野々村氏は２０１３年度の「政務活動収支報告書」の中で、同年だけで豊岡市などへ日帰りで１９５回も

の「遠方出張」をしたとして、政務活動費から約３００万円の支出を受け取っていたことが判明。

この異常な報告に政務活動費の不正使用疑惑が浮上。

１日、野々村県議は県議会で会見を開き、途中、感情が高ぶり、

「ウアアー ウワワーン ウワーン アアアーン」

などと号泣する場面もありながら

「１９５回の訪問は全て行った。ウソではない。
精力的な議員活動の結果であなた方にはわからないでしょう」
「費用は豊岡市など４ヶ所を日帰り訪問した際の往復切符。
豊岡市と作用町に行く際は特急を利用し、グリーン車がある場合は全てグリーン車を利用した。
経路や金額については無頓着なので覚えていない」

と回答。

なお、領収書の添付や現地での活動を示す記載は現在のところ、

「一切ありません。自動券売機で領収書を発行できることは知らなかった」

現地でどのような活動をしたのかという記者の問いにも

「公表しないという前提で先方と意見交換をしてもらっている」

として、明かしませんでした。

また野々村氏の支出についてはこれ以外にも、議員に初当選した２０１１年度と２０１２年度にも同様の

行為が繰り返されていたことが明らかになっており、この点について、

「報告書には不備があった」
「議会事務局と相談し、（２０１１年度からの）報告書の訂正と返納を進める」

と語りました。

県議会事務局は

「野々村議員の一連の行動には違法性はない」
「議会の手引きを見直す方針」

としています。

なお、県会議員の年収は２０００万以上です。

野々村竜太郎氏の主な経歴

西宮市出身で元市役所職員。

2008年7月27日、兵庫県太子町長選に立候補。候補者3人中最下位の485票で落選。
2008年11月16日、兵庫県西宮市長選に立候補、候補者6人中最下位の6184票で落選。
2009年7月5日、兵庫県議補選西宮市選挙区（被選挙数1）に立候補。候補者3人中、最下位の33359票で落選。
2010年5月16日、西宮市長選に立候補。候補者3人中最下位の25924票で落選。
2011年4月10日、兵庫県議選西宮市選挙区（定数7）に立候補。候補者10人中、7番目の11291票で最下位当選し、「5度目の正直」を果たした。44才のときだった。

大阪府立北野高等学校卒
関西大学法学部法律学科卒
兵庫県庁秀麗会（関大ＯＢ会）顧問
川西市職員
阪神南地域ビジョン委員
西宮市国保運営協議会委員
西宮市消防団鳴尾東分団団員
西宮市地域保健推進協議会委員
宅地建物取引主任者
食品衛生責任者

今回の件に【ネットの声】は・・

などがあるようです。

号泣は別として、出張した際の領収書も一切なく、どうやって活動した証明をするのでしょうね・・