モバP「アイドルサバイバルin無人島!」
- 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/22(火) 21:21:00.59 ID:Ofc1s/fJo
~1日目~
水本ゆかり「無人島で2週間サバイバル生活と聞いたときは心配しましたが……」
緒方智絵里「食材とキャンプ用品一式準備してくれてるし、サバイバルというよりキャンプみたいですね」
五十嵐響子「……そんなに甘くないかも」
智絵里「どうしてですか?」
響子「よく見たら食材ってお米と調味料だけです」
響子「それも、2日分くらいしか無いみたいです」
智絵里「ええっ!?」
響子「まゆちゃんも料理好きですよね? 私はこの量だと2日分と思うんですけど」
佐久間まゆ「うーん、5人分だと……そうですね、2日くらいだと思います」
ゆかり「1食あたりを少なめにしたらどうですか?」
まゆ「……それでも、3日分になるかどうか」
まゆ「全く食べない訳にはいかないですし」
響子「それに撮影してるわけだから……あんまりみっともないところを見せるのも、ね?」- 2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/22(火) 21:21:47.22 ID:Ofc1s/fJo
P「……」サツエイチュウ
智絵里「節約したらダメでしょうか?」
P「多少はいいけど、腹ペコで朦朧とした姿なんて事務所NGだぞ」
P「見るに耐えない状況になったら強制終了。衛星電話で連絡してすぐ迎えに来てもらう」
まゆ「電話つながるんですか?」
P「使うのは定期連絡と迎えを呼ぶときだけだけどな」
ゆかり「せっかくなのでお聞きしたいんですが」
ゆかり「アイドルが太平洋の無人島でサバイバル生活、という特番をするのは良いんですけど、なぜ私達なんです?」
P「不満?」
ゆかり「ではなくて、もっと適任者がいるのでは……と」
響子「サバイバル力の高そうな」
P「それだと面白くない……って番組Pに言われてさ」
智絵里「逆に私達じゃサバイバル経験無さ過ぎて、番組が成り立たない気がします……」
P「番組の都合上、俺があれこれ手伝うのはNGだけど、アドバイスくらいならするから」
まゆ「来てしまった以上、今更文句を言っても仕方ないですね」
- 3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/22(火) 21:22:21.93 ID:Ofc1s/fJo
ゆかり「寒い地域じゃないのは幸いですが……危険な野生動物はいないのでしょうか?」
P「それは事前に調査してるから大丈夫。あと、食料も割と豊富なはずだから」
P「ちゃんと魚釣ったり木の実を集めれば、事前に用意した食材節約しなくても大丈夫だよ」
まゆ「ああ、やっぱり……番組的にも、それを望んでるんですね」
P「そんな感じで、状況確認はもういいかな? 俺はなるべく撮影に専念するから」
まゆ「はい、分かりました」
響子「2週間かあ……短いようで長そう」
智絵里「2週間……あっ」
ゆかり「智絵里ちゃん、どうしたの?」
智絵里「い、いえ、なんでもないです」
まゆ「なにか気になること?」
智絵里「本当に、大したことじゃないですから」
響子「言いたくないなら無理にとは言わないけど……」
響子「これからしばらく一緒なんだから、なるべく一人で抱え込まないでね?」
智絵里「あ、あぅ……本当にたいしたことじゃないんですよ。ただ……」
- 4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/22(火) 21:22:54.66 ID:Ofc1s/fJo
智絵里「エナドリチャージプリキュアが見れないな、って…………」
響子「プリキュアって……あはは、智絵里ちゃんってば」
ゆかり「くすくす」
まゆ「ふふっ」
智絵里「だから、たいしたことじゃないって……」///
まゆ「ふふふ、笑ってごめんなさい。でもなんだか和みました」
響子「ホントホント。目先の食べ物の心配してたのに、急にプリキュアとか出てくるから」
P(智絵里のおかげでみんなに笑顔が戻った)
ゆかり「私も見てますよ、プリキュア。面白いですよね」
智絵里「わあ、そうなんですか?」
まゆ「同年代の女の子なら、誰でも一度は見たことあるんじゃないですか?」
智絵里「じゃあ今度、思い切って他のみんなにも聞いてみようかなぁ、ふふ」
- 5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/22(火) 21:23:22.59 ID:Ofc1s/fJo
ゆかり「……今ふと思い出したんですけど」
響子「ええ」
ゆかり「菜々ちゃんが、小さい頃はセーラームーンを見てたって……」
P(あの人はまた墓穴をほって……)
響子「セーラームーンって、最近20周年でリメイクやってたような」
『…………』
まゆ「……再放送でしょうか?」
智絵里「そうですよねぇ、生まれてないはずですし」
P(あれ? この4人って、もしかして全員天然?)
