ひっ……これ……」ゾワリ

照(何!?)クルッ

霞「……」ゴゴゴゴゴ

玄「み、宮永さん?」

照「…………まずい、です」

玄「え?」

照「何か……人外のものが……降りてきてますっ……!」

玄「じんがい!?」

霞「……」スッ

ガクン!

照「きゃっ!」

玄「そ、操縦桿が!?」

照玄「「あああぁぁぁああぁぁあああああああ!!!!」」


ドボーン


123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/10(月) 00:31:53.32 ID:TCW2p3370


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


ミ…チャ……
カス……チャ
カスミチャン

小蒔「霞ちゃん!!」

霞「こま……き、ちゃん?」

小蒔「良かった……良かったぁ!」ギュ

霞「え……なに?」

初美「いきなりいなくなって……何してたんですか!!」

春「心配した……」

巴「急に霞さんの姿が見えなくなったと思ったら、境内でずぶ濡れの状態で見つかったんですよ……」

霞「私……何が……」

小蒔「良かった……本当に良かったです……」ポロポロ

霞「小蒔ちゃん……ごめんなさいね……」ナデナデ

初美「うぅ……本当に心配したんですよー」ポロポロ

霞「初美ちゃんも……ごめんなさい」


125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/10(月) 00:36:12.87 ID:TCW2p3370


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

―荒川病院―


咲「もう……危険なことはしないでってあれほど言ったのに!」

照「フゴフゴ」

宥「まぁまぁ……そのへんで……怪我もしてるし……」

咲「もう絶対こんなことしちゃダメだからね!?」

宥「玄ちゃんも……もう二度とおもちの大きい人に何かしようとしちゃダメだよ?」ゴゴゴ

玄「フゴー」

咲「……ちょっと外に出てきます」

宥「あ、私も買い物が……じゃあ二人共、おとなしくしてるんだよ?」

パタン


126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/10(月) 00:39:47.37 ID:TCW2p3370


照「フゴフゴ(とんだ目にあった……)」

玄「フゴゴ(照さんが咄嗟にギュルギュルで減速してくれなかったら死んでましたねー)」

照「フゴー(生きてるのが奇跡……もう巫女さんは見たくもない……)」

玄「フゴッゴ(そういえば、あの人の他にも霧島におもちの人の目撃情報が)」

照「フゴッ(頼むから黙って、もうその話は聞きたくない)」

玄「フーゴ(私と照さんの仲じゃないですか)」

照「フゴゴゴ(勘弁してよ……)」




おわり


129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/10(月) 00:41:58.99 ID:i9yjw9NW0


乙乙ー



134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/10(月) 01:04:03.63 ID:JRnGY5Qh0


おもしろかったでー




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夜空「な、なぜ私の股間から男性器が・・・・・・」
星奈「喧嘩するほど仲が」夜空「悪いに決まっているだろう」