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響「プロデューサー!温泉だぞ!温泉!」



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 07:31:41.90 ID:cnt6csEo0


P「こらこら、はしゃぐなって」

響「ねえねえ!ここ露天風呂もあるんだって!見に行こうよー、プロデューサー!」

P「まだ時間はやいだろー、ちょっと部屋でゆっくりしてからで」

響「ううー……わかったぞ」

P「そんな残念そうな顔するなって……後でじっくり入りに行こうな」

響「うん!」

P「…………んー…」

響「どうしたんだ?」

P「いやさ……なんで俺なんだろうなーって」

響「なにが?」

P「響が番組でもらった温泉ペアチケット券なんだから、相手を選んだのは響なわけだ」

P「なら、俺じゃなくて、貴音でもやよいでも……誰でも選べたわけだろ?」

響「うっ……そ、それは……」


ここまで考えた


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 07:48:56.35 ID:cnt6csEo0


P「なあ、どうしてなんだ?」ズイ

響「ちょっ、ち、近いぞぷろでゅーさぁ…っ!ど、どうしてって……うう……そんなの……はっ!そ、そう、そうだぞ!」ワタワタ

P「ん?」

響「ぷ、ぷろでゅーさーは、いつも自分のために…ち、ちがった……じ、自分と他のみんなのために一生懸命がんばってくれてるから…」

響「だから、その……感謝の……」

P「ふははっ、なーに顔赤くしてるんだよ」

響「へっ!?べ、べつに赤くなんかしてないぞ!」

P「そうはみえないけどなー」

響「あうぅぅ……」



こんな感じか


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 07:58:26.88 ID:cnt6csEo0


P「ごめんな、ちょっと意地悪なこと聞いちゃったな」

響「そ、そうだぞ……」

P「こらこら、下向くなって、俺はうれしかったよ、響が選んでくれて」ナデナデ

響「ほ、ホント!?」

P「ああ、ほんとだ………そうだな、せっかく久しぶりの休暇だ!一泊二日しかないけど、いっぱい楽しもうな!」

響「うん!えっへへへへ♪」

P「さーって、なにしようかね」

響「……って、あれ……一泊二日?」

P「そうだが?」

響「ってことは、と、泊まるのか!?プロデューサーと同じ部屋で!?」

P「ああ…?知らなかったのか?」

響「うぅ、うぎゃぁぁぁーっ!そんなの無理ぃぃ!」

P「どうして」

響「だ、だって……恥ずかしいよ……!」

P「なるほど」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 08:05:46.04 ID:cnt6csEo0


P「響、ちょっといいか」

響「な、なに?」

P「ふむ………よしっ」ギュー

響「ひゃあっ!?い、いきなり何するんだよー!」

P「どうだ?恥ずかしいか?」

響「あ、あたりまえでしょー!うぅ、もう離れてよぅ……っ!」

P「わかった、わかったからじっとしてろって」

響「なんなの!もぅ……」

P「これくらい恥ずかしいことやっとけば、一日一緒に寝泊まりするくらいなんとかいけるだろ?」

響「そ、それはそうかもしれないけど……っ…うううー……も、もっとやり方なかったのか!?」

P「顔真っ赤にしてモジモジしてたやつが、うだうだ言うんじゃない」

響「…………ぁ、ぁり、がと…」

P「何か言ったか?」

響「な、なんでもないぞ!ばかプロデューサー!」

P「んなっ、お前なぁ」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 08:26:33.59 ID:cnt6csEo0


P「それにしても、なかなか広くていい部屋だな」

響「そうだねっ!よーし!それっ!」ゴロゴロー

P「お前は小学生か…」

響「畳っていいよね、ぐりぐり~……自分のマンションはフローリングだからなぁ~……ぐりぐり~…」

P「あぁー顔を擦るな擦るな」

響「うぅ、もー、プロデューサー、ノリ悪いぞー!いっぱい楽しむって言ってただろー!」

P「……ふぅ…そうだったな」

響「むふふふっ、ほら、プロデューサーも横になってみてよ!ごろーんって!」

P「仕方がないなぁ」ゴローン

響「どうどう?気持ちいいでしょ?」

P「俺のアパートは畳なんだがな………まあ、そうだな、気持ちいいかはわからんが、なんかいいなこういうの」

響「何が言いたいのかよくわからないぞ」

P「一人だとなんとも思わないけど、響が隣にいるから楽しいよってことだ!」

響「そっか!それなら自分もそうだぞ!えへへ♪」


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 08:44:21.11 ID:cnt6csEo0


P「ちょっと早いけど、浴衣に着替えておくか?」

響「うん!やっぱり温泉と言ったら浴衣だもんね」

P「えーっと、この押入れかな……ん、あった、これか」

響「プロデューサー、見つかったか?」

P「ああ、見つかったよ。大人用と子供用があるのか……ふーむ、響は子供用だな」

響「あー!自分もう子供じゃないぞ!大人用のかしてよ!」

P「まあ、俺にとってはいいことだらけだが?……浴衣が簡単にはだけて、響のいけないところが……見え隠れ…」ジー

響「ちょ、ちょっとなんか目線がエロいぞ、プロデューサー……」

P「嫌なら、こっちにしときなさい」

響「うううー……わかったぞ…」

P「んじゃ、俺は部屋の外で着替えてくるなー」

響「……べ、べつにいいよ…部屋で着替えても」

P「えっ?けど響を部屋の外で着替えさせるわけにはなぁ…」

響「ち、違うぞっ!自分もプロデューサーも一緒にこの部屋で着替えればいいでしょ……」

P「」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 08:57:36.39 ID:cnt6csEo0


