ココア「チノちゃーん！ステーキ作ってみたよ！」チノ「は？」
●鈴乃「ルシフェルが…バイトだと！？」
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1：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 19:09:36.59 ID:TDgapxfp0
ココア「じゃーん！美味しそうでしょ！」
チノ「は」
ココア「さっそく食べてみてよ！」
チノ「おいなんだこれは」
ココア「ステーキだよ？チノちゃん見たことない？」
チノ「知ってんだよんなこたぁよ」
チノ「なんでステーキ作ってんだよ」
チノ「ハンバーグってちゃんと言ったよなぁ？」
チノ「ハンバーグは昼、ステーキは夜だろ」
リゼ(私の分は？)
4：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 19:13:46.13 ID:TDgapxfp0
ココア「同じ材料で作れるからつい」
チノ「そうなのか？」
ココア「なんか作れたよ」
チノ「ったく……作れるなら夜作れよ」
リゼ「なあそのステーキどうするんだ？食べないのか？」
ココア「ごめんねチノちゃん……喜ぶと思って……」
チノ「まあいいか」
チノ「材料費はバイト代から引いとくからな」
ココア「チッチノちゃーん！！」
リゼ「なあ食べていいか？」
6：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 19:16:00.78 ID:TDgapxfp0
チノ「んだよ文句あんのか？」
ココア「ないです……ごめんなさい……」
チノ「チッ」
リゼ「おい食っていいのか？」
ココア「うう……チノちゃん最近変だよぉ……」
リゼ「確かになんか変だよな｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ
ココア「食ってんじゃねえ！」
7：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 19:17:29.68 ID:TDgapxfp0
リゼ「ごっごめん」
ココア「材料費バイト代から引いとくからな！」
リゼ「おっ落ち着けココア」
ココア「文句あんのか？」
リゼ「動くな撃つぞ」
ココア「ひぃ～ごめんなさい……」
リゼ「チッ」
8：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 19:20:55.81 ID:TDgapxfp0
ココア「あれ？リゼちゃん何持ってるの？」
リゼ「何ってこれは……！？これは銃じゃない！！バタースティックだ！」
ココア「銃がない今のリゼちゃんなら私でも倒せるね～｣ﾍﾗﾍﾗ
リゼ「減らず口おおっ！ってかホントに銃どこだ？」
ココア「チノちゃんに聞けば分かるかも」
リゼ「そうだな聞いてみるか……しかし私としたことが……無くすなんて……」
9：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 19:22:59.83 ID:TDgapxfp0
リゼ「チノはどこだ？」
ココア「着替えてるんじゃない？」
リゼ「よし｣ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
リゼ「チノ！｣ﾊﾞﾝｯ
リゼ「ありゃ？いない……確かに気配がしたのn……」
チノ「動くな」
チノ「脳味噌床にブチまけたく無かったらな」
リゼ「チノ……」
リゼ(私としたことがっ……後ろを取られるなんてっ……！)
10：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 19:25:51.76 ID:TDgapxfp0
チノ「リゼ……」
チノ「お前は知り過ぎた……」
チノ「あの日から俺はずっと隙を狙っていた……」
チノ「そしてついに奪えたんだよ……この黒光りの……」
チノ「お終いだリゼ」
リゼ「待てっ！チノっ！」
チノ「おい次声を荒げてみろ」
チノ「最もどうなるか確認することは出来んがね」
リゼ「くっ……」
12：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 19:28:55.88 ID:TDgapxfp0
リゼ「なんのことだ……？」
リゼ「まさかあれか……？あれのことなのか……？」
リゼ「最近変わったのはそれが原因か……？そんなに……？そんな大したことじゃ……」
チノ「大したことだろうよこんなこと」
チノ「このラビットハウスの秘密を知ってしまったお前が悪いんだ……恨むな」
リゼ「別に隠さなくてもっ……うっ｣ｶﾞﾁｬ
