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リト「ララの尻尾が大人気……」|エレファント速報:SSまとめブログ

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リト「ララの尻尾が大人気……」

1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/05(土) 02:03:45.12 ID:oKAn/ZF1o

ララ「らんららーん」フリフリ

里紗「うーん……やっぱり、ほしい」

未央「どうしたの、リサ?」

里紗「ララちぃの尻尾っていいよねぇ。なんていうか魅力が5割増しって感じ?」

未央「あははは。ララちぃが転校してきたときからそれ言われてるよねー」

ララ「ん?なになに、何の話?」

里紗「その尻尾。あたしたちには無いでしょ?」

ララ「これ?」フリフリ

未央「アクセサリーだとこーんなに動かないもんね」

里紗「そうそう。自分の意思で動かせてこその尻尾だし」

ララ「尻尾、欲しいの?」

里紗「もっちろん」

未央「コスプレにチョー使えるしー」

里紗「まぁ、ララちぃと違ってあたしらは地球人だから無理なのはわかってるんだけどねー」

ララ「ふぅん。そうなんだ」



2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/05(土) 02:07:19.68 ID:oKAn/ZF1o

数日後 結城宅 リビング

ララ「うーん……。あとは試すだけなんだけどなぁ」

美柑「ララさーん。ご飯できたよー」

ララ「あ、美柑ー。ちょっと、いい?」

美柑「なに?またなにか発明したの?」

ララ「じゃーん。これ、にょきにょきテールくん」

美柑「どういうモノなの?」

ララ「私と同じ尻尾が生えてくるの」

美柑「尻尾が?」

ララ「美柑で試していい?私だと効果が分からなくて」

美柑「……危なくないの?」

ララ「尻尾が生えるだけだからっ。ヘーキ、ヘーキ」

美柑「……痛くない?」

ララ「痛くなんてないよー」

美柑「な、なら、いいけど」



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/05(土) 02:08:27.35 ID:oKAn/ZF1o

美柑「うーん……」フリフリ

ララ「どう?」

美柑「なんか、落ち着かない……」

ララ「そうなの?うーん、失敗かなぁ」

美柑「ああ、いや、尻尾なんて地球人にはないし、急に生えたらやっぱり違和感があるというか」

ララ「自由に動かせる?」

美柑「一応」フリフリ

ララ「やったぁ。ありがと、美柑。これでリサたちも喜んでくれるかも」

美柑「で、これはいつ取れるの?」

ララ「数時間後かな」

美柑「数時間後ってアバウトな……」

ララ「さ、ごっはんごっはん」

美柑「ララさん!!ちょっと!!」フリフリ

ナナ「ん?な……!?美柑に尻尾が……!?なんで!?」

セリーヌ「まう?」



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/05(土) 02:12:34.51 ID:oKAn/ZF1o

リト「美柑、大丈夫なのか、それ?」

美柑「うん。もう慣れてきたから。はい、ごはん」フリフリ

セリーヌ「まうー……」

モモ「まぁ、美柑さん。とっても似合っていますよ」

美柑「それはどうも」

ララ「美柑が私の妹になったみたい」

美柑「そう?」

ララ「そうだよー」

美柑「私がララさんの妹になるのはリトと結婚してからの話でしょ?」

リト「ぶふっ!?」

ララ「そっか。そうだよねー」

リト「美柑!!なにいってるんだよ!?」

美柑「何慌ててるの?本当の――」

セリーヌ「まうっ」ギュッ

美柑「ぃぐっ……!?!」ビクッ



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/05(土) 02:15:09.68 ID:oKAn/ZF1o

ララ「美柑、どうしたの?」

美柑「あ……ぁ……」ビクッ

リト「お、おい。美柑?」

セリーヌ「まう?」

美柑「……う、ううん。なんでもない」

モモ「そうですか?」

美柑「う、うん。ちょっと、むせちゃって」

リト「そうか?体の調子が悪いならすぐに言えよ?」

美柑「うん、ありがとう」

ナナ「風邪か?」

モモ「……お姉様、お姉様」

ララ「なに?」

モモ「あの尾、もしかして私たちとほぼ同じようなモノなのですか?」

ララ「うん。できるだけ本物に近づけたつもりだけど。リサが欲しいって言ってたから」

モモ「そうですか……。ということは、アチラのほうも……」



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/05(土) 02:23:26.94 ID:oKAn/ZF1o