P「おまっ……何言ってるのかわかってるのか!?」

響「うっ……は、恥ずかしい事いってるのはわかってるさー…っ!」

P「俺は見るぞ」

響「な、なにを?」

P「響のいろんなところ」

響「へっ……そ、そんなのだめにきまってるだろー!プロデューサーこそ何言ってるんだよー!」

P「だってここで一緒に着替えるんだろ?それはもうOKってことじゃ」

響「せ、背中合わせで着替えればいいでしょ!うぅぅ、もう…!やっぱりプロデューサーはヘンタイだったんだな…っ!」

P「背中合わせでもじゅうぶんやばいじゃないか……」

響「……ぷ、プロデューサーはそんなに自分の裸が見たいのか…?」

P「見たい」

響「そ、即答なのか…………うう…ま、まあ、背中合わせなら…何かの拍子で振り向いちゃうことがあっても、し、仕方がないかも……」

P「えっ?」

響「と、とにかくあっち向いててよ!」

P「なんなんだよ…」


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 09:11:20.34 ID:cnt6csEo0


響「………ファサ……」

P「(やばいだろこれ……服脱ぐ音だけでもうやばい)」

響「……こ、こっち見ちゃだめだからね!」

P「わかってるって」

響「うぅぅ…………ファサ……シュル……」

P「恥ずかしいなら、やめときゃいいのに…」

響「う、うるさいぞ!」

P「へいへい」

響「…………あ、あれ……」

P「どうした?俺はもう着替え終わったが」

響「お、帯がない!」

P「あっ、渡すの忘れてたわ、すまん」

響「もー!なんで忘れるんだよー!」

P「お前がせかすからだろ…」

響「じ、自分がとりに行くから、プロデューサーはこっち向いたらだめだからなっ!」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 09:25:52.11 ID:cnt6csEo0