チノ「すまないな……ﾘｾﾞ｣ﾄﾞｩﾝ
リゼ「うぐうっ｣ﾋﾞｼｬﾋﾞｼｬﾋﾞｼｬｯ
チノ「葬式には出てやるさ」
13：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 19:31:42.99 ID:TDgapxfp0
チノ「きゃああああああああ」
ココア「どうしたのチノちゃん！」
チノ「リゼさんが……リゼさんが……」
ココア「しっ死んでるー！！」
チノ「私が来たときにはもうすでに……」
ココア「いやお前がやったろ」
ココア「リゼがお前んとこ行ってから時間空いてるし」
ココア「お前銃持ってるし」
チノ「しくじったわ」
14：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 19:33:59.71 ID:TDgapxfp0
チノ「仕方ないっ！死ねえええ！！」
ココア「待ってよチノちゃん！通報なんてしないよ！」
チノ「マジかお前」
ココア「うん！私はチノちゃんの味方だよっ！」
チノ「ありがとうございます……ココアさ……いや……お姉ちゃん……！」
ココア「都合いいなお前」
ココア「都合いい女だなお前」
チノ「なんで二回言ったし」
チノ「まあいいか……頼んだぜ」
ココア「おう」
15：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 19:37:48.67 ID:TDgapxfp0
～リゼの葬式～
ざわざわ「まさかラビットハウスで人が死ぬなんてな……」ざわざわ
ざわざわ「私のお気に入りの店だったのに……」ざわざわ
ざわざわ「いいこだったのに……自殺なんて……」ざわざわ
チノ「ざわざわが喋った」
ココア「そう言うこと言わないの！」
チノ「ラビットハウスの人気落ちるよなこれ」
ココア「だろうね」
チノ「どうすっかな……」
17：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 19:39:56.39 ID:TDgapxfp0
チノ「あー人来ねえ」
チノ「人来ねえよ」
ココア「チノちゃんステーキでも食べる？」
チノ「もう夜か……いただく」
チノ「モグモグ」
ココア「私のバイト代大丈夫なの？」
チノ「ステーキ分で0だ｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ
ココア「そんなー！」
チノ「ハンバーグよりずっとうめえなこれ」
19：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 19:42:24.66 ID:TDgapxfp0
ココア「じゃあチノちゃんおやすみ～」
チノ「おう」
ココア「……」
ココア(仕事がなさ過ぎて疲れが全くない……眠くない……)
ココア(どうしよう……ん？)
ココア「あっちから話し声が……チノちゃんの部屋から？」
ココア「チノちゃー」
チノ「どうしようか……」
ティッピー「どうしようかのう」
ココア(1人で会話してる！？)
20：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 19:46:43.02 ID:TDgapxfp0
チノ「あいつ生き返ったらまた殺してやる」
ティッピー「そんなことより経営をじゃな」
チノ「ちくしょう……」
ココア(あれはどう考えても普通に会話してる！！)
ココア(ウサギってって喋るの！？ええ！？)
チノ「ジジイ……俺は……」
ティッピー「もういいんじゃ」
ココア(よく聞こえない……)
21：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 19:50:10.69 ID:TDgapxfp0
ティッピー「しょうがないじゃろ」
ティッピー「知られてはいけないことじゃったんじゃから……」
チノ「………」
チノ「ココアにはバレてない……よな？」
ティッピー「恐らくじゃが」
ティッピー「ああ見えて鋭いところがあるしのう」
チノ「もし……だが」
チノ「知られていたときは……」
チノ「ココアを……」
チノ「ｷﾞﾗｯ」
ココア「ひいっ！」
チノ「！？ココアか！？」
ココア「ひいいいい｣ｽﾀﾀﾀﾀ
チノ「やっちまった……」
22：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 19:51:49.20 ID:TDgapxfp0
チノ「殺す」
ココア「ひいいいいいいい」
チノ「待て」
ココア「ひいいいいい」
チノ「リゼの時は仕方がなかったんだ……話を……話を聞いてくれ」
チノ「ココア……」
ココア「チノ……ちゃん……？」