P(…………いや、ピュアなだけだよな、うん)
- 7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/22(火) 21:24:13.01 ID:Ofc1s/fJo
・
・
・
P「俺のテント、別に用意してあるんだけど」
響子「初日だけ私達と一緒に寝てくださいよぉ……心細いです」
P「んー……番組スタッフには内緒だぞ」
響子「はい♪」
P「あ、今の部分削除しないと……これでよし」
P「じゃあ初日の成果はどんな感じかな?」
響子「えっと、私とゆかりちゃんはPさんに釣りの仕方を教えてもらって、魚を2匹釣りました」
まゆ「1日かけて2匹だけ?」
響子「釣り竿の使い方覚える時間のほうが長かったので、明日はもっと釣れると思いますよ」
ゆかり「釣った魚は早速今日の夕食としていただきました」
ゆかり「と言っても料理したのは響子ちゃんとまゆちゃんですが……」
智絵里「料理の得意な2人がいて助かりましたね」
ゆかり「任せて大丈夫ですか?」
- 9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/22(火) 21:25:02.86 ID:Ofc1s/fJo
響子「2週間なら、私達2人でこなせると思います」
智絵里「もしもっと長期間だったら、私達もある程度覚えないといけないですね」
智絵里「2人が料理できないときもあるだろうし」
P「智絵里とまゆは今日何をしてたのかな?」
智絵里「東の森に入って木の実や果物がないか探しました」
まゆ「ただ残念ながら、大したものは見つからなかったです……」
まゆ「明日は南の方に行ってみようと思います」
P「現状でなにか気づいたことある?」
響子「特には……」
P「初日の感想とかでもいいよ」
ゆかり「探検服かわいいーなんてはしゃいでいたのが遠い過去のように思えます」
響子「港で着替えさせられたとき、嫌な予感したんですよねぇ……」
響子「Pも、いかにもアウトドアって感じの格好だったし」
P「……実は、企画段階では撮影も4人でやってもらう予定だったんだけどな」
- 10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/22(火) 21:25:37.65 ID:Ofc1s/fJo
智絵里「それって、この島に私達4人だけになったかもしれないってことですか?」
P「うん。でもそれはさすがに危険だろうってことで、俺も同行することになったんだ」
智絵里「うう、良かった……」
まゆ「さすがですっ。Pさんが一緒なら、私達頑張れます」
P(この4人は特に、俺が仕事に付き添ったときのモチベーション高いんだよなぁ)
智絵里「ふわ……眠くなってきました」
ゆかり「普段ならきっとまだ起きてる時間でしょうけど……私も眠いです」
響子「明日に備えて早めに寝ましょうか」
P(やっぱり5人だと狭いなぁ……身体が密着してる)
P(くそう……意識してしまって眠れん!)