P「はいはい、足元に置いたからな」

響「う、うん……」クル

響「きゃあっ!?」

響「(脱いだ服に足がからまっ……!)」ドシーン

P「ど、どうした!?」

響「痛ってててて…………」

P「あっ……」

響「えっ……こ、こっち見ないでよーーーっ!!!」

P「ち、違うぞ響!俺はただお前が心配でっ」

響「……うぅぅ……、自分、ほんとに平気じゃないし…恥ずかしいんだよ……ぐすっ……」

P「響?」

響「う~…うわーん!」

P「な、泣いてるのか!?俺が悪いけどなんだかすごい理不尽な気がするっ!」


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 09:40:51.62 ID:cnt6csEo0


P「ごめんな響、ほんとにごめん」

響「見ちゃダメって言ったのに……!」

P「そうだけど……そもそも一緒に部屋で着替えるって言ったのは響で、それになんか匂わせるような発言もしてて……うっ…」

響「自分が悪いのか?」

P「……いや、俺が悪いけどさ」

響「うぅぅ……もう自分、恥ずかしくて死んじゃいそうだぞ……ぐすん……」

P「だから泣くなって!す、すごくきれいだったぞ!響!」

響「や、やっぱり見たんだー!うわーん!」

P「あー、もー!……そ、そうだ響!」

響「……ぐすっ……なに…」

P「卓球やるか?温泉と言ったら、浴衣に卓球だろ?なっ?」

響「……」

P「うっ…」

響「……やるぞ」

P「お、おう、じゃあさっそく借りにいこう!」


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 09:50:55.01 ID:cnt6csEo0


響「じ、自分は優しいからな!素直に謝ってくれたんだもん……もう許してあげるさー」

P「ほっ……」

響「それに……たしかに、自分も悪かったって思う……ごめんねぷろでゅーさー…」

P「よしっ!わかった!この話はもう終わりっ!楽しまないとなっ」

響「うんっ!けど……うぅぅ、やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしいぞー!」

P「卓球で運動してればそんなもの吹っ飛ぶさ」

響「そうだな…」

P「響ってたしか、小学校の頃、卓球部の部長だったんだよな」

響「そうだぞ!よく知ってるね、プロデューサー!」

P「そりゃ、響のプロデューサーだからな」

響「そっか!えっへへへへ……」


56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 10:02:36.90 ID:cnt6csEo0


響「うわーっ!見てみて!プロデューサー!うへへへ…なつかしの卓球台だぞ」スリスリ

P「お前はほっぺたを擦らないと気が済まないのか…まあかわいいからいいけど」

響「このちょっとひんやりした感じがいいよね!」

P「それにしても、卓球かー……学生の時以来だな」

響「まさか、プロデューサーも卓球部だったのか?」

P「ああ、まあな、ちょろっとだけだが」

響「うがーっ!プロデューサーをボロボロのボコボコにしてやろうと思ってたのにー!」

P「お前……さっきのは許してくれたんじゃないのか…」

響「えっ?あっ……あははははっ!じょ、冗談さー!冗談!」

P「まあいいか、手加減はしないからな」

響「うっ……こ、怖いぞプロデューサー……うぅ、もう、自分の計画が台無しだぁ…っ!」

P「おいっ」


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 10:16:57.41 ID:cnt6csEo0


P「仕方ない、サーブはくれてやる」

P「11点先取な」

響「よーし!行くぞプロデューサー!小学生の頃、切り裂きジャックと呼ばれた自分のサーブを喰らうがいいさー!」

P「お前…それわかってて言ってるのか……いやわかってるわけないか…」

響「なにぼそぼそ言ってるんだプロデューサー!隙アリ!そりゃー!」カカカッ

P「む、なるほど…なかなかいい回転だっ!だが…」カカッ

響「どりゃー!」カコン

P「ほいっ」カコン

響「それーっ!」カッ

P「なるほどな」カコン

響「これで、どうだー!」パコーン

P「おしいな」カコン

響「!浮いたぞっ、先取点は自分だなっ!プロデューサー!スマッシュさー!」パキーン

P「油断はいかんなぁ」カコン

響「い、今のも返すのかっ!?」


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 10:25:50.74 ID:cnt6csEo0


P「……カコン……カコン……」

P「(俺は気づいてしまった……)」

響「……はぁっ……はぁっ…」パコーン

P「(そう、さっきよりも響の浴衣がはだけていることに!)」

響「……う、うりゃー…!…はぁっ……!」ユサユサ

P「(付け加えると、動くたびに、ひびきっぱいが元気に揺れていることにだ)」

響「ふっふっふ、なんだかさっきより動きが遅くなってるぞ!プロデューサー!」

P「(そりゃ、見るのに必死ですし)」

P「おっと、まだまだ」カコン

P「(そうそうまだ終わらすわけにはいかんのよ、できるだけ左右に振ろう……よりはだけるように)」

P「(かつ、響が返しやすい場所にな)」カコン

響「…うあっ!?い、今のはギリギリだったぞ……」

P「うおっ!?たしかに今のはギリギリだったな!二つの意味で!」

響「二つ?なんのこと?」


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 10:39:26.86 ID:cnt6csEo0


P「(……いやー、けしからんな、まったく)」

P「卓球やっててよかったわー」

響「だ、だめだぁ…っ!もう足が…足が動かないぞ……」

P「なに言ってるんだ!アイドルはな、あきらめたらだめなんや!」

響「うがーっ!ていうかプロデューサーが強すぎるぞー!」

P「そうか?俺なんてインターハイに1回行ったくらいさ」

響「い、インターハイ!?それって、全国大会のことでしょ!?めちゃくちゃ強いじゃないかぁ!」

P「そうでもないさ、ほらっ、次はこっちだ」カコン

