ドンキー「おれたち、もう終わりにしよう……」
- 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:24:39.76 ID:TQKMLtlSO
―ドンキーの家―
ドンキー「ディディー……はぁはぁ、ディディぃ……」シコシコシコ
ドンキー(ゔっ……!ディ、ディディー……イく!)どぷっ!どぷっ!
ドンキー「ふぅっ、出たあ……」
うっとりしているドンキーの脳裏にたちまち罪悪感が襲いかかる。
ドンキー「はぁっ……。まただ。またやっちまった。またあいつをオカズにしちまった。ダメだと頭では分かってるのにどうしてもやめられない……」
ドンキー「いつからだろう、あいつで抜くようになったのは。いや、そもそも相棒であるあいつを性的な目で見るようになったのは一体いつからだろう?
相棒という関係上、どんなに想いを寄せたって所詮叶いっこねぇのに……」
ドンキー「ディディー、お前を犯す妄想でシコシコする愚かなおれを許してくれ……」
- 2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:26:45.45 ID:TQKMLtlSO
ドンキー「……許されるわけないよな。自分が相棒にオカズにされてるって知ったらあいつ、どんな顔するかな。
汚らしい物を見るような目つきをおれに向けるだろうな、きっと。
でもそうなったとしてもおれはこの先もディディーをオカズに……」
ドンキー(……あいつといる限りおれの頭の中からディディーは絶対に離れない。会ったその日の晩にあいつで抜いて、会えなかった日でも結局あいつで抜いて、それの繰り返しだ。
仮に我慢したとしても、禁欲が祟ったら会うなり押し倒してしまう気がする。
もしそうなったらおれたちはどうなる?)
ドンキー(……もう無理だ。もう限界だ。あいつとこれ以上相棒を続けられる自信がない。もう……あいつとは一緒にいられない……)
ドンキー(ディディー、もう終わりにしよう)
――次の日の夕方、ディディーはドンキーの元を訪れた。
ディディー「ドーンキぃ」
ドンキー「……きたか、ディディー」
ディディー「珍しいねぇ。日が暮れるころにオイラをわざわざ呼びつけるなんて」
- 3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:27:27.44 ID:TQKMLtlSO
ドンキー「ちょっと色々あってな。今日のデートは楽しかったか?」
ディディー「まあね。夕方ドンキーんちに行くって言っておいたから一応早めに帰ってもらったけど」
ドンキー「そ、そうか。なんか悪いことしちまったな……」
ディディー「いいよ、気にしなくて。ドンキーとの約束をやぶるわけにはいかないし。それで、大事な話ってなに?」
ドンキー「……」
ディディー「あれっ?ドンキー、なんか顔色悪いけど大丈夫?」
ドンキー「ああ、なんともないよ。あのさ、ディディー、お、おれたちさ……」
ディディー「うん」
ドンキー(そんなに見つめないでくれ。言うのがますますつらくなる……)
ディディー「焦らすなんてドンキーらしくないなあ。なんかあったの?」
- 4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:28:08.17 ID:TQKMLtlSO
ドンキー「ディディー、落ちついて聞いてくれよ」
ディディー「なんだよ、もうっ。オイラたち、ギスギスするような間柄じゃないでしょ?そんな暗い顔しないでよ」
ドンキー「そうだな。すまん……」
ディディー「で?なにを言いかけてたの?」
ドンキー(ディディーのためだ……ディディーの幸せのためだ……)
ドンキー「……しよう」
ディディー「えっ?」
ドンキー「……終わりにしよう」
ディディー「終わりってなにが?」
ドンキー「おれたち、もう終わりにしよう……」
- 5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:29:19.66 ID:TQKMLtlSO
ディディー「ドンキー、言ってることが抽象的すぎてわかんないよ。なにを終わるの?」
ドンキー「おれとお前の……」
ドンキー(ためらうな。言え、言わないと取り返しがつかなくなる)
ドンキーは声を震わせながら言った。
ドンキー「おれとお前の関係を……断ち切ろうってことだ……」
ディディー「えっ……?か、関係を断ち切る?ねぇドンキー、どういう…意味?」
ドンキー「……もうつらいんだ。もう苦しいんだ。お前と一緒にいるのが。
これ以上お前の相棒として関係を続けていくのがおれはとてもつらい。
だからもう……」
ディディー「ドンキー、なに言ってんのか全然わかんないよ。相棒やめたいってどういうこと?
