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Chumby が休止期間を経て復活、月額3ドルの課金制を導入。国内販売は未定 - Engadget Japanese



柔らかいスポンジで覆われた目覚まし時計のような形状と、対応アプリをインストールして機能拡張できることが特徴の WiFi 接続ガジェット Chumby(チャンビー)が復活します。



開発元であるChumby Industries, Inc.が2012年6月に事業休止して以来、1年半ぶりに突如復活しました。現在オフィシャルストアで「chumby One(79.99ドル)」、「chumby 8(レッド・ブラック 99.99ドル)」が米国内向けに販売されていますが、執筆時点では在庫なし表示の状態です。公式ブログのアナウンスによると、公式ストア経由での米国外からの購入は一度指定の問い合わせ先に見積もりを依頼し、双方合意ができたら支払い・発送となっています。

Chumbyは2006年アメリカの技術系イベント「hoo camp」でプレミア登場したデバイス。2008年に発売されると、ソースコードが公開され自由にハックできる組み込み系ガジェットとして話題になりました。Chumby Industriesが事業休止してからは、元従業員の有志エンジニアがサービスを限定してサポートを続けていました。

発売当初よりChumbyの代表製品だった「Chumby Classic」は、現在chumby.comで表示されているバナーではオフィシャルストアで購入できるとアナウンスされていますが、オフィシャルストアの商品ラインナップには存在せず。オフィシャルストアに表示されているバナーをクリックするとbigcommerce.comのトップページに移動するため、再販の可能性も含め詳細は不明です。



chumby oneの商品詳細に「販売業者から返品された在庫品の再販売である」とあり、chumby oneは2009年11月、chumby 8は2011年1月に米国内で発売したものと同じ製品である可能性があります。



復活したChumbyのサービスは過去提供していたサービスとほぼ同様ながら、月額課金が新たに設けられました。月額3ドルで過去公開していた1000個以上の対応ウィジェット(アプリ)と、過去のユーザー登録情報やチャンネル情報の復活、ならびに新規ユーザー登録とフルサービスを提供しています。

有料化の理由はトップページに「過去の過ちを繰り返さないため」と明記されており、ユーザーからの月額料金の徴収とグッズ購入による寄付で今後サービスを提供していく方針のようです。

月額費用を払わない場合、Chumbyサーバーへアクセスする必要のないウィジェットやアラーム機能、ローカルに保存した音楽ファイルの再生などは引き続き使用可能。「それでも運営にはコストがかかるので、ぜひ月額費用の支払いを検討して欲しい。月額3ドルでサービス利用可能なデバイス(ChumbyやChumbyシステムに対応したデバイス)は無制限、ウィジェットやチャンネルの利用も無制限」とサービスの安定運用にユーザーの協力を求めています。

公式サポートフォーラム・Wiki・Facebook・Twitterも稼働しており、近年注目されているモノのインターネット「Internet of Things( IoT)」に対応したガジェットとして再度注目される存在となるか、真価が問われます。

なお、2008年から2012年までChumbyの日本語化および輸入代理販売を行っていた株式会社ジークスは現段階で特に本件について発表していません。3月24日にオフィシャルブログで回顧録的記事が公開されており、それから3ヶ月ほどの公式復活の流れに乗って再度代理店としても復活するかは興味深いところです。
Chumby が休止期間を経て復活、月額3ドルの課金制を導入。国内販売は未定

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