響「うううー……そりゃーっ!」スカッ

P「おしいっ!」

響「ぜんぜんおしくないだろー!」

P「いや、もう少しで……」


67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 10:50:25.70 ID:cnt6csEo0


P「(それにしても、さっきまで恥ずかしいとか言ってたやつとは思えんな…きづいたらまたうるさいんだろうけど…)」

響「……い、いつまで続けるんだ……」

P「俺が満足するまでだ!」

響「さっきのことなら、自分、謝るからさぁ……っ!」

P「いや、それはもういい」

響「えっ、じゃあなんで!……って、あれ、うぎゃぁぁ~っ!」ドシーン

P「響!?」

響「えへへへっ……また、こけちゃったぞ」

P「大丈夫か!?」

響「ぷぷぷっ、プロデューサー必死すぎだよ。大丈夫!ちょっと足がもつれただけさー」


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 10:55:42.16 ID:cnt6csEo0


P「見せてみろ!」

響「だ、だから…大丈夫だって」

P「いいから見せてみろ!」

響「ぷ、ぷろでゅーさー?顔が怖いよ?」

P「俺のせいだ……っ!くそっ…!なにやってんだ…」

響「なんで、プロデューサーは!悪くないぞ……」

P「浴衣、すこしめくるな」

響「へっ?ちょ、ちょと!」

P「どれ……よかった…あざとかはなさそうだな…」

響「うううー…もう!だから大丈夫だって言ってるでしょ…っ!は、恥ずかしいってば…っ!」

P「ちょっと触るからな」サワッ

響「んっ……!」


72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 11:11:43.84 ID:cnt6csEo0


響「太ももを撫でるなー!だ、だめだってぇ…っ!」

P「響!!」

響「ひゃいっ!?」

P「お前はアイドルだ……いや、アイドルの前に一人の女の子なんだ…例え足であっても心配しすぎなんてことはない」

P「それに俺はお前のプロデューサーだ…怪我をさせるわけにはいかないよ」

響「で、でも……」

P「とにかく、つづけるぞ」サワサワ

響「んっ……や、やっぱり恥ずかしいよ……っ!」

P「まあ、問題なさそうだな……とりあえず安心だ」

響「最初からそう言ってるだろー!!ほ、ほんとは自分の足が触りたかっただけなんじゃないのか!?」

P「なんとでも言え」

響「うううー……ヘンタイ…」

P「(やっぱちょろいな)」


74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 11:19:58.37 ID:cnt6csEo0


P「念のため、冷却スプレーだ、気持ちいいぞ」シュー

響「ひゃうっ!つ、つべたいぞ!……んん、あっ……けどたしかに気持ちいいね!」

P「だろ?……よしっ!ほら、立てるか?」

響「……む…今度は自分の手を触りたいのか?」

P「ああ、そうだよ」

響「うぅ……もう……」ガシ

P「よっと、大丈夫そうだな」

響「うん……その、プロデューサー…」モジ

P「ん?」

響「あ、ありがと!」

P「まあ、感謝したいのはこっちのほうだけどなー」

響「えっ?なんでだ?」

P「気にするな」

響「えー……なんか怪しいぞ!」


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 11:30:34.33 ID:cnt6csEo0


P「よしっ!それじゃあ、汗もかいたし!」

響「おんせんにっ…」

P「ジュースでも飲むか!」

響「ええっ!?この流れはどう考えても温泉でしょー!」

P「はぁ……」

響「なんでため息つくの!」

P「お前はわかってないなぁ……こういうのは、じらしてじらして、最後にもってくるんだよ」

響「うわぁぁん!なんでだよー!自分早く入りたいぞ!」

P「我慢した方が、温泉に入った時の喜びも増すってもんだ」

響「うーん……そうなのか?」

P「そういうもんなの!」

響「うー……わかったぞ」

P「まあ、響は思ったらすぐ行動するタイプだからなー」

響「もやもやするー!」

P「(もう少し、浴衣に汗だくの響を見ておかねばな……もったいない)」


79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 11:43:32.99 ID:cnt6csEo0


P「どれにしようかな……これにするか、響はどれがいい?」ガコン

響「えっ、自分で押すぞ」

P「そうか?」

響「(自分もプロデューサーと同じ奴がいいなー…うっ……でも、一番上かぁ……)」

P「どうした?あっ……まさか」

響「ちょ、ちょっと背伸びすれば届くぞ!」

P「そうですか」

響「よいしょっと……ピッ」ガコン

響「うぎゃーっ!」

P「なんだ?!」

響「間違えて隣の押しちゃった……」

P「はぁ……ったく、ほれ」

響「へっ…?」

P「こっちがほしかったんだろ?交換な」

響「あ、ありがと……」


82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 11:54:56.21 ID:cnt6csEo0


響「…って、これ!飲みかけじゃないか!」

P「一口だけだしいいだろ?」

響「ま、まあいいけど……」

響「(これって……間接、キ、キス……)」

P「飲まないのか?ぬるくなっちゃうぞ」

響「の、飲むぞ!」

響「うううー……それっ!」ゴクゴク

P「あっ、間接キスだ」

響「!?ブフォオオオオーー!!!な、なな、なに、いって」

P「おいおい、大丈夫か、口ぱくぱくさせて」

響「わ、わかってて!わかってて交換しようって!」

P「まあな」

響「うぎゃーっ!ヘ、ヘンタイだー!ヘンタイがここにいるさー!」

P「小学生じゃあるまいし、高校生にもなって間接キスくらいで騒ぐなよー」

響「く、くらいって……じ、自分がどれだけ……っ!あうぅぅ……うがーっ!もっともやもやするぞー!」


85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 12:06:27.89 ID:cnt6csEo0