23：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 19:53:25.46 ID:TDgapxfp0
ココア「どういうことなの……？」
チノ「ココア……」
チノ「知ってしまったんだろ……？」
ココア「ティ…ティッピーが喋るとこ……？」
チノ「くそっ……」
ココア「腹話術じゃなかったんだね……」
25：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 19:54:58.74 ID:TDgapxfp0
チノ「そうだよ……」
チノ「あれは俺のジジイだ」
ココア「えっでも死んじゃったって」
チノ「どういうわけかウサギに憑依したんだ」
チノ「それだけなら幸せだった」
チノ「………幸せだったんだよ」
ココア「何があったの……？」
26：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 19:58:11.99 ID:TDgapxfp0
チノ「ウサギに憑依したとはいえ魂自体は腹が減るらしいんだ」
チノ「ウサギが食べるのとは別にな」
チノ「それを知ったのはつい最近だった」
チノ「ココア、お前がラビットハウスに来てからだ」
チノ「それまでにもあいつは定期的に食べてたんだ」
ココア「何を食べてたの……？」
チノ「………」
チノ「人間の魂だよ」
27：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 20:02:14.82 ID:TDgapxfp0
ココア「人間の魂……？」
チノ「そうだ」
チノ「魂を食べられた人間はしわくちゃになって最後には残飯と見分けがつかないほどになった」
チノ「無残だったよ」
チノ「そしてジジイは自分が魂を食べてることを知らなかった」
チノ「俺は偶然食べてるところを見てしまったんだ」
チノ「きゅううっと吸い込んでたな」
チノ「見る見る内に人間の体の方は小さくなっていって」
チノ「それを思い出すだけでメシが食えなくなる」
28：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 20:07:06.21 ID:TDgapxfp0
チノ「そしてついに俺はどういう人間がジジイの標的になるのか突き止めた」
チノ「それも全くの偶然だったのだが」
ココア「どんな……？」
チノ「ティッピー……ティッピーを……少しでも……本の少し……本の少しでも人間だと思ってしまった人間……」
チノ「ジジイが魂を吸い込むときな…思い出したんだ」
チノ「そいつが前にティッピーに『もしかしてこのウサギって人間だったりするの？』と言っていたことを」
チノ「まあとりあえず必死に誤魔化したんだが」
チノ「あのジジイがバレたくないと言ったにも関わらず頻繁に喋るのは本能的なものだったんだろうな」
チノ「人間だと思われたかったのさ」
29：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 20:09:18.83 ID:TDgapxfp0
チノ「俺と親父は血が繋がってるからなのかまだ大丈夫だ」
チノ「とにかくココア……お前は魂を吸い込まれる」
ココア「そんな……」
ココア「いつ……吸い込まれるの……？」
チノ「……三日後だ」
ココア「そんなぁ……」
チノ「だからそうなる前に殺してやる」
30：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 20:12:10.16 ID:TDgapxfp0
ココア「え……」
チノ「あんな姿にはさせたくない」
チノ「あんな……まさにゴミのような」
チノ「あれじゃ葬式もあげられない……」
チノ「まあ知っちゃったあいつが悪いんだしラビットハウスの人気下げやがったから今大して罪悪感はないが」
ココア「ひどいなあ」
チノ「まあとにかくそういうわけだココア」
チノ「リゼのときはお前が来るかもと焦っていて説明が出来なかったがもう説明はこれで十分だろう」
チノ「死ね」
31：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 20:15:03.92 ID:TDgapxfp0
ココア「そっか……チノちゃん……」
ココア「ありがとう……」
チノ「………」
ココア「もういいよ……」
ココア「でも最後にステーキ……チノちゃんと食べたかったな……」
チノ「……｣ｶﾞﾁｬ
チノ「……ﾎﾛﾘ｣
チノ「…｣ﾄﾞｩﾝ……
ココア「ぅっ………｣ﾄﾞｻ
チノ「………さよならお姉ちゃん」
