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コナン「ハンバーグ工場の工場見学か……」


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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 00:42:03.17 ID:x9Vt5p9q0


コナン「ふーっ、バスに揺られて……何時間だ? ようやく着いたな……」

元太「へへへ、楽しみだぜ!」

歩美「もう、どうせお昼にハンバーグが出るからでしょ!」

光彦「僕としてはハンバーグを作る機械がやはり楽しみですね」

光彦「後で一年生全員がくじ引きして、当たりを引いた一人だけが機械を間近で見ることができるんだそうです」

灰原「当たるといいわね」

光彦「ええ! こう見えてもクジ運は良い方ですから、きっと当ててみせますよ!」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 00:46:45.17 ID:x9Vt5p9q0


小林「はーい、みんなー、ちゃんと整列してー」

小林「こちらが、今回みんなに工場を案内してくれる阿笠博士です」

阿笠「ほっほ、よろしくのう、みんな」

コナン「え?」

歩美「何で阿笠博士が!?」

阿笠「フフフ……実はこの工場に使われているマシンはワシが開発したものなんじゃよ」

光彦「本当ですか!?」

阿笠「ああ、特に肉を挽肉にするマシンは凄いぞ! 骨まで砕く威力じゃ!」

阿笠「まあ骨なんぞ入ったら異物混入として扱われ売り物にならず廃棄になるがのう」

元太「じゃあそんな威力にする意味ねーじゃねーかよ」

灰原「ただ威力の高いマシンを作りたかっただけかしら?」

阿笠「む、むう、痛い所を突かれたのう……」

 \HAHAHA/


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 00:50:40.29 ID:x9Vt5p9q0


阿笠「さあ、ではみんなに工場を案内していこう」

阿笠「ここから見えるあのマシンが挽肉を作るマシンじゃ」

歩美「わぁー、すっごくおっきいね!」

阿笠「ああ、大量の肉を一気に放り込み、大量の挽肉を作れるようにするため、非常に大きなマシンになってしまった」

阿笠「そしてマシンの横には窓がついており、挽肉がどうなっているかを見ることができる」

阿笠「まあ後でちゃんと精密検査をするが、この窓を見た時点で異物が入ってないか、ちゃんと挽肉の状態に作れているか、などをある程度確認できるんじゃ」

コナン「へぇー」

元太「でもこんなでけぇマシンじゃ人間も入れそうだな」

阿笠「これこれ、怖いことを言うでない」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 00:55:16.25 ID:x9Vt5p9q0


阿笠「そして挽肉はあのマシンの先端から一定量がベルトコンベアの上に落とされ」

阿笠「第一チェックマシンを通して異物が入っていないかを精密確認」

阿笠「その先にあるあのマシンで形成・味付け・追加材料の混入などを行う」

阿笠「さらに第二チェックマシンを通してさらに異物混入をチェックし」

阿笠「焼いたりソースを付けたりとまあ色々してパックにしてレトルトハンバーグの完成じゃ」

灰原「あれ……何か急に説明適当になってない?」

コナン「まあ挽肉マシンだけ見せたかったんだろうな。多分あのデカさ的にアレが一番自信作なんだろ」

阿笠「さあ、ではそろそろみんなにクジを引いてもらおう!」

阿笠「このクジで当たりを引いた子は」

阿笠「特別にあのマシンを間近で見せてあげよう!」

 \わーい!/


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 00:58:16.34 ID:x9Vt5p9q0


阿笠「さあ、みんなクジの紙を引いたようじゃな」

阿笠「じゃあみんなで紙を開いてみよう!」

 ザワザワ ボクハズレー ワタシモー

光彦「どれどれ……」

光彦「……あっ」

光彦「やった! 当たりです! 博士! 僕当たりましたよ!」

阿笠「おおー、光彦君か! 運が良いのう!」

コナン「すげえな。ホントに当たりを引きやがったぜ」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 01:00:41.05 ID:x9Vt5p9q0


阿笠「よーし、光彦君、しっかり白衣と帽子とマスクとか色々なモノの着用、それに消毒は済ませたかの?」

光彦「ええ、バッチリです!」

阿笠「ではマシンのそばへ行ってみよう!」

光彦「はい!」



歩美「いいなー、光彦君」

元太「俺たちこの廊下の窓から見てるだけかよー」

コナン「まあ、光彦を置いて見学を進行するわけにもいかねーしな」

歩美「えー、いっそ光彦君放置でもっと工場の奥行きたいよー」

灰原「ま、まあまあ……」


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 01:02:46.34 ID:x9Vt5p9q0


光彦「うわぁ、本当に大きなマシンですね!」

阿笠「うむ、ワシも全力を尽くして開発したからのう!」

光彦「あの上の方にある穴から肉を入れて挽肉にするんですね!」

阿笠「そうじゃ! せっかくじゃから上の方に登って覗いてみなさい!」

光彦「いいんですか!?」

阿笠「ああ、そこにあるリフトに乗れば上から覗き込むことができる」

光彦「これですね! よいしょっと」

 ガコン ウィーン


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 01:05:30.79 ID:x9Vt5p9q0


ウィィィィィ

光彦「うわぁ! 上から見るとまたすごいですね! お肉がぐっちゃぐちゃにされて挽肉になっていく様子が見えますよ!」

阿笠「ほっほっほ、そうじゃろうそうじゃろう」

阿笠「威力は抜群じゃから、硬い肉も柔らかい挽肉に早変わりじゃ」

光彦「もっと近くで見たいです!」

阿笠「そうかそうか! じゃあリフトを操作してっと……」

 ウィーン

光彦「うーん、どうもこのリフト動きが遅いんですよね」

光彦「待ちきれないのでここからこうして身を乗り出して……」

光彦「あっ」

阿笠「あ」

コナン「あ」

元太「あ」

灰原「あ」

歩美「あwww」


71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 01:07:28.65 ID:x9Vt5p9q0


べちっ

光彦「うわっ、し、しまった、マシンの中に……」

 ぐぃん

光彦「ひっ!? あ、脚が……」

 ぐぉんぐぉんぐぉん

光彦「あ、うわ、ま、待ってくださ……」

 ゴキン!!

