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雲ってすごい!空に描かれた芸術作品の数々、資料価値のある「世界60カ所のレア雲写真」 : カラパイア

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 どれ一つとして同じものがないのが自然界が作り出すモノすべてにおいていえることだが、中でも雲は圧巻だ。広大な空のキャンパスに描かれるその芸術作品は全く同じものを2度と見ることができないばかりか、角度がちょっと違っただけでも見え方が違ってくる。

 ネット上では奇跡の目撃者たちが撮影した素晴らしい雲の写真を見ることができる。ここではその中から一挙60枚の写真を見ていくことにしよう。
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1. レンズ雲(傘雲)、富士山、日本

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 レンズ状高層雲は見るからに奇怪なタイプの雲であり、なかなか見れるものではない。湿った空気が山の上を速く流れるときにしばしば見られる。富士山は傘雲を見るのにいい場所だ。


2. 乳房雲、米テキサス州フォートワース

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 もう一つのレアで見分けがつきやすい雲である乳房雲は、巨大な入道雲から発生し一面に袋のようなものがついている。天候悪化の兆しだそうだ。


3. アスペラトゥス波状雲、ニュージーランド、カンタベリー

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 この雲は最近発見された新種の雲。アスペラトゥス波状雲という呼称が提案されており、もし承認されれば1951年以降の新種になる。


4. ロール雲(モーニンググローリー)、オーストラリア、クイーンズランド

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 太い縄のような形をした雲は周囲の雲から完全に切り離されており、低空を這うように転がっていく。


5. 乳房雲 カナダ・ケベック州

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 乳房雲の激しい動きは竜巻の兆しなのだそうだ。


6. 棚雲(たなぐも)、米ノースダコタ州

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 棚雲はアーチ雲に似ているが、その元となる親雲から離れてはいない。写真で見てわかるように、巨大な入道雲の先端である。


7. 真珠母雲(しんじゅぼぐも)、南極、マクマード基地

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 地球上でもっとも高度が高くもっとも珍しい雲の一つ、真珠母雲。南極のような極地の冬、高度16キロメートル以上のところに形成される。この雲はオゾン層の破壊を悪化させているのではないかとも言われている。


8. 複数のレンズ雲(吊るし雲)、米ワシントン、レーニア山

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 これはレンズ雲の有名な形で、「UFO雲」とも呼ばれている。


9. 積乱雲、カナダ、ネルソン

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 2012年7月11日、カナダ・ネルソンで見舞われ大嵐のときに撮影されたもの。この時の大雨は、川の増水により死者が出たほどだ。


10. レンズ雲、アルゼンチン パタゴニア

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 UFO型レンズ雲、アルゼンチンのパタゴニアにある山で撮られたものだ。


11.棚雲、米マサチューセッツ州ケープコッド

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 ビーチでこの雲を見たら雨に注意。2012年6月にマサチューセッツ州ケープコッドで撮られた写真である。


12. 国際宇宙ステーション(ISS)から見たひつじ雲

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 ひつじ雲は高度約2キロから7キロメートルの間で小さな雲が沢山集まってできる。この国際宇宙ステーション(ISS)からも見える螺旋は、異なる速さで動く二つの海風によって形成されたようだ。


13. 乳房雲、米ニューヨーク州マンハッタン

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 夕方の魔力にかかればどんな雲だって綺麗なものだが、特にレアな雲ならなおさらだ。2009年ニューヨークで撮影された乳房雲。


14. 夜光雲、チベット高原

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 高度50キロメートル以上、中間圏と呼ばれる大気の層でときどき水蒸気が凍り、夜行雲というものができる。これもISSからの写真で、太陽に照らされた超レアな光景だ。


15. ロール雲(モーニング・グローリー)、オーストラリア、クイーンズランド

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 オーストラリアのロール雲をもうひとつ。こちらはは複数のアーチ雲である。クイーンズランドのバークタウンはこの現象で有名であり、特に9月から11月中旬までが見頃だ。


16. 漏斗雲(ろうとぐも)、米カリフォルニア州パーム・スプリングス

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 この渦巻いているような雲は、2010年4月にカリフォルニア南部で撮影された。撮影者は、まるで生きているように見えたという。


17. 霧虹、オーストラリア、シドニー

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 虹に似た現象である。霧虹は非常に小さな水滴が特徴で、これによりかすかな色が見えるのみである。この写真のように、色は大抵白である。


18. 棚雲、オーストラリア、ウォガウォガ

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 写真からなんとなく察することができるが、棚雲が雷雨の移動と関係していることがよくわかる。この雲を見たら覚悟が必要だ。


