TVアニメ『スターダストクルセイダース』第15話「正義その2」感想
今回は、ポルナレフがとんでもなくいやらしい目つきでエンヤ婆を言葉責めしまくっていたら
一転攻勢に回ったエンヤ婆がポルナレフに汚いところを舐めさせたかと思いきや
後半では承太郎まで加わり、何かを吸ってエンヤ婆の顔を真っ赤にさせて泡を吹かせて失神させる回です。
それでは第15話「正義その2」感想です。よろしくお願い申し上げます。
ポルナレフ~ぶち殺してやりたい
今回の開始早々の第一声がこれ。非常に殺伐とした始まり方です。
しかしながらこのエンヤ婆、J・ガイルの母親だけあって(?)非常に口汚いです。ポコチン、キンタマ朝飯前。
他に家族はいねーのかい 息子さんとかよ
エンヤ婆の地雷を踏みまくるポルナレフ。
10年近く修業している間、もしかして人付き合いを立っていたのでしょうか。中々、人の機微を読めません。
家族っていいよなぁ~
ガンガン地雷を踏みつけながらも、なおも止まらぬポルナレフの暴走。
しかしながら、この後の「小さいころに母親を亡くした」発言や妹の事を考えると
ポルナレフにとても叶わなかった理想の家族像を語っているのだとしたら、ちょっと切ない場面でもあります。
チャリオッツと剣戟を交えるエンヤ婆
普通のハサミでスタンドを攻撃できるのか? とも見えるシーンですが
実際はポルナレフがスタンドでハサミを防御していると考えるべきなのでしょう。
それよりも剣の達人スタンドとハサミで切り結ぶエンヤ婆の身体能力の高さが光るシーンです。
ポルナレフを追いかける脚力もさることながら本当に老婆とは思えぬフィジカルの凄さ。
第4部では魔女エンヤ婆と呼称されるのも納得です。やはり母は強しと言うことなのでしょうか。間違った強さですが。
一方のポルナレフがエンヤ婆の正体に驚いて泡を食っていたという事もあるのでしょうが
そうだとしても10年修行している間にメンタルは磨かなかったのかと、トイレの中で問い詰めたいところです。
逃げるッ
形勢不利と見て、すぐさま逃げの一手を打つポルナレフ。
ようやく落ち着きを取り戻してくれたようですが、逃げた先が悪くトイレに閉じ込められます。
チャリオッツは基本的に剣で切り付けるスタンドであるため
壁や鉄格子を破壊するほどのパワーは無いようです。ヴァニラ戦では成長してたのか普通に壁を壊しますが。
エンヤ婆についでのように殴られるホルホース
この後もジャスティスゾンビに紛れて背景で這いずり回っていたりと
ホルホースは視聴者に微妙な笑いとツッコミどころを提供してくれています。
ちくしょう きたねぇ便器だぜ
原作漫画では便器こびりついた「どう見てもウンコ的なもの」が描かれていましたが流石にアニメでは汚物はNG。
最近出てこない黒塗りで修正とかされていたら、それはそれで酷いことになっていたと思いますが。
舐めるようにだよぉおおん れろれろれろれろ
アニメスタッフが暴走したのか、やけにエンヤ婆のレロレロが強調されてました。
老婆の巧みな舌使いに、果たして喜ぶ人はいるのでしょうか。確かに笑えるシーンではありますけど。
それだけは(ポルナレフ号泣)
アヴドゥルが死んで以来のマジ泣きのポルナレフ。確かにこれは泣くしかない。誰だって泣く、俺も泣く。
Tenmei Kakyoin
原作でも特に触れられることなかったTenmei表記。Qtaro同様にエンヤ婆へのトラップだったのでしょう。
宿帳を確認しなかったエンヤ婆のミスですが、アニメでは前回、承太郎が記帳するシーンでは
ポルナレフの「俺はポールだからな」と言うつまらない冗談にエンヤ婆が付き合っていたため
宿帳への書き込みを見られなかったというような表現がオリジナルで挿入されていました。
ポルナレフも少しは役に立っていたのですね。
拳で殴れるか 剣で切れるか 銃で撃てるか
エンヤ婆が自らの霧のスタンドの無敵さを誇った際の表現。
仮に「炎」だったら…? と考えずにはいられません。やはり跡形もなく蒸発させられていたのでしょうか。
逃げる必要はないな
速攻、逃げの一手を打ったポルナレフとは異なり余裕の承太郎先輩。
逃げはジョースター家の伝統でもありますが、あくまで最終手段。勝算があるならガンガン戦います。
その結果、エンヤ婆は窒息して失神。倒れ方がちょっと可愛い。
流石に敵とは言え、主人公が老婆を殴り倒すのは少年漫画的にも問題だったのでしょう。
オホン オホン ベンキ
トイレで災難にあって便器を舐めさせられた男ポルナレフ。
この彼のイメージはジョースター一向に延々と弄られることになります。
どれだけ弄られるかと言うと、この後再起してきたアヴドゥルにまで周知徹底されるという生き恥。
と言いますか、そもそもジョセフに承太郎がこの事を教えたという事ですから
承太郎は何気にポルナレフが便器を舐めさせられる場面を、聞き耳なりスタプラの遠目なりで
見物していた可能性が出てきます。おそらくは敵スタンド使いの能力を見極めようとしていたのでしょう。
情報を得るためには仲間が便器を舐めさせられるのを傍観する承太郎、
やはり無敵のスタープラチナの根幹は、そのパワーとスピードを操る本体の冷静な決断と判断力なのですね。
ポルナレフが便器を舐めたことを自分で承太郎に話した可能性もありますが
その場合、意外と承太郎先輩は口が軽いということになりかねません。
いや、承太郎さん的には便器を舐めたことぐらい、そう大したことないと思って話していそうです。
どちらにしても承太郎さんはスゴイやってことで、今回の感想はお終いです。ありがとうございました。