イラク反乱軍が40kgものウランを強奪
ロイターによると、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が、モースルにある大学から研究用に使われる予定であった44kgものウラニウムを盗み出したらしいのです。
ロイターの見つけた手紙に、モハメド・アリ・アリ-ハキム国連大使は
量は限られているが、テロリスト集団がもし相応の専門技術を持っているならば、これらの核物質を他の物質と分離・結合することでテロ行為に活用できるであろうと書いています。
幸運にも、国際原子力機関(IAEA)は、盗まれたウランは「低品質」であると突き止めました。またBBCの報道では、アメリカ当局は、イランは濃縮されていないものなのと言っています。さらにIAEAのギル・テューダーさんは、
今のところ安全面や核拡散の面において心配すべきことはないでしょう。しかし核物質や他の放射性物質の管理能力が失われてしまっているのが今後の問題になるでしょう。と説明します。もしこれらの発表が正しいとしたら、武器製造に足りる程のウランが得られるようなことも、ほぼありえないそうです。とりあえず一安心ですね...。
しかし実はまだ安心はできません。この他に、バグダッドの北西に位置するムサンナー県において、同組織が化学工場を占拠したとのこと。この工場は既に使われていませんでしたが、テロリストたちはサリンや他の神経ガスを積んだロケット弾を手中に入れたらしいのです。報告によるとこれらの武器は、武器としては低品質ですが、中に入っている物質は他の武器製造に使えるそうです。うーん、どうするのか。
これからどうなっていくのでしょうか。
Image: Shutterstock/Pindyurin Vasily
Source: Reuters, BBC
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
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