19. 水上竜巻、スペイン、バレアレス諸島

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 水上竜巻というのは基本的に、スーパーセルと呼ばれる激しい嵐とは関係しておらず、また海上で発生する。ちなみにこのバレアレス諸島というのは水の透明度が非常に高いことでも知られている。


20. 乳房雲と雷、米オクラホマ州、ノーマン

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 乳房雲は嵐の動きとよく関係している。この写真は、シャッタースピードを一秒にして撮影されたものだ。


21. ひつじ雲、米ニュージャージー州、レイトン

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 ひつじ雲にはいくつかの種類がある。レンズ雲もその一種であり、写真の中にいくつかぼんやりとしたものを見ることができる。


22. 乳房雲、米オレゴン州セイラム

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 SF映画の中の世界のようだ。乳房雲とラベルが付いていたがこれが乳房雲なのかどうかはわからない。


23. レンズ状のアーチ雲、シアトル

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 レンズのようなというだけでもいろいろな種類がある。山頂で撮れたUFOなどと比べてみてほしい。


24. ロール雲、ウルグアイ、プンタ・デル・エステ

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 2009年1月、プンタ・デル・エステのリゾートビーチ上空にこのロール雲が出現した。ロール雲がもっとも現れやすいのは沿岸部であり、この雲の形成には海風が一役かっているようだ。


25. 「ゴッド・イン・ザ・クラウド」、米ワシントン、ベーカー山

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 撮影者は2008年8月、ワシントンの北にあるベーカー山で撮れた写真に顔のような特徴を発見したそうだ。


26. 彩雲現象、米アリゾナ州

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 雲の中に見える虹色は、小さな氷の結晶によって太陽光が屈折し干渉しあってできたものだ。色は通常淡くて薄いが、写真のようにくっきり輝いて見える場所もある。


27. 乳房雲、米コロラド州、コロラドスプリングス

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 2005年にアメリカ空軍士官学校を襲った嵐では前兆として乳房雲が見られた。


28. レンズ雲(吊るし雲)、フランス

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 このレンズ雲はいくつもの卵形の層からできているように見え、たなびく尻尾のような形が独特だ。


29. 棚雲、米フロリダ州マイアミ

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 2010年12月4日、マイアミの沖合に現れた棚雲。


30. 層雲、コスタリカ アレナル火山

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 低空にできた層雲は一般に霧や霞(かすみ)として知られる。写真は、コスタリカのアレナル火山が霞に覆われているところだ。


31. 積乱雲、米テキサス州、フォートワース

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 フォートワースでの強烈な嵐だ。2011年5月に発生した巨大な積乱雲の一部を撮影したもので、いくつもの上昇気流があるようだ。


32. 帯状レンズ雲、ニュージーランド、タラルア山脈

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 ニュージーランドが他国より奇妙なレンズ雲の発生しやすい土地なのか定かではない。写真の形はアスペラトゥス波状雲のようにも見える。


33. 夜光雲、エストニア、ヴィリャンディ県

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 この雲は、地上80キロメートルという遥か上空で形成される。手前に写っているのはエストニア南部の風景であり、水面に反射する光景も非常に美しい。


34. 壁雲、米カンザス州

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 この雲を見たら即座に逃げたほうがいいだろう。大嵐の前触れだ。


35. 光輪と雲の渦、メキシコ、バハ

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 これはNASAからの衛星写真で、南北に走り島の西側にうっすらと見える虹色の線は光輪と呼ばれるものだ。島の南にできている渦にも注目。


36.乳房雲、米ミネソタ州、ブルックリン・パーク

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 乳房雲はもこもことしてて、どこか幻想的である


37. 帯状のレンズ雲、米ネバダ州ラスベガス

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 ニュージーランド・タラルア山脈での写真に似ている。ラスベガスではギャンブルだけでなく雲の観察も楽しめそうだ。


38. ケルビン・ヘルムホルツ不安定性による雲、米ワシントン州シアトル

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 これは、「ケルビン・ヘルムホルツ不安定性」という目に見えないメカニズムが目に見える形で現れたものだ。密度の違う層状の気体同士や液体同士がこすれ合うようにして運動するときにできる特有の形である。


39. 乳房雲、米ニューヨーク州

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 ニューヨークのヘルズ・キッチンというところで撮られた写真である。まさに地獄のような光景だ。


40. 頭巾雲(ずきんぐも)、インド、チットラパッカム

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 写真の黒い山のようなものは雲だろう。雲の上にできることから「雲のアクセサリー」と呼ばれる頭巾雲は極端に短命だ。形はレンズ雲に似ているが、太陽光の色が透けてみえるほど薄い。


