エイリアンはすぐそこに!?
もしかしたらもう身の回りにいるのかも!?
6月29日、天文学者らによって地球に最も環境が似ている惑星が発見されました。生物が生存可能な惑星の捜索は日に日に激しくなっていますが、太陽系外惑星の探索は一体どのように行われているのでしょうか?
そのためにはまず手始めに、我々の地球がエイリアンたちからどのように見えているのか考えてみるととてもわかりやすいのです。あらゆる惑星の中で、地球は生物が生存可能であると確実にわかっている唯一の惑星です。よってこの惑星のまわりの環境から、他にも生命が生存可能な惑星があるのかどうか、またそれらをどう探索するのかが推測できるでしょう。
太陽系外惑星の探索はものすごく複雑なプロセスです。理論的には、生命が生存可能な惑星は恒星の周りを回っています。しかし理論と現実は全くの別物、そのような惑星を発見するのは非常に困難を極めます。理由の一つとしてあげられるのは、恒星が明るすぎるということ。現在開発中のNASAの宇宙船PlanetQuestは、センサーを光から守ることで、惑星のよりクオリティの高い写真を撮るために考案されました。
ところで天文学者たちは、水以外の一体何を頼りに生命が生存可能な惑星を探しているのでしょうか? ここで1番いい例を見てみましょう。それはもちろん地球です。時はさかのぼり2009年、NASAはディープインパクト/エポキシという宇宙船を用い、地球が遠く離れた宇宙からどのように見えるのか調べようとしていました。そしてついに今年6月、ハーヴァード大学の天文物理学者グループが、エイリアンの痕跡を発見できる方法を発見したというのです。
またNASAの天文物理学者たちは、既存の宇宙船を使うことにより、どのようにエイリアンが地球を見つけるのかということに関する論文を発表しました。Daily Galaxyによると、NASAは5年前に月に衝突したエルクロス(LCROSS、Lunar Crater Observation and Sensing Satellite、月面クレーター探査機)から得られた過去のデータを用いたそうです。エルクロスの元来の目的は月に水の痕跡を発見することでした(実際に発見しました)が、リサーチチームの論文によると、エルクロスは意図せずに、地球についての驚くべき事実を発見したのです。
例えば、月の表面から見て地球が三日月の形に見えるとき、地球は、研究者たちがアース・グリントと呼ぶ輝きを発します。そしてこれは地球が海からの光を反射しているからであるとわかりました。また、Daily Galaxyの筆者の一人によると、
地球が三日月型に見えるとき、その輝きはなんと通常の2倍もあります。惑星を発見する時にはこれは重大なヒントになりそうですね。と言っています。もしもエイリアンの天文学者が宇宙探索をする時に、このような輝きは、地球が生命が生存可能な惑星であるということを知れる重大なサインでしょう。またオゾンの存在も同様にサインになり得ます。つまり水以外にも着目すべき点はいっぱいあるというのです。
天文学者たちは地球のように輝く惑星があるかどうかをずっと探し続けていますが、この新しいリサーチによって、どんな知識を得ることが必要か知ることが出来ました。例えば、惑星の輝きを探知するには適切な波長を選ぶ必要があり、今後どのような望遠鏡を作るのかについて考える必要があります。
地球を太陽系外惑星と見ることによって、生命が生存可能な惑星がどのようなものか、天文学者たちは徐々にわかりかけてきたようです。
何千光年も先で今後どのような惑星が発見できるのか、そして本当にエイリアンはいるのか、非常に楽しみですね。
souce: Daily Galaxy、The Astrophysical Journal
Kelsey Campbell-Dollaghan - Gizmodo US[原文]
(Tomo)
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