神戸の医師が、福島県の人達に鼻血が相次いだ件について、内部被ばくの可能性を指摘

しています。

画像:【東神戸診療所の郷地秀夫・所長】
東神戸診療所の郷地秀夫・所長
http://www.hhk.jp/hyogo-hokeni-shinbun/backnumber/2013/0425/070400.php

先週末、医療関係者からなる日本社会医学会(1960年創設)で発表され、神戸新聞などが報じたもので、東

神戸診療所(神戸市中央区)の郷地(ごうち)秀夫所長が

「放射性物質セシウムなどが結合した金属粒子が鼻の粘膜に付着し、内部被ばくを起こした可能性がある。
金属粒子は直径数ミクロンで、人体のごく小さな範囲に1日100ミリシーベルトを超える放射線を出し、組織を損傷する」

と報告。

郷地所長は神戸大学医学部を卒業後、兵庫県内で約35年間、被ばく者治療を続けているベテラン専門医。

現在は福島県などから避難してきた被災者の健康診断や相談にもあたっています。

郷地所長によると、避難者の約2人に1人が家族などに鼻血を出した経験を持つとのこと。

その特徴として、普段あまり鼻血を出したことのない子供などが、突然出血することが多いそう。

放射線を500ミリシーベルト以上浴びると急性障害で鼻血が出る場合がありますが、福島県ではそうした被

ばく例がないため、これまで放射線と鼻血の因果関係については疑問視される一方、被災直後から関東一

帯の医療機関で、被験者の体内を写したX線フィルムに放射性物質が感光してクッキリと映し出される

という現象も発生していることから、

画像:【レントゲン写真に写る放射性物質の影(黒い斑点部分)】
レントゲン写真に写る放射性物質の影
http://blogs.yahoo.co.jp/hagure_geka/4041354.html

専門家などの間でも意見が分かれています。

内部被ばくに関する医師の新たな指摘に、関係者がどのような対応を取るのか気になるところです。