41. アーチ雲の層、オーストラリア

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 いいタイミングで落ちた雷がアーチ雲を照らしている。十中八九、嵐が始まる合図だ。


42. 穴あき雲、オーストラリア、リンツ

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 ホールパンチ雲という名前でも知られており、巻積雲や高層雲といった雲の水蒸気が凍って落下することで見られる。あるいはその地点でだけ蒸発が起きているのかもしれない。


43. レンズ雲UFO、カナダ・アルバータ州カナナキス

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 ロッキー山脈が走るカナダ・アルバータ州のカナナキスという場所で、2008年7月にとても綺麗なレンズ雲UFOが撮影された。


44. 波状雲、アルジェリア、タドラルト地区

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 山のように地面が盛り上がっている場所の上を大気が動くとき、しばしばその反対側に大気の波ができる。大気が波打ち、湿度などの条件が整ったときには写真のような雲の帯ができるのだ。


45. 棚雲、米ネブラスカ州カーニー

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 撮影者によると、その時美しい棚雲が見え、嵐が来る条件を完璧に満たしていたそうだ。嵐はかなり近くまで来ていたのだが、写真を撮るために大急ぎで撮影ポイントを探しに出かけたのだという。


46. 壁雲、米サウスダコタ州

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 壁雲は積乱雲の下で形成され、基本的に雨が降っていない場所にもできる。渦巻いている壁雲を見たら、それは竜巻が近付いている証拠だ。


47. 巻積雲、イングランド、チルブリッジ

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 氷の結晶からなる巻積雲は地表からかなり高い場所にでき、基本的にすぐ過ぎ去ってしまう。さざ波を思わせる形状だ。


48. 積乱雲、イングランド、ビバリー

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 スーパーセルのような見た目だが、この距離からでは判断しにくい。内部に絶え間ない上昇気流があればそれはスーパーセルである。


49. レンズ型ロール雲? 米ネバダ州タホ湖

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 レンズ雲とロール雲の両方の特徴を持っているように見える。


50. アーチ雲、ニュージーランド、ウェリントン

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 かなり大きなアーチ雲の層が日没により色づいて見えている。


51. 乳房雲、米ペンシルベニア州セイラーズバーグ

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 雷雨と一緒に来た乳房雲、2009年3月のペンシルベニア東部にて。不鮮明な雲と鮮明な木々の対比が見られる。


52. 霧状雲(きりじょううん)、ブラジル、サンタカタリナ

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 この雲になりかけの状態はとても見づらく、太陽が特定の角度から照らさない限りほとんど見えないのである。


53. 彩雲現象

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 彩雲現象が一番よく見られるのは、雲が適度に薄いときである。このとき雲を形成する各水滴に太陽光が当たり、よく色づいて見える。


54. レンズ雲(吊るし雲)、フランス


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 フランス郊外でレンズ雲が集まったものだ。

55. 「ザ・クラウド・オブ・ダークネス」、アメリカ・ニューメキシコ州シルバーシティ

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 なんか強そうな名前だが、撮影者がこの巨大なこの雷雲を「The Cloud of Darkness(闇の雲)」と名付けたそうだ。2007年8月、アメリカ・ニューメキシコ州南西部にて。


56. 空を覆い尽くすレンズ雲、米ミズーリ州レバノン

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 2002年アメリカはミズーリ州レバノンにて。雲がどっと集まっており、撮影者はいい写真が撮れる時間は数分しかないと確信。いい写真を撮るべく、1.2kmほど雲を追跡したのだそうだ。


57. 波状雲、フランス領南インド洋・アムステルダム島

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 これは波状雲というもので、インド洋上空にあるNASAの衛星から捉えられたものだ。


58. 積乱雲、オーストラリア、メルボルン

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 この見た感じすごく強そうな嵐は、2007年7月にメルボルンの空に現れたものだ。

59. 棚雲、米ミネソタ州ハンプトン

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 このぼこぼこした棚雲もまた不吉な嵐の前触れである。

60. 渦を巻く雲、米バージニア州ワロップス島

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 この写真は、航空機による渦の生成実験の際にNASAが撮影したものである。渦をよく見るために、ここでは色つきのスモークが使われている。この形は竜巻やハリケーン、サイクロンなど、雲が目に見える形で関わっているとき自然に形成される。

via:matadornetwork・原文翻訳:Copris

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  • 2014年06月29日 20:35
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  • 2014年06月29日 20:51
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  • 2014年06月29日 21:03
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  • 2014年06月29日 23:38
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