火曜日にナタールで行われたワールドカップ第3戦・ウルグアイ対イタリアの一戦で、後半79分にスアレスとキエッリーニがペナルティーエリア内で突然倒れた。
単にぶつかったように見えたがキエッリーニは激怒。すぐにリプレーが再生されるとスアレスが明らかにキエッリーニの肩に歯を食い込ませるようしている映像が映しだされた。
メキシコの審判マルコ・ロドリゲスはこの反則を見つけることが出来なかったが、国際サッカー連盟(FIFA)は公式ウェブサイト上でスアレスの行動に関して調査することを発表した。
FIFAは最大で24試合、または2年間の出場停止にする権限を持っている。FIFA-プレーヤー及び、ウルグアイサッカー連盟は水曜の26日午後5時(現地時間)までに、考えられるあらゆる証拠書類を提供しなくてはならない。
ウルグアイは決勝トーナメントで戦うコロンビア戦を前に、スアレスを長期間の出場停止で失うかもしれない。
キエッリーニは痛みで地面に転がり、スアレスは歯を抑えていた。
この傷を主審に見せ、かまれたと主張。だが主審は処分を下さなかった。試合後、キエッリーニは主審を非難、「映像判定を採用する勇気がFIFAにあるかな?彼らはスター選手に残ってほしいんだよ」と批判している。一方、ウルグアイのTV局の取材に答えたスアレスに反省している様子はない。
「こういう事はピッチでよく起きることだ。僕らは2人ともペナルティーエリア内にいて、僕の胸と彼の肩がぶつかった。だから僕はこんな目になっているんだ(腫れている)。こういうのはピッチで起きることだよ。そんなに大事にすべきじゃない」
「グループステージ突破はすごくうれしい。1試合ずつ戦っていこう。難しい状況なのは分かっている。」次の戦いへの意気込みを述べた。
FIFAは最大で24試合、または2年間の出場停止を命じる事ができますが、ワールドカップの歴史上で最長の記録は 1994年にスペインのルイス・エンリケの鼻を肘打ちで折った、イタリアのマウロ・タソッティがもつ8試合の出場停止が最長。
ジネディーヌ・ジダンが2006年の決勝でマルコ・マテラッツィに行なったヘッドバット行為については3試合の出場停止で済んでいる。
スアレスの噛み付き行為はこれで3度目だ、どのような判定が下るのだろうか。