ホンダ製のジェット機が大空を飛び交う時代はもうすぐそこに
ホンダ・エアクラフ・ カンパニーのHondaJet量産1号機が初飛行に成功したそうです。
HondaJetに搭載されるのは高効率ターボファンエンジン「HF120」。これは昨年12月に米国連邦航空局(FAA)の型式認定を取得し量産へ向けて開発が進められているエンジンです。耐久性・低騒音・低エミッション性能を持ち、さらに他社製品と比較して小型で軽量、低燃費という特徴が備わっています。
エンジンが配置されるのは主翼上面。このユニークな配置は同社が独自開発したもので、空気抵抗を抑えることが可能です。そのため従来機よりも高速かつ低燃費で飛行できるのです。またフライト面だけでなく、余計なスペースも不要になるため広い内部空間を確保できるんだそう。多くの技術革新があってこの形態がなり得たのだと思いますが、配置を変えるだけでこれだけのメリットが見込めるんですね。
カラバリは今回テスト飛行がなされた色の他に、シルバー、赤、黄、青の全5色展開で北米と欧州ですでに受注が始っています。今後は2015年1月~3月に予定されているFAAの型式証明の取得後に、予約したユーザへデリバリーを開始する予定とのこと。
日本のDNAを持つ民間飛行機HondaJet。いつか国内でもその雄姿を気軽に拝める日が来るといいですね。
(okeyuhi)
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