『おれとお前はこれからもずっと一緒さ』ってこの前言ってたじゃんか!」
ドンキー「それは……」
ディディー「そのあと言ったあの言葉は?あれは全部うそだったの?」
- 6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:32:29.30 ID:TQKMLtlSO
ドンキー(そのあと言った言葉……確か……)
◆
ドンキー『ディディー、よく聞けよ。おれたちは2匹でいるからこそお互い輝くんだぜ。だからどっちかが欠けちまったらとたんに煌めきを失っちまう。
関係の成り立たない相棒なんてのはもはやただの1匹と1匹だ。そんなのになんの魅力もない。
だからどんな時でもおれたちは互いに互いを信頼していないといけないんだ。
2匹で1つに見えて周りから羨まれる存在になるべきなんだ。
相棒っつーのはそういうもんだぜ。分かったか?』
ディディー『うん、わかったよ。オイラ頑張るからこれからもよろしくね!』
ドンキー「おう。こちらこそよろしく頼むぜ」
ディディー「えへへっ、オイラ、ドンキーの相棒でよかったぁ」
◆
ディディー「ねぇ、あれはうそだったの?本心じゃなかったの?答えてよ!」
ドンキー「……」
ディディー「ドンキー、まさかオイラのことが嫌いになったの?ほぼ毎日遊びにくるオイラがうっとうしくなったの?」
ドンキー「ちがう、そうじゃない!むしろ……」
ディディー「むしろなんなのさ。はっきり言ってよ!」
- 7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:34:04.81 ID:TQKMLtlSO
ドンキー(愛してる。おれはお前と肉体的に1つになりたい。
……言えるわけがない)
ディディー「やっぱり嫌いなんだ……」
ドンキー「ちがう、ちがうんだ。誤解しないでくれ。好きだよ、お前のこと」
ディディー「じゃあなんでさっきから黙りこむの?どうして!?」
ドンキー「……」
ディディー「……それがドンキーの答えなんだね。いいよ、わかったよ。望みどおりにしてあげるよ」
ドンキー「……?」
ディディー「目の前から消えてあげるよ。それで満足なんでしょ?もう2度とここにはこないから」
ドンキー「なっ!?」
ディディー「安心して。誰にも言ったりしないから。さよなら、ドンキー」
- 8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:35:32.34 ID:TQKMLtlSO
ドンキー「ま、まて!まってくれディディー!」
ドンキーは慌ててあとを追ったがディディーの姿はどこにもなかった。
ドンキー(な、なんて速さだ……いや、なんてことだ……。ディディーがあんな冷たい目でおれを見るなんて……。
でも全ては優柔不断なおれが悪いんだ。自業自得だよな……。
おれはあいつと相棒という関係をやめたかった。ただそれだけだった、それだけだったのに……)
ドンキー「と、とにかくじっとしてる場合じゃない。探しに行かないと……」
――その後、ドンキーは普段ディディーが行きそうなところを片っ端から当たった。
しかし結局ディディーを見つけることはできなかった。
諦めて家に戻ったのは夜がすっかりふけてからのことだった。
ドンキー「こんなに暗くなったらもう探しにはいけないな。ディディー、どうか無事でいてくれ……」
ドンキー「……バナナを食って落ちつきたいが今はなにも食べる気になれない。今日はとりあえず寝よう」
ドンキー(あいつはただおれの前からいなくなっただけだ。明日になったらいつもみたいにひょっこり現れるにちがいない。
今さら謝ってすむ問題じゃないが、明日あいつに会ったらまずはちゃんと謝ろう。
仲直りして、一緒にバナナ食べよう)
ドンキー「ディディー……明日はなにがあってもお前を見つけるからそれまで無事でいてくれよ……」
悶悶としているうちに、ドンキーはいつしか眠りについたようだった。
- 9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:37:47.65 ID:TQKMLtlSO
―次の朝―
ディクシー「ドンキー!ドンキー!」ドンドンドンドン
ドンキー「ちっ、るっせーな。なんなんだよ朝っぱらから」ガチャリ
ディクシー「ドンキー!大変なの!ディディーが……」
ドンキー「ディディーがどうしたんだ!?」
ディクシー「ディディーが……ディディーが……死んでるの……」
ドンキー「死ん……でる?どういうことだ……?」
ディクシー「今朝わたしのところにきたらしくて。起きたらこんな書き置きが……」
ドンキーはおそるおそるディクシーから文字が書かれた紙を受け取った。
そこにはこう書かれていた。
『バナナ狩りに行ってくる。遺跡にいるからあとできて』
ドンキー「間違いない。ディディーの字だ……」
ディクシー「わざわざ書き置きなんてディディーらしくないなって思ったんだけど……まさか……あんなことに……」
- 10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:38:30.14 ID:TQKMLtlSO
ドンキー「っ!」
ドンキーは突如めまいに襲われ、失神しそうになった。
ディクシー「と、とにかく一緒にきて!」
ドンキー「あ、ああ。早く、早くあいつんとこに連れてってくれ!」ダッダッダッ
ディクシー「つ、着いたわ……」
ドンキー「ディディー、ディディーは……」
ディクシー「あ、あそこ……」
ドンキー「ディディー……?」
ドンキーはふらふらとディクシーの指差す方向へとむかった。
- 11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:40:04.35 ID:TQKMLtlSO
ドンキー「ディディー……?」
横たわっている物体をおもむろに抱き上げるドンキー。
冷たくなっている身体を指全体で感じながら、その肉体の持ち主である顔を見る。
