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チラシの裏でゲーム鈍報:【コラム】二次元のキャラに対して愛してるだの嫁だの言ってる奴なんなの?

【コラム】二次元のキャラに対して愛してるだの嫁だの言ってる奴なんなの?

2014年06月27日 21:00
二次元キャラ2


本当になんなのか。

完全に忘れていた夏コミに出す本について、一緒に書くカオスな情報置場の鮭さんと打ち合わせをした。その時、二次元愛について語り合った。
元々、鮭さんとは二次元に対する向かい方が違うという感覚があったので、その二つが合わされば最強に見えるようになって面白い本になるんじゃないのかと思った。
しかし、打ち合わせは難航した。ひたすら同じ議論を繰り返し、結局ゴールの見えない話が延々とループした。
しかも都内の某駅の前にあるベンチで二人で2時間ぐらいひたすら、二次元愛してるって。すげえ気持ち悪いこいつら!

そんなわけで、このままでは話がまとまらないと考えた結果、お互いの考えを文章に起こして、まとめることにしたので、この記事を書くことにした。元々コラムとか書く予定だったしね!

二次元キャラクターを愛するというのはとても、そしてとても難しい。鮭さんと話し合った時、自分とは明らかなズレを感じた。鮭さんと自分とでは二次元に対する愛の形がまるで違う。鮭さんの記事にかかれているのだが、自分は二次元のキャラクターをキャラクターとして愛している。しかし鮭さんは二次元のキャラクターを一人の女性として愛している。

「鮭さんによる二次元への見解」
カオスな情報置場:【日記】二次元相手にマジな人たちの見解の相違

これにより生じるズレが、二次元キャラと実際に付き合いたいし接したい、一緒にいたい。という気持ちがこの世界の三次元空間に及ぶか及ばざるか。鮭さんは常に二次元キャラを一人の等身大の女の子として愛している。故に、そのキャラがこの世界に来たら、一緒にどうするかを本気で常に考えている。
一方自分は二次元キャラクターをキャラクターとして愛している。だからこそ、現実世界で本気に一緒に居てほしいとは思わない。二次元は二次元に居て、そこで次元の壁を通して愛したいと思っている。

しかしこれだけ書いていれば、もしかしてマクセルは二次元を別として捉えている時点で、本気で愛していないんじゃないのか?と思われるかもしれない。正直に言えば、愛に関して、鮭さんには敵わないと思うし、多少憧れている部分すらある。だが、自分は自分なりに愛しているし、この愛し方で鮭さんの愛を越えようとも考えている。

「二次元のキャラクターをキャラクターとして愛するということ」
では、二次元キャラクターをキャラクターとして愛するとはなんぞや?ただ好きという感情だけで、愛するというのも薄っぺらい気がする。一体自分はキャラクターの何を愛しているのか。ということをFPSをやりながら、マップの代わりにアニメを見るという大戦犯行為をしながらずっと考えていた。そして辿り着いたのが、キャラクターの魂を愛しているということ。

見た目だけじゃない。性格だけじゃない。それは、人為的に描かれた絵と人為的に作られた設定。それだけを愛するのではなく、それらにより生み出されるキャラクターの魂を愛する。もはや宗教的とも言えるが、恐らく二次元愛とは宗教なのだ。

「キャラクターの魂」
人為的に作られたものにだって、魂は存在するし、だからこそキャラクターたちは命を持って生きている。その魂がなんなのかということは、はっきりとせず、完全に明文化できない自分の文章力に腹が立って仕方がないが、しかし魂に近いものに触れることに自分はできた。

『君と彼女と彼女の恋。』アオイという存在。『アルノサージュ』イオンのジェノメトリクス。第四の壁を超えて、彼女たちを感じた時、自分はそこに、人為的から外れた、キャラクター各々の深い深い魂の部分に触れた気がした。もちろん上記に挙げられたものすら、人為的に作られたものだということはわかりきっている。しかしそれでも、キャラクターに魂があることを自分は感じたことは確かだ。