リト「美柑、本当になんともないんだな?」

美柑「心配しすぎだって。もう。ほら早く朝ごはんたべ――」

セリーヌ「まうっ」ギュッ

美柑「てっ……やっ……ぁ……はぁ……!!」ビクッ

リト「美柑!?」

セリーヌ「まうぅ……」スリスリ

美柑「おっ……ぐっ……ぅ……!?!」ビクッビクッ

モモ「あぁ!!セリーヌさん!!ダメ!!擦ったりなんかしたら!!」

ララ「美柑!?大丈夫!?」

ナナ「この感じ……!!」

セリーヌ「まう?」ギュゥゥ

美柑「んぃ……ぁ……あっ……いぃ……ふぁ……くぅ……!!」ビクッビクッ

リト「美柑!!しっかりしろ!!」

ナナ「おい!!お前はあっちむいてろ!!」

リト「あ!?あぁ!!ごめん!!!」



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/05(土) 02:29:47.99 ID:oKAn/ZF1o

モモ「と、とにかく美柑さんを部屋に!!」

ナナ「そうだな!あたしがやる!!」

美柑「はぁ……あぁ……はぁ……」

ナナ「美柑、今運ぶからな」

美柑「ナ、ナ……さん……」

セリーヌ「まうまうー」ギュゥゥ

美柑「ひぐぅ!?!」ビクンッ!!

モモ「セリーヌさん!!ダメです!!」

セリーヌ「まう?」

美柑「んっ……あっ……」

ララ「もしかして、尻尾の所為?」

モモ「恐らくあの尻尾の再現度が高すぎたのだと思います」

ララ「敏感な部分まで再現しちゃってたんだ」

モモ「はい。流石、お姉様といったところですけど」

リト「あ、あのー。もうそっちを向いてもいいか?」



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/05(土) 02:41:53.84 ID:oKAn/ZF1o

ナナ「美柑は寝かせておいた」

リト「サンキュー、ナナ。こういうときすぐに動いてくれるのはナナだよな」

ナナ「ふんっ。あのままにしておいたら美柑がお前に襲われるかもしれないだろ」

リト「そ、そんなことするわけないだろ!!!」

ナナ「どうだか」

モモ「ナナ。褒められて照れるのもわかるけど、心にもないことを言わないの」

ナナ「ほ、本心だっ!」

ララ「ゴメンね、リト。私の所為で……」

リト「籾岡たちに欲しいって言われて作ったのははいいんだけどさ。余計なところまではコピーしなくていいんじゃないか?」

モモ「尻尾は私たちの弱点ですからね。その弱点まで再現するのは如何なものかと」

ララ「うん。そこまで再現しちゃうなんて思ってもなくて。すぐに改良するから」

リト「そうしてくれ。あのまま籾岡なんかに生やしたら……」

モモ「それはそれで……」

ナナ「おい、なに考えてんだよ」

モモ「あ、いけない、いけない。つい想像してしまって……」



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/05(土) 02:51:36.10 ID:oKAn/ZF1o

リト「そろそろ美柑の様子でも見に行くか」

ララ「そうだね。私も心配だし、謝らないといけないし」

ナナ「あたしも行く」

モモ「もう少し様子を見てからのほうがいいような……」

リト「どうして?」

モモ「ほら、その……万が一ということも……」

ララ「万が一って?」

モモ「もしもですけど、美柑さんがその……尻尾の良さに目覚めてしまっていたら、今行くのはちょっと……」

ナナ「この尻尾が気に入ったってことか」

モモ「そうそう。ある意味」

ララ「それは嬉しいけど、敏感なままだとちょっと……」

ナナ「だよなぁ。あたしたちは生まれたときからあるから別に構わないけど、いきなり生えてきたら不便に思うこともあるかもしれないし」

モモ「そういうことではなくて……」

リト「とにかく様子は見に行く。心配だからな」

モモ「リ、リトさん……」



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/05(土) 02:59:40.61 ID:oKAn/ZF1o