その顔立ちは、紛れもなく相棒のディディーだった。
舌を噛みきったのか、口の周りから大量の血が流れていた。
ドンキー「ディディー?」
ドンキーはディディーの軽く頬をたたいた。
しかし返事はない。
ドンキー「うそだろ?」
ディクシー「ド、ドンキー……」
ドンキー「狸寝入りしてるだけだろ?早く起きろよ、早く……早く……」
目を閉じたままのディディーに何度も呼びかけるが、ディディーは全く微動だにしなかった。
心なしかドンキーはディディーの身体が先ほどより冷たくなっているように感じた。
- 12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:41:43.02 ID:TQKMLtlSO
ドンキー「おれがあんなことを言ったからか?おれがあんなことを言わなかったらよかったのか?
あんなひどいことを言ったおれがのうのうと生きてるのになんでお前が死ななきゃなんねぇんだ?
なんで……なんでだよ……なんでなんだよ!」
ディクシー「ドンキー、ディディーとなにかあったの?」
ドンキー「……」
ディクシー「ごめんなさい。こんな時に無神経だったわ……」
ドンキー「なんで……なんでこんな……」
ディクシー「……」
ドンキー「なんでお前が死ぬんだよ。こんなことになるならおれが死ねばよかったのに……」
ディクシー「昨日……」
コメント一覧
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- 2014年07月16日 18:15
- ウホ…?ウホウホッホウホウホwwwwwwww
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- 2014年07月16日 18:30
- え、終わり?
濃厚なホモセックスはまだですか?
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- 2014年07月16日 18:32
- ウホッ
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- 2014年07月16日 18:32
- キャンディー出せよ…
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- 2014年07月16日 18:41
- __ i`:. __ ウィエッホッホッホッホwwwwww
(__.`ー-::... ,rt': : :\ ,::-'",...) ッホッホッホッホッホホーホwwww
,..::ア - ::::::)-:'':':'(|i(゚):(゚)テ):-:-:-::、イ::: `┬-っ オホーホwww
(,.::'",::' / ,....: : : : r'" ・・' く/i!: : : : :!、,:::::,<` `ニつ オーホホホホホーwwwww
`-(_λ_/: : : : : ( トェェェイ )/: : : : : : : : : ;,.,`::`つ イェッホーwwwww
`-;;;;;;;:/i\二二_/" : /\;,;,;,;,;/ `'" ウッホホwwww
\:.:.:.:/ `i , :く. アオーwwwwwww
`i: :i : : !": : : ) ウッヒャッホーオwwwwwww
r: :i DK:!-┬" ウッホッホッホッホwww
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- 2014年07月16日 18:42
- ※4
離婚した前妻だぞ
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- 2014年07月16日 18:44
- アニメ仕様の漫画ドンキーでの感動を返せ・・・。
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- 2014年07月16日 18:51
- ※6
離婚の経緯について詳細希望
まさかポリーンじゃないよな
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- 2014年07月16日 18:53
- 明日になーったーら…
バナナ食べっよーよ…
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- 2014年07月16日 19:26
- やっぱりファンキーコングがナンバーワン!
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- 2014年07月16日 19:40
- 中盤以降ずっとシリアスだったから終わるまで発端がホモだって事忘れてたよ
久々にウホウホドンキーくん読んでくる
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- 2014年07月16日 20:01
- ※8
声優ネタ
アニメ放映時は奥さんの役に惚れてる設定だったからいろいろ複雑だったらしいぞ
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- 2014年07月16日 20:54
- やまなし、おちなし
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- 2014年07月16日 20:58
- また以前のホモSSかとおもったらまさかの尻assか
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- 2014年07月16日 21:20
- 星に願うよ…いい夢みようよ…
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- 2014年07月16日 21:34
- そうだサイを掘ろう(提案)