響「なんだか、この旅館来てからずーっとプロデューサーにもて遊ばれてる気がするぞ……」

P「なんだそりゃ、気のせいだろ?」

響「そうなのかなー……もう、もやもやするし、疲れたし……プロデューサーそろそろいいでしょ?」

P「ああ、行くか!大浴場!」

響「やったさー!やっと温泉入れるぞー!」

P「露天風呂もあるんだったよな」

響「うんうん!楽しみだねっ!えっへへへへ」

P「はははっ」

P「(露天風呂があることなんて来る前から知ってんだよ……)」

P「(そして、その露天風呂ってのが……)」

響「ほーらーっ!プロデューサー!なんで突っ立ってるんだ?早く早くー!」

P「さて……」





ここまで長すぎた


91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 12:21:24.71 ID:cnt6csEo0


P「ん……?脱衣所に誰もいない…まあ、好都合か……」

P「2秒で脱ぐ」スッポンポン

P「よーっし」カラカラカラ

P「風呂場にも誰もいないのか……そういや、夜に団体の予約だけで、他はいないって言ってたな……」

P「まだシーズンじゃないしな、そういうこともあるさ、あるある」

響「プロデューサー!」

P「ん……?この声は響か、女湯からでも声通るんだな」

響「こっち、誰もいないぞー!プロデューサーの方はどう?」

P「ああ!こっちも誰もいないよ」

響「やっぱりそうなんだね!えへへへ……これって貸し切りってやつだな!」

P「うん、まあ違うが…言いたいことはわかる」

響「か~し~き~り~♪、貸し切りだぞー!……うわぁぁっ!!」

P「どうした!?」

響「ま、また、こけそうに……あはははっ…」

P「ったく……」


95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 12:32:11.57 ID:cnt6csEo0


響「ふ~ん、ふふん、ふ~ん♪」ゴシゴシ

P「鼻歌か……お気楽だな」

響「ふんふ~ん、ふん、ふんふふ~ん♪」シャワー

P「そろそろか…」

響「プロデューサー!、自分露天風呂入ってくるね!」

響「ここの露天風呂すごくおっきいみたいだから、プロデューサーも入っておかないと後悔するぞ!」

P「ああ……わかったよ、どっちが後悔するんだろうなぁ」

響「ん?何か言ったか?」

P「いや、ゆっくりつかってきな……」

響「うん!それじゃあね!」

P「よーし」


98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 12:43:59.01 ID:cnt6csEo0


響「うわーっ!ほんとにおっきいぞ!ここも貸し切りなんだよね……」

響「……」ウズウズ

響「ちょっと泳いでみたり……してみたい…」


ウワー!ホントニオッキイゾ

P「よし……入ったみたいだな」

P「この露天風呂が……混浴とも知らずに!!」

P「いざっ」カラカラカラ

響「一回やってみたかったんだよね!大きなお風呂で泳ぐの!みんなの前だと、子供だとか思われるからできなかったけど……今なら…」ザブーン

響「海とかプールとかで泳ぐのとはまた違う感じだなっ!」バシャバシャ

P「こらっ!風呂で泳ぐんじゃない!」

響「うぎゃっ!?ご、ごめんなさい!他に人いないと思って…つい!」

P「まったく、子供だな」

響「うっ……じ、自分は子供なんかじゃ…………………えっ………」

P「どうした響」

響「プ、プ、プロデューサー!?!??!」


100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 12:57:40.79 ID:cnt6csEo0


響「なんでプロデューサーがここにいるんだー!?」

P「なんでと言われても……だめなのか?」

響「だ、だめに決まってるだろー!?!?はっ…!み、見ないでよー!!こっち見ないでよー!!!」ササッ

P「いやー、ここに来るってことはてっきり見てもいいのかと…」

響「ここって……ここは女湯だぞ!!い、いくら人がいないからって、プロデューサーが入っていい場所じゃないぞー!」

P「女湯?何言ってるんだお前は」

響「なにって、だからここは女湯なんだぞ!」

P「あの字が読めないのか?」

響「えっ、なんのこと………ん……こ、こん、よく………こんよく?………混浴!??!?」

P「そうそう、ここは混浴なんだよ」ジー

響「ふぇっ…!と、とにかくこっち見るなー!!」

P「酒でも飲みながら見たいねこれ」


104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 13:22:53.62 ID:cnt6csEo0


P「まあ、いいじゃないかー、さっき部屋でもチラッと見ちゃったわけだし」

響「よ、よくないぞ!!!って、やっぱり見えてたんだな……うぅぅ…プロデューサー!男湯に戻ってよ!」

P「断る!」

響「ううっ…じゃあ自分が戻る!」バシャ

P「なあ、響」

響「もぅ、なんだよー!」

P「俺はさ……響と一緒に温泉に来れて、ほんとうにうれしいよ」

響「……」

P「それにすごく楽しいんだ……響といると、なんかこう元気がもらえてさ!たぶん響とじゃなきゃこんなに楽しめなかったんだと思う」

響「ぷ、ぷろでゅーさー…」

P「響は俺と一緒にいて、うれしくないか?楽しくないのか……ほんとにただ、感謝の気持ちだけで俺を選んだのか?」

響「そ、それは……!ちがうぞ…っ!感謝してるのは本当さー…それに、自分だって、プロデューサーと一緒にいられるのは、う、うれしいぞ!で、でも……やっぱりこんなの自分には無理だよぅ……!」

P「見ないようにするから、それにほら!湯気で視界は悪い!……だからさ、ちょっとだけ、一緒に入らないか?もちろん、ほんとに嫌ならいいさ、無理しなくていい」

響「ううう………………ちょ、ちょっとだけだぞ……」チャプ

P「(なんか説得できた……)」


106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 13:36:33.82 ID:cnt6csEo0