そして自分はこのキャラクターたちの魂を愛そうという考えから、次元の壁を超えるということはせず、二次元のキャラクターをキャラクターとして愛すという結論に至った。

「二次元愛に対するズレの原因」
しかし、ここで話を戻そう。なぜこれだけ二次元を愛するという思いが二人共強いのに、そこに大きなズレが生じてしまったのか。それは恐らく、鮭さんは、自分の中にキャラクターの魂を、そして自分は作品の中にキャラクターの魂を創りだしてしまっているのではないかと考える。鮭さんは自分の中に、キャラクターの魂を抱え込んでいるからこそ、二次元のキャラクターとの世界に干渉することに躊躇をしないし、常に同じ世界にいることを渇望する。しかしそれは当たり前なのだ。作品の受け手だからこそ、キャラクターの魂は自分の中で作るものだ。

「作品に宿るキャラクターの魂」
しかしそれは結局エゴじゃないのか。自分は作品の中にキャラクターの魂を作る。だからこそ、キャラクターの一要素として、何があっても、どんな男と付き合っても、歳を重ねたとしても、それがそのキャラクターを構成する一つだとすれば、自分はそれを受け入れるし、それを含めてすべてを愛したいと考えている。それが一番キャラクターにとって幸せなことなんじゃないかと思っているからだ。

例えば最近の話。『一週間フレンズ。』にて、主人公のハッセは紛れもないクズだし、視聴者に嫌われて当然だったが、それでも、あの世界において、藤宮さんを救えるのはハッセただ一人だ。自分があの世界に干渉することは無粋だし、ましてや藤宮さんをこの世界に連れだしても、幸せになれるとは思えない。そうすると、やはり藤宮さんを幸せに出来るのは主人公補正も含めてハッセにしかできないことだ。そう考えているからこそ、『一週間フレンズ。』の最終回は、ハッセに多少怒りを覚えたとしても、「ハッセは絶対に藤宮さんを幸せにしろやてめえ」と思って視聴できた。

そういった作品の中で生み出すキャラクターの魂を愛するということが本当の二次元愛なのではないのか。



という思いが、自分が二次元に対して考えていることである。こういう考えで後々鮭さんと戦っていく所存である。
こういった二次元愛を二人で語り合って、一つの形にしたものを一冊の本にする予定。

コミックマーケット86にて

「8月15日金曜日(1日目) 東地区"O"ブロック 40b」


っというわけで結論が見えないうえに、徐々に迫る締め切りに対して何にも出来ておらず、出せるかどうか怪しすぎますが、とりあえず夏コミよろしくお願いいたします!

みなさんの二次元に対する愛についても聞いて参考にしたいので、どうぞよろしくお願いします。


君と彼女と彼女の恋。 ビジュアルファンブック (TECHGIAN STYLE)君と彼女と彼女の恋。 ビジュアルファンブック (TECHGIAN STYLE)


KADOKAWA/エンターブレイン 2014-07-04

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Comments(5)コラム

この記事へのコメント

1. Posted by 名無しさん   2014年06月27日 21:05
むこうさんの記事を見たときにも思ったけど自分はほぼマクセルちゃんと同じ考え方だわ
2. Posted by 名無しさん   2014年06月27日 21:44
どちらかというとカプ厨的な思考なんかね
俺もカプ厨だけど、男も好感持てないと無理やなぁ
もちろん女の子単体で可愛い結婚したいとかは思うけど
3. Posted by 名無しさん   2014年06月27日 21:52
俺の二次元の初恋キャラはただただ眺めてるだけで癒される存在だったよ
直に触れたいとか思ったことはないな、難しいね
4. Posted by 名無しさん   2014年06月27日 22:31
私もどちらかというとマクセルさん寄りかな
私の場合二次創作やキャラ改変も許容できてるから作品の中に魂を見出せてるか謎だけどコアとなる部分がぶれてなきゃいいのかな?
5. Posted by 名無しさん   2014年06月27日 23:09
まあ結局自分の居ない世界だからパンツ見たいんだよ
現実でパンツ追い求めてたら通報されるし

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