どんな文化にも長所と短所があります。
自慢の文化があるかと思えば、こんな文化はいらないと思うようなものがあるものです。
海外掲示板に「自分の地域で嫌いな文化はありますか?」という投稿があり、さまざまな回答が寄せられていました。
異文化を別の側面から感じ取れる、それぞれの短所をご紹介します。
●イタリアのイメージにとらわれ過ぎているところ。イタリア人の自分もアメリカに引っ越してくるまでそのことに気づかなかった。 アメリカでもお金は意味が大きいものだが、それでも安すぎることを理由に手に取った商品を棚に戻さなくていいと学んだ。
↑イタリアだけだよ、農夫がスーツで働いてるのは。
●日本の基本が残業ってこと。イヤだ。
↑最近日本へ行ったけど、品川駅の夜9時半に大勢の人が仕事帰りで電車に乗っていたこと。クレイジーだよ。彼らはいったいいつリラックスしてるんだ?
↑電車がリラックスタイムなんだよ。
↑彼らにとってリラックスタイムは不名誉なタイムなんだ。
●ソマリアからだけど、無益なプライドがある。そのプライドが発展を止める。常にどの一族が他部族より良いかでケンカが絶えないが、何の意味もない。国が泥に沈んでいるような状態で、このプライドには何の価値もないということを全く気付かない人がいるんだ。
●スコットランド人だけど、10代の妊娠。飲み過ぎ、暴力。この3つが互いに問題を起こしあう。
●インドの文化では、客に吐くまで食わせるというところがある。本当にもうお腹がいっぱいと言われたら、皿に置かなくてよい。
●フィリピン人だけど、自分たち自身がすごい差別主義者なのに、差別されると傷つくこと。
●韓国人だけど、グループだとすごく騒がしいこと。韓国BBQに行ったけど自分の声さえ聞こえない。
●在米韓国人だけど、とにかく痩せないといけないことや、整形手術をしなくちゃいけない文化が嫌い。100ポンド(約45kg)以下の体重でなければ、もう彼らの標準では肥満で、ジムに行かなければいけない。いとこが訪ねてきたけど、彼女は数か月の間エクササイズを毎日していた。165cmで44kgくらいだったにもかかわらず。
●カナダで生まれ育った中国人だけど、同類で集まるのが好きなのが理解できない。アジアの友人だけを作るのを避けるのが、バンクーバーやトロントのような大きな都市では難しい。
●サウジアラビアだけど、ちょっとでも違う考え方をしたら、もう地獄行きなこと。ついでに思っただけでも地獄に行くことになっている。
●メキシコだけど、マッチョにダイ・ハードってのが、昔ながらの学校の基本を作っているんだ。
●黒人だけど、仲良くできたらいいと思うよ。
●ヒスパニックの人々はいつも遅れてくる!! 夫は白人で、自分の家族と夫の家族には違う時間を言わなければいけない。(自分の家族には30分早く言う)本当に失礼だと思う。
●インドだけどカースト制度。もう両親の「彼女は彼にはちょっと色が濃すぎるわ」とかを聞くのはうんざりだ。普通の(親の希望通りの)インド人になろうとも思ったが、もう僕は白人の女性と恋に落ちた。くそくらえだ。母よ、彼女なら色が十分に薄いだろ。
●アメリカの白人男性だが、このマリファナ文化がうんざりだ。みんながとにかく吸っていることを自慢する。はいはい、お前らが吸うことはわかったよ。いちいちそれを表現するTシャツを着なくていいし、どんなにハイになったかを話さなくてもいい。
●インド人だけど、自分の文化を異様なまでに誇りに思い、他の文化を嫌っている人が多いこと。自分たちの文化が崇高で賢明だと思いこんでいる人が多いが、現実は思っているほど賢くもない。バングラデシュ、パキスタン、中国、日本などの文化に対する嫌味を言ったりもするが、とにかくよその文化は忘れてほしい。自分たちでさえお互いに我慢できてないじゃないか。
●アフリカ系アメリカ人だけど、若者がスラム街っぽい話し方をしない限りは黒人ではないとする考え方が嫌いだ。
●イギリスに住んでいるけど、飲み過ぎる文化が嫌いだ。自分もアルコールが好きで、何も禁止しろとは言わないが、もっと普通の飲み方をして毎週のようにひどい酔っ払いのディスプレイを公共で見せないでほしい。
↑オーストラリア人も同じよ。
●アメリカ人が持っていると勘違いしている権利の多さ。
↑そしてほどんとのヨーロッパ人よりも福祉が乏しく悪い。
●アメリカの兵士崇拝。軍隊に入っただけでヒーローではない。
●アフリカ系アメリカ人の血が入っているけど、チンピラにならなければカッコよくないみたいな風潮。もうひとつは、この地域のアフリカ系アメリカ人たちが、少数派である混血した子供とは関わりを持たないこと。
●有名人を崇拝すること。
↑それはどこの文化でもだね。
●オーストラリアの文化は、すごい差別主義だ。
●アメリカだけど、まるで一般的な文化がないように思える。単にたくさんのサブカルチャーがあるだけ。
●アメリカから。とにかくお金を稼ぐことと、使うことにフォーカスする文化が嫌い。
●アメリカだけど、他国に対する優越感が嫌い。その視点がむしろ無知を生む。
●スウェーデンから。長く住めば住むほど気が狂いそうになるんだけど、みんなが礼儀正しすぎて、お互いに気を付け合って、反論せず、質問もせず、挑発もしない。ただし陰口は叩いてもよくて、本人には言わないんだ。
●自分はオタクで、他のオタクも好きだが、オタクが持つ被害者意識ってのが嫌いだ。「誰も僕とデートしてくれない」とかね。毎日風呂でも入って、体重でも減らし、失礼なことを言わなければ、何とでもなるだろう。
●パリに住むフランス人。われわれが他の誰よりも崇高だと思っていること。反ユダヤ教主義も存在するし、かなり心を閉ざしている。パリは特に社交的でもない。誰かに時間を聞くなんて、その相手を武器で脅しているかのようだ。
●イスラム教徒だけど、超過激主義が、まるでわれわれの代表かのように見られること。
●アフガニスタン人だけど、外国の侵略に敗北したことがないと誇りに思っていること。でもそれは正しくない。軍事的には毎回粉砕されている。ただ頑固すぎて、遅れていて、変化を認めようとしない。あと女性を恐れすぎて、若い男の子を襲う。もっとわかりやすい質問に置き換えるなら「いったい自分の文化の何を嫌いでないか」だ。
●アメリカだけど、教育をビジネスにしたこと。大学に行くのは行かなければ貧困に陥るという観念を植え付けたからだ。批判的思考(クリティカル・シンキング)や創造性は減り、事実や統計にすりかえられた。
●ユダヤ人だけど、大半は部外者を受け入れようとしない。ほとんどが外国人嫌いだね。
●ニュージーランドから。とにかくラグビー、何を置いてもラグビー。他のスポーツより秀でているのがラグビー。
その文化で生まれ育っていても、自分の考え方や価値観と相反する人も少なくないようです。短所を知ることで長所が、長所を知ることで短所が見えてくるものかもしれませんね。
それにしても、日本の夜9時半に電車に乗っている様子をクレイジーだと思うのが海外基準であるようです。9時退社なら早いほうだという人は、日本の悪しき文化について考えるべきかもしれません。
What do you hate most about your culture?