響「………………うぅ……」

P「ふはぁぁぁ……」

響「……な、なにか喋ってよプロデューサー!」

P「ん?なんだ、話してないと恥ずかしいか?」

響「う、うん………」

P「そんな頭だけ出して……俺なんて腰くらいまでしか浸かってないぞ」

響「ぷ、ぷろでゅーさーと一緒にしないでほしいぞ!」

P「なんで怒ってんだ」

響「怒ってない!」

P「いや、怒ってるだろ…」

響「怒ってないぞ!」

P「どうしたもんかね……」

響「ううー……ぶくぶくぶく……」


107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 13:46:19.06 ID:cnt6csEo0


P「それっ!」バシャ

響「うぎゃっ!?な、なにするんだよー!」

P「頭だけ出してるから、いい的だなぁ、こりゃ」

P「ほれほれっ」バシャバシャ

響「ひゃあっ!?わぷっ!?や、やめっ…!」

P「ほーら、響、やられてばっかりでいいのか?」バシャ

響「うぁっ!やめるさー!!!さっきのは訂正するぞ……やっぱり自分怒ってるぞ!」

P「ほー、怒るとどうなるんだ?」

響「へっ……そ、それはっ………うぅがー!とにかく、自分を怒らせると怖いんだぞ!」

P「全然怖くないなー」

響「うぐぐ……うりゃーっ!!」バシャーン

P「やったなこいつ!」

響「自分を怒らせるとどうなるか、思い知らせてやるさー!!」バシャー


110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 14:02:54.25 ID:cnt6csEo0


響「ど、どうだぁー……っ!思い知ったかぷろでゅーさー」

P「はぁ……はぁ……若いってのはいいな、ほんと……降参だ降参…っ!俺の負けだ」

響「ふっふっふっふ~、これからは自分の機嫌を損ねないように、もっと気をつかった方がいいぞ!」

P「ははっ…そうだな、ってか、丸見えだけど、いいのか?」

響「はぁ……はぁ………なんだかもう、どうでもよくなってきたぞ………自分も疲れた…」

P「そっか……でも、あれだな、響ってこっちのほうには抵抗ないんだな……意外だったよ」

響「こっち?」

P「恥ずかしい恥ずかしい言うから、てっきりこっちを見るのも嫌がるとおもってたんだけど」

響「こっちって何の話?」

P「いや、だからこれの話だよ、これ!」パオーン

響「……へっ…………それっ、えっ、あ、ああ!!!?!うぎゃああぁぁぁーっ!!??!?」

響「ううううー……っ!ヘンタイだー!!!うわーん!!!」

P「あー、損ねちまった機嫌」


111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 14:20:53.53 ID:cnt6csEo0


P「ふぅ………いやー、なんか露出魔の気持ちが少しわかった気がする……」

P「響は走って女湯に逃げこんじまった……」

P「でも、不思議と心は晴れ模様だ」


響「あ、あれ、あれっあれってぷ、ぷろでゅーさーの、ぷろでゅーさーのっ……!」

響「お、おお、落ち着かないと!ひっひっふー……ひっひっふー……ふはぁぁぁ…」

響「………モワーン……け、結構おっきかったような…………………って、なに想像してるんだよー!!自分のあほー!」ブンブン

響「か、体洗って上がるぞ……」

響「あうううー……」ワシャワシャ


115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 14:40:28.96 ID:cnt6csEo0


響「プロデューサー!!自分の頭をおもいっきり叩いてくれぇー!」

P「はっ!?風呂あがって早々何言ってんだ?!のぼせておかしくなったのか?」

響「さ、さっき見た、あ、アレを忘れたいんだー!もう記憶を飛ばすしか方法がないんだぞー!!お願いだぁっ!」

P「なに言ってんだ!等価交換だろ?」

響「と、とうか?なにいってるんだ?」

P「その混乱した頭でよーく考えてみろ」

響「プロデューサーが何言ってるかわからないぞ!」

P「まあ、聞け!俺は響の裸を見た、そして響は俺の裸を見た、な?等価交換だろこれって…」

響「そ、そうなのか?」

P「そうだな……それじゃあ、これならどうだ。響は作ってきたサーターアンダギーを春香にあげた、そして春香は作ってきたクッキーを響にあげた」

P「どちらも、作ってきたものをあげたんだ、よって等価交換が成立するわけだ。それと同じさ、頭の良い響なら理解できるだろ?」

響「おおっ!なるほど!まあ自分、カンペキだし!それくらい理解できるぞ!」

響「なら、忘れなくてもいいってことだな!よかったぁ…プロデューサーのおかげで、記憶を飛ばさずに済んだぞ!」

P「よかったな~」

P「俺も忘れないからな、今日のこの、一部始終を」


122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 14:58:53.65 ID:cnt6csEo0