美柑の部屋

美柑「ふっ……うっ……」

美柑(ララさんたち……いつもこんなのを……晒してたんだ……)

美柑「んっ……っ……」

美柑(こんなの寝てるだけでもどこかに擦れて……変な気分……にぃ……)

美柑「ふぁ……あぁ……ぁ……」

美柑(もどかしい……もう手でさわりたい……)

リト「美柑。大丈夫か」ガチャ

美柑「きゃぁ!?」ビクッ

リト「どうした!?」

美柑「急に入ってこないで!!!」

リト「わ、悪い!!」

ララ「美柑、大丈夫?」

ナナ「気分はどうだ?」

美柑「気分!?気分は……別に……」



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/05(土) 03:17:19.83 ID:oKAn/ZF1o

ララ「ゴメンね、美柑」

美柑「え?な、なにが?」

ララ「尻尾、敏感でしょ?」

美柑「なっ……!?」

ナナ「セリーヌに握られたときは大変だっただろ?」

美柑「それは……あの……別にそんなことないけど……」

ララ「そうなの!?」

美柑「ちょっと驚いちゃっただけだから」

モモ(そんなはずは……)

リト「……美柑」

美柑「な、なに!?」

リト「ララたちの尻尾は弱点なんだ。それが地球人にとってどれほどのものなのかは分からない。もしかしたらオレたちには命に関わることかもしれないんだ」

リト「さっきも言っただろ。体の調子が悪いならすぐに言えって」

美柑「リト……」モジモジ

リト「あ、オ、オレがいたら言えないか。悪い。でも、ララたちには言えよ。約束だからな。オレはリビングでセリーヌと遊んどくから」



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/05(土) 03:27:30.00 ID:oKAn/ZF1o

美柑「うん、わかった」

リト「それじゃ、ララ。美柑のこと頼む」

ララ「まかせてっ」

ナナ「ふん……」

モモ「リトさんは優しいわね、ナナ?」

ナナ「うるさいなぁ。分かってる」

モモ「まぁ。わかってるの?うふふふ」

ナナ「なんだよ!!!何笑ってんだ!!!」

ララ「それで美柑、どんな感じだったの?」

美柑「な、なんか、全身に電気が走ったみたいな……感じで……」

ララ「やっぱり……」

美柑「でも、いつもこんなのに耐えてるの?」

ララ「私たちは生まれつき持ってるものだし」

美柑「そうじゃなくて……その……空気に触れてるだけでも……かなり……なんだけど……」

モモ「流石に私たちでもそこまでは……。まさか、お姉様の再現した尻尾は私たちとは微妙に違うのかも……」



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/05(土) 03:38:48.83 ID:oKAn/ZF1o

ナナ「空気に触れてるだけでも、ムズムズするのかよ」

美柑「うん……。もうこうやって動かしているだけでも……」フリフリ

モモ「それは大変ですね」

ララ「多分、明日の朝には尻尾も消えてると思うから。それまで我慢してね」

美柑「大丈夫。それぐらいなら……」

ララ「本当にゴメンね、美柑」

美柑「いいから。もうこれぐらいのことは慣れちゃってるし」

ナナ「他におかしなところとかないんだな?」

美柑「な、ないない!!おかしなところなんて!!」

ララ「わかった。それじゃ、リトにはそう伝えておくね」

美柑「お願い、ララさん」

モモ「美柑さん?」

美柑「なに?」

モモ「……我慢は体に毒ですよ?」

美柑「ど、どういう意味よー!!!」



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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年07月06日 21:58
      • 気のせいか。前にほぼ同じのを見た気がする
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年07月06日 22:16
      • ※1
        再投稿だろ
        前のは完結してないし、今回わざわざスレタイ全く一緒にしてるし
      • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年07月06日 22:34
      • わっふるわっふる
      • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年07月06日 22:49
      • こう見ると普通にラブコメとしても優秀なのにな、ToLOVEる

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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