7月3日発売予定の「Pentium Anniversary Edition」向けマザーボード「Z97 Anniversary」が6月28日から発売される。

IntelがCPUのボックス販売を始めて2014年で20年目を迎えることを記念してリリースされる「Pentium Anniversary Edition」こと「Pentium G3258」。Coreシリーズでのみ展開されていた倍率ロックフリー仕様を採用し、ひさしぶりにオーバークロックできるPentiumとなっている。

「Z97 Anniversary」は、そんなPentium Anniversary Edition向けのZ97搭載ATXマザーボード。Pentium Anniversary Edition使用時にのみ設定できるオーバークロック機能「Pentium Anniversary Boost」を搭載。PC起動時に「P」キーを押して動作クロック（最大4.2GHz）を選択するだけで、簡単にオーバークロックが行える。

また、Z97マザーボードながら搭載機能を絞ることで、実売価格を1.1万円前後と抑えたのも魅力。M.2やSATA ExpressなどIntel9シリーズを代表する機能はないが、ネットワークにIntel製LAN（I218）を採用するなど、1万円台前半のZ97搭載マザーボードではあまり見られない構成もポイントだ。代理店マスタードシードによれば、「コストを抑えつつも高いパフォーマンスを持つPCの構築をできるように企図されたシリーズ」としている。