今年9月4日に満を持して日本で発売される、マイクロソフトの次世代プラットフォーム、
Xbox
One
。
…と聞くと、「グラフィックが凄くなっただけじゃないの？」なんて安易に考えてしまいがちですが、一体何が進化したのか調べてみたところ…想像以上の進化を遂げていました。
もはやゲーム機の枠をも超えつつある次世代機、Xbox One。その進化のポイントをまとめてみました。
1.ゲーム性能
まずゲーム機としての性能の進化は、『Forza Motorsport 5』のこの動画からその片鱗を見ることができます。
車両の外観、その塗装面の反射、映り込む周りの風景、車体の挙動、路面に合わせて駆動するサスペンション。
この動画には実車の映像も混じっていますが、よーく注意して見ないと、どれがゲーム画面でどれが実写なのか、全然見分けがつかない…！？
さらにコックピットビューでは、車種ごとに再現された内装、そしてフロントガラスへの映り込みや太陽光のフレアなどめっちゃリアル…！
しかもこれだけの映像を、秒間60コマ（60fps）という驚異的な速度で描写するというのですから、驚異的なマシンパワーです。
動画だと画質が荒いのでこちらはオフィシャルからの画像ですが、テールランプがシャーシに反射する光までも描写された、異常とも思えるほどに緻密なグラフィック。
ここまで来ると、もはや現実のほうがショボく見えてしまいそう…！
ちなみに現時点で同時発売が予定されているタイトルはこちらの11本。
発売と同時にこれだけソフトが揃っていれば、しばらくは遊ぶソフトに困らなさそうですね…！各タイトルの詳細はこちら。
2.Kinectセンサー
そして空間を認識するKinectセンサーもXbox Oneの大きな特徴ですが、こちらも大きく進化。
Kinectセンサーは、光子が反射して戻ってくる時間で空間の動きを感知し、Xbox
Oneのセンサーは一人25関節、最大6人まで認識できるまでに進化。しかも赤外線も感知するので、暗闇でも動きを把握できます。
さらにセンサーの精度が上がったことで、少し近づくだけで顔までスキャン。1400の座標で顔の形状を認識し、ゲーム内のキャラクターが自分そっくりに。しかも髪型や髪の色まで読み取るというのだから驚きです。
リアルモーションテクノロジーにより、これまで捉えられなかった手首の回転や傾きも読み取れるようになり、ボウリングやテニスなどで手首のひねりでスピンを掛けたりすることも。
他にも音声認識や顔認識による自動ログイン、またForza Motorsport 5では、顔の向きを検知してコックピットを見回すこともできるそうで、グラフィックだけではないより没入感の高い体験ができるそう。
3.クラウドネットワーク
そして本体性能だけでなく、ネットワーク上のクラウドを活用したさらなる処理能力、そしてゲームのありかたも進化。
『Forza Motorsport 5』においては、プレイを重ねるごとに、プレイヤーの運転特性を反映した、自分そっくりのAIがクラウド上に誕生。
なんと自分がプレイしていない時間も、自分の代わりに友人やライバルと対戦できる…って、えっと…ちょっと話が未来すぎて理解しきれません…！
またゲームプレイの模様はそのままライブや録画が可能に。もちろんそれによりゲームが遅くなることはありません。
4.リビングの中心となる様々な機能
またWindows
8と同様に、IEやSkype、その他に様々なネットワークアプリにも対応し、ゲーム中に画面横にスナップ、ゲームをしながら攻略サイトを見たり、Skypeで通話も可能に。
さらにXbox
OneにはHDMI入力を搭載。これにより、ハードディスクレコーダーなどを接続し、録画番組を視聴しながらSkypeやTwitterを楽しむ…なんて事も可能に。
もちろん、レンタルビデオやニュース、スポーツ番組などのオンデマンド放送にも対応し、リビングのAVセンターとしての役割も果たします。
また音声認識によるコントロールや、KinectのIRブラスター（リモコン）によるテレビの制御なども搭載。今後のソフトウェアの拡充次第では、さらに便利なリビングを予感させてくれます。
ゲーム機の枠を超え、もはや次世代の情報端末ともいえる凄まじい進化を遂げつつある、Xbox One。
SF映画で描かれていた未来の世界は、もうすぐそこまで来ているのかもしれませんね。
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