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Engadget Fes:インテル「RealSense 3Dカメラ」をタッチ&トライ。表情も認識 - Engadget Japanese


6月28日に秋葉原で開催したガジェットの文化祭 Engadget Fes 2014より。インテルブースでは6月25日に発表したばかりの次世代UI、RealSenceテクノロジー対応の「Intel RealSence 3Dカメラ」と、電子工作部でも使っているArudino互換の開発ボード「Galileo」を展示していました。

Real Sence 3Dカメラで絵本の世界をPCの中で再現したり、細かな表情まで表情を認識するデモ機の前には足を止める人が多く見られました。



RealSenceテクノロジーは今年1月アメリカ・ラスベガスで開催されたCES2014で米Intelが先行発表していました。RealSence 3Dカメラは、2014年内にモバイル・PC向けの組み込みモジュールとして発売予定。主要PCメーカーが対応デバイスの開発を表明しています。また、2015年には展示で使用されていた外付けカメラも発売します。

RealSenseは2つのカメラを組み合わせて人間の目のように奥行方向を検出し、立体的な動きや物の形を再現します。展示されていたデモ機は2台。正面向かって左のデモ機では手の関節を検出して手の形をPC上で再現したり、顔を近づけると輪郭・表情を細かく検出する様子を体験できました。


右側のデモ機は絵本の世界をカメラで認識し、PC上で仮想再現。男の子を触ると笑ったり、手を振って風を起こせます。



従来このような仮想現実は2次元マーカーを使って情報を読み取っていましたが、RealSenceを使うと絵を解析して仮想現実と関連付けが可能。2次元マーカーを使わないため、身近なアイテムを仮想現実に後付で関連付けられます。

絵本のページを認識させるたびにPC画面上で展開するシーンと、ジェスチャーに応じて主人公の男の子がジャンプしたり、船が動いたりする不思議な感覚に思わず声が上がってしまいました。

今後、開発者向けには手・顔・音声・環境の認識性能を大幅に向上させた「RealSenseソフトウェア開発キット 2014年版」の提供を予定。現在提供しているSDKよりも物体や表情を認識するポイントが増え、細かい部位の特定や脈拍の認識などを実現。物・人物・室内などを3Dスキャンしてリアルタイム処理を行い、AR(拡張現実)も可能になります。



現在開催中のRealSenceアプリケーションのアイデアを公募する「インテル Realsenceアプリチャレンジ2014」は、賞金総額100万ドルのビッグチャンス。興味のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。



RealSence 3Dカメラのデモ機奥には、電子工作部で活躍しているGalileoが置かれていました。Galileoは、CPUにQuark X1000を搭載したArduino互換の開発ボード。サイズは100×70ミリ(縦×横)、USBポート(ホスト/クライアント各1)、シリアルポートとmicroSDカードスロット、10/100BASE-Tイーサネットコネクタなどを搭載しているほか、512KBのeSRAMや256MバイトのDDR3-800メモリなどを備えています。

引き続き、電子工作部からGalileoを使った様々なアイデアが生まれてきますのでお楽しみに。
Engadget Fes:インテル「RealSense 3Dカメラ」をタッチ&トライ。表情も認識

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