32：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 20:17:43.99 ID:TDgapxfp0
チノ「………｣ﾄﾞｱｶﾞﾁｬ
チノ「ティッピー……終わらせてきたよ……」
チノ「……ティッピー？」
ティッピー「大変じゃ！せがれが……せがれが……」
チノ「！？！？」
チノ父「チ……チノ………親父……」
チノ「お……お父さん……しっかりして……！」
チノ(これは魂を吸い込まれたときと同じ……！！)
チノ父「チノ………うっ｣ｸﾞｼｬｸﾞｼｬ
チノ「あああああああっ…お父さん……」
チノ(まさか……)
33：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 20:19:45.64 ID:TDgapxfp0
チノ「おじいちゃん……これは……」
ティッピー「知らん……わしゃ何も……」
チノ「自覚がないことはもう分かってます」
チノ「吸い込むときには一時的な睡眠状態になるんですよね」
チノ「原因は分かっています」
チノ「恐らく……ですが」
チノ「おじいちゃん…さよならです」
34：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 20:23:24.01 ID:TDgapxfp0
チノ「きっと……本来リゼさんの魂を吸い込んで腹を満たすことの穴埋めに……」
チノ「父が……父の魂を取り込んだのでしょう……」
チノ「血縁関係のあるものは……選ばれたものが不慮の事故に逢うときのために残されていた……」
チノ「そういうことですね……おじいちゃん」
ティッピー「わしゃ何も……何も知らん……」
チノ「いいんです…自覚がないのならしょうがありません」
チノ「そもそもリゼさんが気づいてしまったのも私がしくじったからですし」
チノ「けど責任は取りません」
チノ「一緒に死にましょう、おじいちゃん」
36：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 20:28:13.24 ID:TDgapxfp0
ティッピー「……！」
チノ「ココアさんが死んだから代わりに私……」
チノ「でも私はあんな姿になって死にたくない……」
チノ「今死にます」
ティッピー「……おい」
チノ「代わりの代わりはいません」
チノ「きっと、栄養がなくなって死ぬんでしょうねおじいちゃん」
ティッピー「やめろ……」
チノ「おやそれがもしかして吸い込むときに出てくる人格だったりするんですか？」
チノ「いやもうこんな姿になったんです……人格と呼んでよいのやら」
ティッピー「やめろおおおお！！！！チノおおおお！！！！」
チノ「さよなら……｣ｶﾞﾁｬ
ティッピー「うおああああああああ」
チノ「あっちで待ってますね……」
チノ「お先です………｣ﾄﾞｩﾝ
38：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 20:35:48.85 ID:TDgapxfp0
ティッピー「うあおあああああああああああ」
チノ「……｣ﾄﾞｻ
……………………
……………
……
..
その朝 街は絶望に包まれた
少女が短期間で3人が死んだその街は 特にラビットハウスには誰も近づかなかった
事件直後 街の人々は残ったうさぎが呪いとされ そのうさぎは何者かに殺された
そしてついにうさぎ自体が呪いとされると
その街に残った人々ももううさぎを見ることはなくなったようだ
時が立ち何も新たに事件が起きてないことを知った人達が戻って来るなど
その街の人口はいつしか昔以上になっていたが
いつまで立ってもあのころのたくさんいたうさぎを見ることはない
END
39：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 20:39:05.12 ID:T2w0ridU0
・・・乙
俺は一体何を読んでいたんだ・・・
俺は一体何を読んでいたんだ・・・
40：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/07/02(水) 20:39:34.13 ID:ACTa2OUz0
おつ
●上条「へぇ、まさか白井が泡姫やってるとはな」黒子「やっ」
●初心者で知識ゼロからでも始められるバイナリー
●プロフィール写真が全裸って最高やないかい！！！！
●単なるエロげーじゃないこのエロげーは史上最高の傑作！！！
●はまると抜け出せなくなる神アプリが遂に登場
●バイナリってほぼ勝ちゲーじゃんｗｗｗｗｗｗｗ
●今バイナリの普及率が半端なさすぎてワロタｗｗｗｗほとんどの人がやってんじゃん！！！
●キモオタニートが一ヶ月で12人とセクロスとか夢物語じゃなかった件ｗｗｗｗｗ
