パナマの独裁者だったノリエガ将軍。
アクティビジョンを訴えた模様。

■Ex-Panama dictator suing Activision over likeness in Call of Duty: Black Ops 2
http://www.eurogamer.net/articles/2014-07-16-ex-panama-dictator-suing
-activision-over-likeness-in-call-of-duty-black-ops-2

旧パナマ独裁者マヌエル·ノリエガは、Treyarchの一人称シューティングゲーム
「コールオブデューティー　ブラックオプス2」で、
彼の肖像を使用するアクティビジョンを訴えている。

ゲームではアレックス·メイソン、フランク·ウッズは、パナマシティの郊外にいるノリエガを追跡します。
以下のビデオで彼を見つけているシーンを見ることができます。

今、パナマに住んでいる80歳のノリエガは、2012年にリリーされたブラックオプス2で、
彼の画像を「経済的な利益のために露骨な誤用、違法搾取と横領」したとして、
アクティビジョンを訴えている。

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ブラックオプス2だと、メイソンとウッズに追いかけられたり
メネンデスに殴られ気絶と、たしかに訴えられかねない扱いだったような。
なんか小悪党って感じでもあったしな。
というか、許可とかとって無かったんですね。(ﾟθﾟ　)


記事によると、訴状はロサンゼルス郡上級裁判所に提出され、
こちらのページで詳しい内容を見ることが出来るようです。
http://www.courthousenews.com/2014/07/15/69523.htm

ノリエガの弁護団は、以下のように主張。
「ブラック・オプス2によって発生する人気と収益を増やす努力において、
被告は、認可または同意なしで、ブラック・オプス2で原告のイメージと肖像を使いました。

原告のイメージおよび類似の使用は原告に損害をもたらしました。
原告は敵として描写され、被告が原告のイメージおよび類似を使用することを認められるという誤りの印象を作成して、
多数の虚構の極悪犯罪の罪人として描写されました。
これは、原告にそれらがそうでなければ受け取っていなかったであろう利益を受け取らせました。」

早い話が、

勝手に悪党として使われた訴訟。

というお話し。


なお、現実でのノリエガ将軍は、

マヌエル・アントニオ・ノリエガ・モレノ（Manuel Antonio Noriega Moreno, 1934年2月11日 - ）はパナマ共和国の軍人、政治家で、1983年から1989年まで間は独裁者として君臨した同国の最高司令官（将軍）である。
日本の報道ではノリエガ将軍の通称で呼ばれた。

ブッシュ政権当時のアメリカ軍によるパナマ侵攻で失脚した。

1983年、パナマ軍最高司令官に就任。隣国コロンビアの麻薬組織（メデジン・カルテル）と結びつき、パナマからアメリカ合衆国へコカインなどを密輸するルートを私物化。さらに、反米国家のリビア人（カダフィ政権）やキューバ人に対してアメリカ合衆国の査証やパスポートを闇ルートで転売していた。1989年に大統領選挙に出馬したが、落選が確実になると軍をあげて選挙の無効を宣言。

しかしその5日後、麻薬の不正浄化や在パナマ米軍兵士の殺害、選挙結果の不履行を理由にジョージ・H・W・ブッシュ大統領による米軍のパナマ侵攻を受ける。圧倒的な物量差を前にパナマ国防軍は敗北する。戦闘による混乱の中彼は拘束され、麻薬密輸の罪で懲役40年(後に30年に減刑)の判決を受ける。フロリダ州マイアミで服役中だったが、模範囚であることを理由に刑期は短縮され2007年9月9日に釈放された。


【ウィキペディア】

結構な悪党じゃないっすかｗ。
ウィキにもありますが、CIAの協力者でもあったという部分が、
BO2でのネタ元なわけですな。
むしろゲームでの描かれ方はマイルドだった？。

たしかに許可もなく勝手にゲーム内のキャラクターとして描かれたってのは
まずかったのかもしれませんね。

ノリエガ氏は、損害賠償を求めているようですが、
アクティビジョンからの返答は無い模様。
日本でも有名なゲームでちょっとした騒動が起こっているようです。(ﾟθﾟ　)


コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア [字幕版]