P「おっ、全身マッサージ機か……それに自由にお使いください。ってことは無料なのか」

響「こういうのって無料なのが普通じゃないのか?」

P「そうでもないさ、旅館にもよるが、コイン入れて動く有料なのもあるよ」

P「ここは高級なところだし、無料なんだろうな」

響「そうなのかー、ねえねえ、自分ちょっと使ってみてもいい?」

P「おう、待っててやるさ」

響「よっと……あっ、座るだけでもふかふかしてて、気持ちいいさー!」

P「そうか?その横にあるボタン押すと動くぞ」

響「なんかたくさんあるぞ……適当でいいよね…えっと」ピッ

響「!?!?うう゛わぁぁぁぁっ!!!す、すごいぞプロデューサー!」グイーングイーン

P「なんだ、使うのは初めてなのか?」

響「じぃぃぃぶぅぅぅんんんんがぁぁぁなぁぁぁはぁぁぁひぃぃぃびぃぃぃきぃぃぃだぁぁぁぞぉぉぉ」

響「あはははっ!なんだか、扇風機の前で喋ってるときみたいだなっ!」

P「(かわいい)」


140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 16:23:34.01 ID:cnt6csEo0


響「うーーんっ!体が軽くなった気がするぞっ…っと!」

P「んじゃ、部屋もどるかー」

響「うん!ただちょっとお腹空いてきたかも…」

P「そうだな、もうそろそろそんな時間か」

響「ねえねえ、やっぱり料理も高級なのかなっ!」

P「そりゃもう、豪華だろうよ」

響「ふへへへへへへ……自分、待ちきれないぞー!」

P「えーっと、予約した時間まで…あと30分だな」

響「それ、今すぐにできないのか?」

P「無理言うなよ、あちらの都合もあるんだし」


「あー、困った、これは困った!」


響「ん?」

P「なんだ?なんだか、慌ててるみたいだな」


141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 16:28:10.87 ID:cnt6csEo0


P「あのー、どうかされたんですか?」

「困った!って、ああ、お客様!見苦しいところを」

P「いえ、気にしないでください」

「実は……夜に予約されている団体さん向けに、ちょっとしたステージを設けることになっていたんですが」

P「はぁ、それで?」

「ステージで歌うはずだった歌手の方が急遽来れなくなったっと、さきほど連絡がありまして」

「予約されたお客さまの方々は、これを大変楽しみにしていたので……どう埋め合わせをしようかと…」

P「なるほど……」

「って、こんなことをお客さまに話していても仕方がないですね」

P「(今日は仕事に来たんじゃない……そんなことはわかってる。しかしこんなことを聞いてしまった以上は…さて、どうしたものか……)」

響「プロデューサー?何を迷ってるんだ?」

「プロデューサー?」

P「響……お前」

響「いまここで何もしないんだったら、自分、いますぐアイドルなんてやめるぞ!」

P「!」


142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 16:29:21.84 ID:cnt6csEo0


「アイドル……?って、ま、まさか、君、我那覇響!?」

P「いやー、ばれてしまいましたか」

「あれ、ですがたしかお名前は……」

P「あははっ、偽名ですよそれは」

「そうでしたか…」

P「それで、どうです?うちの我那覇響をその埋め合わせに」

「そ、そんな!?埋め合わせどころか、いくらお金があっても……!」

P「もちろんお金はいりません、なにより当の本人がやる気になっちゃってますんで」

響「自分をそのステージにあげさせてほしい!絶対盛り上げて見せるさー!」

「助かります…っ!では、さっそく準備を」

響「はい!おねがいします!」


146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 16:34:43.44 ID:cnt6csEo0


響「でも衣装が浴衣って、なんだか新鮮だねっ」

P「ははっ、たしかにな、まあでもいいんじゃないか?それはそれで、響らしいよ」

響「そう?ありがと!行ってくるねっ!」

「演歌歌手とアイドルとじゃ、だめかと思いましたが…響ちゃんなら大丈夫ですよね」

P「えっ…演歌歌手!?さ、さすがに客層が違いすぎる……けどもう止められないぞ」



「それでは、ご登場していただきましょう。我那覇響さんです」



「我那覇響?ってあの我那覇響か!?」「アイドルの?」「予定と違うじゃないか」



響「はいさーい!自分、我那覇響だぞ!」



「本物だ!」「どうなってんだ一体……」ザワザワ



P「ざわついてる、無理もない……これはやばいな……」


147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 16:37:27.99 ID:cnt6csEo0


響「予定と違って、みんな戸惑ってると思う……けど、盛り上げるためにも、自分、精一杯歌って踊るぞ!見ててねっ!」



「響ちゃんの生ステージ!?」「ええ、実は私もファンなんですよ」「おお、あなたもですか!」



P「ざわつきが……なくなった、いや、これはむしろ…」



響「それじゃ、一曲目は――――――」



ワーワー ワーワー ワーワー!!!!!



