「政務活動費」不正使用疑惑の騒動にある兵庫県の野々村竜太郎(47才 無所属)県会議員ですが、

兵庫県議会が野々村議員を「刑事告発」したことがわかりました。

画像:【号泣する野々村竜太郎・県会議員】
号泣する野々村竜太郎・県会議員
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140701-00000011-kobenext-l28.view-000

11日、野々村議員は同議会へ「辞職願」を提出し、同議会が受理。

直後、松本隆弘副議長らが会見を開き、野々村議員を「虚偽公文書作成」容疑などで刑事告発し、同県警に

受理されたと明かしました。

副議長は刑事告発した理由について

「野々村議員が政務費を全額返還し、議員を辞職したとしても県民が要求している説明責任をまったくと言っていいほど果たしていない。事実関係を一刻も早く明らかにすべき。
しかし、県議会の調査では限界がある。
真相解明のため、本日、県警に告発することを決め、提出しました」

と語りました。

また3年間で使用された「政務活動費」1834万円の全額返還も求め、野々村議員が返還の意思を示したと

のことです。

「辞職願」を受理した理由については

「説明責任を果たすことなく県議会の信用を失墜させ、社会全体にも大きな影響を与えたことを自覚し、議長が行った辞職勧告を受け入れて本日、本人は辞職願を提出した。議長は許可した」

と語りました。

なお、これまでに発覚した主な「政務活動費」不正使用疑惑は次の通りです。(発覚したおよその時系列)

・領収書が一切ない
・2013年、195回も日帰りで城崎温泉(同県豊岡市)へ”出張”
・同年、特急で日帰りした日(9月2日)は大雨で関連ルートの線がほぼ「運休」していた
・同年、金券ショップから数十万円分の切手を含む計188万円分の商品を購入
・同年、クレジットカードでショッピングした分が計上されているが切手以外は購入商品が不明
・同年、アンプ、プロジェクター、パソコンと周辺機器で計80万円を計上
・同年、事務所の経費として100万円を計上
・「住居用」のUR賃貸住宅(独立行政法人都市再生機構URが賃貸している住宅)を契約違反の「事務所」として使用
・2011年に申請したJRの特急料金が年間通じて”全て同じ金額”だったが、実際は「繁忙期、通常期、閑散期」の3パターンで特急料金が変わる
・2013年度に自宅近くの食品スーパーで合計450回もの買い物をクレジットカードでし、「事務費」として計上していた

動画:【兵庫県議の野々村竜太郎氏、号泣「ウアアー」】

「刑事告発」が提出されたことで、警察の捜査が始まります。

野々村議員は辞職届を提出しましたが、不正疑惑追及からは逃れられそうにありません。