- 11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/22(火) 21:26:11.48 ID:Ofc1s/fJo
~2日目~
ゆかり「智絵里ちゃん、何読んでるんですか?」
智絵里「サバイバル読本です。食べられる野草とか載ってるんですよ」
智絵里「キャンプ用品の中に入ってました」
ゆかり「そんなものまで……」
智絵里「実は昨日、キノコは見つけたけど食べられるか分からなかったんです」
智絵里「この本を持っていけば、その場で判断できそうです」
ゆかり「輝子ちゃんがいたら……キノコのことは任せられたでしょうね」
智絵里「ふふ、そうですね。あと、魚詳しそうな七海ちゃんとか……」
ゆかり「趣味が生活の役に立つって素晴らしいですね」
ゆかり「私はフルートがないと何も出来ないし、生活の役に立つことも……」
智絵里「私の四つ葉のクローバー集めだって、大した役には立たないですよ」
智絵里「そもそもこんなサバイバル生活なんて、普通に生活していたらまずありえないですし」
- 12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/22(火) 21:26:47.83 ID:Ofc1s/fJo
ゆかり「でも私……料理のできる2人が羨ましくて」
智絵里「趣味が役に立っているから?」
ゆかり「それもありますけど、自分の手料理をPさんに食べてもらえるじゃないですか」
智絵里「だったら、ゆかりちゃんも料理覚えれば良いんですよ」クスッ
智絵里「私も一緒にお願いしますから、料理手伝わせてもらいましょう」
ゆかり「あ……そうですよね。そんな簡単な事、どうして気づかなかったのかしら」
智絵里「現状は料理と言ってもお米炊いて魚を焼くくらいですからね……」
智絵里「せめてカレーとか作れれば手料理ですって胸張って言えるんですけど」
ゆかり「なら食材探し、もっと頑張らないといけませんね」
- 14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/22(火) 21:27:25.81 ID:Ofc1s/fJo
~3日目~
まゆ「はっだっかーになっちゃおっかなー」
ゆかり「なっちゃえー」
響子「はっあっとーみせちゃおっかなー」
智絵里「みせちゃえー」
まゆ「生まれたてーのジュエルはピンクー……あっ、川ですよ」
響子「うわあ、小さな滝になってる。綺麗……」
智絵里「水も透きとおってて……飲み水にできそうです」
ゆかり「テントからも割と近いですし、良い場所を見つけましたね」
響子「それにお風呂は無理だけど、ここで水浴びできるんじゃないですか?」
『!!』
まゆ「ようやく身体の汚れを落とせる……っ!」
智絵里「海水はベタついていまいちでしたからね……」
響子「ついでに服も洗いましょう!」
P(このテンションの上がりっぷりといったら……よっぽど辛かったんだなぁ)
- 15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/22(火) 21:27:58.01 ID:Ofc1s/fJo
ゆかり「でも、どうやって洗います? まさか着たままというのも……」
智絵里「あぁ……着替えが無いんですよね」
P「はっだっかーになっちゃおっかなー」ボソ
まゆ「や、やっぱりそれしか……?」///
ゆかり「Pさんも身体洗いたいですよね?」
P「うーん、あとでも良いけど」
響子「じゃあ……私達、ここで身体と服を洗うのでしばらく別行動しててください」
P「分かった。服乾いたら戻ってきてくれ、たぶん魚釣ってると思う」
響子「さすがに……身体洗うのは別がいいですよね?」///
智絵里「一緒だなんて無理です……恥ずかしすぎます」///
ゆかり「百歩譲っても、汚れてドロドロの身体なんて見せられません」///
まゆ「でもPさんの裸体にはちょっと興味あるかも……」///
『まゆちゃん!?』
- 16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/22(火) 21:28:30.21 ID:Ofc1s/fJo
~6日目~
P「そろそろ魚も飽きてきた……肉か野菜が食べたい」
響子「一応魚はたくさん釣れるから食事の心配はないですけど……確かに他のものも食べたいですね」
まゆ「PさんPさん、大発見です!」
P「どうした!?」
まゆ「砂浜にイルカ……シャチ? よく分からないけどそーゆーのが打ち上がってます!」
P「動物性タンパクだ……コメント一覧
-
- 2014年07月22日 23:49
- まさかのヤンデレラガールズ
-
- 2014年07月22日 23:51
- なるほど…お城のような建物じゃなくてもいいのか…
-
- 2014年07月22日 23:52
- 無人島ですし、法は適用されませんね!許☆可します!
-
- 2014年07月22日 23:54
- 偶然にも茄子とほたると無人島に遭難して偶然にも暮らしやすい環境で偶然にもちひろさんと連絡がついて偶然にも帰るときにはさらに二人増えている、そんなssが読みたいです。
-
- 2014年07月22日 23:54
- オチが弱い
-
- 2014年07月22日 23:56
- タイトルの時点で嫌な予感はしてたけど、やっぱりこうなっちゃったかw
-
- 2014年07月23日 00:00
- キャラ選の時点で嫌な予感がしていたが、どうにかハッピーエンドに軟着陸したな
-
- 2014年07月23日 00:00
- オチがなぁ…
-
スポンサードリンク
ウイークリーランキング
最新記事
アンテナサイト
新着コメント
QRコード
スポンサードリンク