P「そうか、響は元々、その元気なキャラで老若男女にうけるアイドルだったな……!」

「響ちゃーん!!!」

P「アンタもか……」

「おっと……」


149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 16:42:18.42 ID:cnt6csEo0


「いやー!すごかったです!ほんとに助かりました!」

P「いえ、するべきことをしたまでです」

響「むふふふ、そんなにすごかったのか!やっぱり自分はカンペキさー!」

P「ああ、完璧だった」

響「もっと褒めてもいいぞ!」

P「さすがはトップアイドルだな」ナデナデ

響「えっへへへへ……♪」

響「けど、まさか温泉に来て、ステージに立つとは思わなかったなー」

P「まったくだ……でも、どうだ?結構楽しかったんじゃないか?」

響「うん!やっぱり歌って踊るのは楽しいね!お客さんものってくれてたし!」

響「ぐぅ~~~~~~~」

響「うわぁっ!」

P「ははっ、そういや、夕食がまだだったな」

響「あははっ…さすがにもう限界だぞ……」クタクタ


150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 16:46:32.35 ID:cnt6csEo0


P「ふぁぁ、食った食った……!」

響「あ、あまりにおいしいから、ちょっと調子に乗って食べ過ぎたぞ……」

P「まあ、めったに食べられない高級食材ばかりだったしな、いいんじゃないか今日くらい」

響「そうだな……うっぷ……」

P「さーって、寝るにはまだ早いしなー、どうする響」

響「…た…食べた…あと……すぐに…寝ると……うしに、なっちゃう…ん……だぞ……」パタリ

P「響?」

響「スヤー……スヤー………」

P「一日中騒ぎっぱなしだったからな……」

P「おつかれさま……布団まで運んでやるか、うんしょっと……軽いなー」

響「えへへ……ぷろでゅーさー……むにゃ……」

P「なんという可愛いらしい寝顔に寝言……」


157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 17:08:14.08 ID:cnt6csEo0


響「………んっ……」

P「おー、響、起きたのか?」

響「……あれ…………自分、いつのまに寝て……」

P「寝ぼけてるとこ悪いが、着替えてくれるか?」

響「えっ……プロデューサーはもう着替えてるんだな……」

P「もうすぐチェックアウトの時間だからなー」

響「………えぇっ!?う、うそ!」

P「ほんとだ、さぁ着替えた着替えた」

響「ど、どうして起こしてくれなかったんだよー!」

P「そりゃあ、な……あんなに気持ちよさそうに寝てるんだもの……気が引けてなぁ」

響「うぎゃぁぁ~っ!もう一回、露天風呂入りたかったのに!」

P「混浴だぞ?」

響「はっ!……そ、そうだったぞ……」

P「それに俺以外が響の裸を見るなんて許されんからな!」

響「そ、そうだ……プロデューサーに見られたんだった………うううー……今になって恥ずかしくなってきた……っ!」


158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 17:10:22.88 ID:cnt6csEo0


響「あれっ……これ、もうひとつ布団がすぐ隣に敷いてあるけど……」

響「ま、まさかプロデューサー、隣で寝てたの?」

P「当たり前じゃないか」

響「じ、自分に変な事したな!」

P「いや、むしろお前から抱きついてきたぞ」

響「えぇっ!?」

P「いやー、さすがに理性を保つのに苦労したわー」

P「寝返りするたびに浴衣がはだけるわ、抱きつかれるわでもう……」

響「う、うそだぞ!そんなの信じないからなっ!」

P「一応、撮っておいたけど、見るか?」

響「なっ!なんで撮ってるんだよー!」

P「これは小鳥さんに渡す約束があるんでね、すまんな」

響「ピヨ子にだけは絶対だめぇ~!」

P「うおぉぉ、これなんて、ギッリギリだなぁおい」


161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 17:29:44.33 ID:cnt6csEo0


響「ううー……言いたくないけど…あんまり、休めた気がしないかも…」

P「まあ、そうかもなー」

響「あっ…も、もちろん楽しかったぞ!それは嘘じゃないぞ!」

P「なるほど、ってことは半分満足ってわけだ」

響「うーん…そうなのかなぁ」

P「今度はみんなで来るか」

響「みんなでか~!いいね!絶対楽しくなると思うぞ!…………で、でも…」

P「どうした?」


162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 17:31:09.72 ID:cnt6csEo0


響「自分は…またプロデューサーと二人で来たいかな……!」

P「!……それはまたどうして」

響「だ、だって、みんなで来たら満足するに決まってるし、この不満を埋めるにはプロデューサーとじゃなきゃ意味がないっていうか……」

P「お前……俺のこと好きだろ?」

響「な、何言いだすんだよー!いきなり!そ、そんなこと一言もいってないだろー!」

P「ほーん」

響「な、なに!言いたいことがあるなら言ってよ!」

P「べつにぃ」

響「うがーっ!なんなのもー!」




終わりだ!


168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 17:34:42.57 ID:naCHWWka0


乙!



173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/24(月) 17:49:36.82 ID:98oS/hwC0


大変素晴らしいスレでした
乙!