光彦「うぎゃああああああああああああ!!」



コナン「み、光彦ォォォォォオオオオオオ!!」


84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 01:10:28.33 ID:x9Vt5p9q0


小林「つ、円谷君が!」

灰原「挽肉マシンの中に!」

 ゴキ ベキ グチャ ガギン

光彦「うああああああああ脚が、脚が!! あっ、がっ、あああああああ!!!!」

コナン「博士! 早くマシンを停止させるんだ!」

阿笠「わ、わかっとる!」

阿笠「えーと確かこのスイッチを……」ポチ

 グギベキゴキガギグチャゴキパキゴリグキペキ

光彦「うぎえええええええええええええええええええええええええええええええ!!」

阿笠「しまった! これはマシンの加速スイッチじゃった!!」


92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 01:14:47.37 ID:x9Vt5p9q0


光彦「あ、おお、あ、あばべぶごべががががががががが」

 ゴキゴキゴキゴリゴリゴリゴリベキパキポキグチャ

歩美「み、光彦君がどんどん挽肉になって行ってるゥ―――――!!wwwwwwwwwww」

元太「おっ、例のマシン横の窓から光彦の靴の破片っぽいのが見えるぜ!」

灰原「挽肉自体も円谷君の血で妙に赤い色になっていくのが見えるわ!」

コナン「何やってるんだ博士!!!」

阿笠「す、すまん」

コナン「もういい! 多分もう手遅れだから諦めよう!!!!」

阿笠「そうじゃな!!!」


99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 01:16:47.58 ID:x9Vt5p9q0


光彦「あ、諦めないでくだおぼぼああああががぐげえええええええええええええ」

 ガリガリガリグコゲキゴゴゴガガガガガガガ

光彦「えええええああああああああごおおおおおおおおおお」

 ガガガガガガガガガ ゴキン

光彦「ごっ」

 ゴキンガキン ガキンガキン

 ベキン

 ぐぃんぐぃんぐぃん

 ぐぃんぐぃんぐぃん

 ぐぃんぐぃんぐぃん


104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 01:18:52.69 ID:x9Vt5p9q0


阿笠「えーっと……あっ、マシン横の窓から毛っぽいのが見えてきたぞ」

阿笠「これは光彦君の髪の毛じゃな」

阿笠「ん? これはぐちゃぐちゃになった眼球かのう」

阿笠「おおっと、こっちは脳じゃ! プリプリとしてて美味そうといえば美味そうじゃわい」

阿笠「それから……ああ衣服の破片とかも普通にまざっとるから何かもう肉には見えんのう」

歩美「生ゴミじゃないのそれ」

阿笠「確かに」


112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 01:22:27.99 ID:x9Vt5p9q0


阿笠「いやはや……何と言うか……」

阿笠「すまん」

小林「すまんじゃないでしょう! 子供が一人死んだんですよ!!」

阿笠「いやホントにすまん」

小林「しかもこんなハンバーg……生ゴミになって!」

灰原「えっ、そこそっちに言いなおすの?」

小林「マシンの発明者として何か責任とか感じないんですか!?」

コナン「待ってよ小林先生! 死んだのは光彦だからいいじゃん!」

小林「確かに!!!!!!!!!!!」


121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 01:27:06.99 ID:x9Vt5p9q0


小林「すみません阿笠さん、少し熱くなりすぎました」

阿笠「いや、ワシにも少しだけ悪い所はあったじゃろうし、特に気にしはせんよ」

小林「ありがとうございます」

阿笠「さーて、この大量の光彦君入りハンバーグじゃがどうしようかのう」

阿笠「せっかくじゃからみんなで食うか?」

コナン「いやぁ俺は遠慮しておくぜ」

灰原「私もいらない」

歩美「捨てたい」

元太「うーん、じゃあ俺が全部食って処分するかな」

阿笠「おお、助かるよ元太君」


125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 01:29:10.78 ID:x9Vt5p9q0


元太「ガツガツガツ ゲフーッ」

コナン「味はどうだ元太」

元太「クソマズい!!!!!!!!!!!!」

コナン「だよな」

元太「まあ昼になったら普通のハンバーグが食えるんだろ? それで口直しするぜ」

阿笠「まだ食えるのか……すごいのう」


126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 01:32:08.06 ID:x9Vt5p9q0


数時間後

阿笠「ではみんな、これで今日の工場見学はおしまいじゃ」

コナン「博士はまだ工場で仕事か?」

阿笠「ああ、光彦君が混ざったマシンを清掃しなければならん」

コナン「そうだな、あのままじゃ使えないもんな」

歩美「まったく光彦君のせいで大迷惑だね!」

 おわり


127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 01:33:22.11 ID:FhdFz+RG0


元太すげぇ



128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 01:33:40.97 ID:Nsk5F0/O0





131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 01:36:57.11 ID:hEF+myGF0


王道



134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/05(土) 01:45:31.76 ID:ViMw7X9s0


昨日だか一昨日はミキサーに入ってたよな






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